【期待ちゃん】という子供心
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期待ちゃん
いつもだれかや何かに
「期待」をする子供心さんは、
自分の期待にこたえてもらうのが
大好きです。
「こうしてくれないかなー」
「こうなったらいいなー」
と、わくわく期待しています。
そうして
相手が期待にこたえてくれたときは
とってもうれしいのですが、
相手の人もまた
自分の気持ちをもっているので、
それが同じ気持ちとは限りません。
相手の気持ちが
期待ちゃんの望みと違っていたときは
「期待はずれ」となり、
大きな悲しみや怒り、ガッカリで
傷ついてしまいます。
期待の気持ちって、
相手から返ってくるこたえが
期待どおりかそうじゃないか、
自分が傷つくかどうかが
相手次第になってしまうんです。
期待はずれが何度もあると、
期待ちゃんは
人を信じるのがこわくなったり
人をきらいになっていってしまいます。
「きっと私のことがきらいだから
期待にこたえてくれないんだ」
と想像して、
もっと傷ついてしまうかもしれません。
でも、それは悲しいことですよね。
だって、本当はそんな理由じゃないない
かもしれないのに。
「なんで期待にこたえてくれないの?」
と、相手のことをきらいになる前に、
「じぶんはどうしたいかな?」と
まずはあなたについて考えてみませんか?
「じぶんはこうしたい」がわかっていると、
相手が期待どおりでなかったときも
「あなたはこうしたいのね」と思えます。
それが、「尊重」という
人と繋がる時に大事な気持ちなんです。
「‥‥それって、
期待はダメだからあきらめなさい
っていうことなの?」
それでは期待ちゃんの気持ちは無視され、
ガマンすることになってしまいます。
そうではないから、大丈夫。
あなたも大切な感情の一つです。
「じゃあ、どうするの?」
あなたの中にいる大人心が、
子供心の望みを叶えてあげる人になるんです。
するとだれかや何かに求めなくても、
期待ちゃんの気持ちは
ちゃんと満たすことができます。
そしてこの気持ちが、
じぶんのことを大事に感じて
安心と信頼で満たされている
「自信」という気持ちです。
自信は、あなたの心の中にいる
大人心と子供心でできています。
あなたの心の中のふたりは、
今どれくらい満たされていますか?
ふたりが満たされると、
心から自分を信頼することができます。
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