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The Story of Doctor Dolittle から学んだ表現・スラスラ読むための表現



はじめに

 近くの本屋さんで洋書コーナーが特設されていました。The Story of Doctor Dilittleの宣伝用の文を読んで惹かれました。
→「著者ヒュー・ロフティングは第一次大戦に従軍中、働けなくなった軍用馬が殺処分されることに心を痛め、動物の言葉を話す物語を書きたいと思いました。」

この文を読んで、読んでみたいと思いました。

 英語圏に住む子ども用の物語、いわゆる児童書ですが。読み進めていくとまだまだ知らなかった表現がたくさんありました。
 英語表現・例文・★使われた場面・⭐️思いついたこと をまとめました。


この本から学んだ英語表現

(1) pilot bread またはhardtack「乾パン、(海軍の糧食だった塩味の付いていない種なしの固いビスケット)」
‘You must have plenty of pilot bread, ‘ she said - “hardtack” they call it.
「たくさんパイロットブレッド(乾パン)を持っていかなくちゃ。ハードタック(乾パン)とも言うかな。」

★場面 船でアフリカに行く前にオウムがドリトル先生に言った言葉。

pilot bread  ・ hardtack

(2) porpoise「ネズミイルカ」
(3) school「群れ」
And another time a whole school of porpoises came dancing through the waves.
「別の時はネズミイルカの大群が波をかき分けて踊りながらやって来た。」

★場面 ドリトル先生がアフリカに向けて航海中のできごと。

porpoise

(4)  in torrents「土砂降りで」
The wind howled; the rain came down in torrents; and the waves got so high they splashed right over the boat.
「風がうなり、土砂降りの雨が降り、波がとても高くなり船の上に水飛沫が襲った。」

アフリカまであと少し!

(5)  stowaway「密航者(ただ乗りをしようとして、船や飛行機上に隠れる人)」

stowaway

(6)  mumps「おたふく風邪」
Send your soldiers at once to open the dungeon door, or you shall have mumps before the morning sun has risen on the hill of Jolliginki.
「お前の兵士たちを急いで地下牢へ送り鍵を開けろ。さもないとジョリギンキ王国の丘に太陽が昇る前にお前におたふく風邪が襲うだろう。」


★場面 オウムが牢屋にいるはずのドリトル先生の声を真似て、王様に対していうセリフ。

mumps

(7) romp「跳ね回る、走り回る」
And he told all the animals to get out too and romp on the grass to stretch their legs.
「ドリトル先生は動物たちに、船から出て草の上で走り回って脚を伸ばすようにと言った。」

★場面 アフリカから家までの帰り道のある島で。

romp

(8)  piebald「まだら模様の」
Do you remember my aunt? - the long, piebald rat.
「ボクのおばさんのこと覚えてますか?長くてまだら模様のネズミなんですけど。」

★場面 ネズミがおばさんのことを覚えているかドリトル先生に聞く。

piebald

(9) jaundice「黄疸」
My aunt came to see you in Puddleby last Spring with jaundice.
「ボクのおばさんは去年の春、黄疸が出て先生に会いに来てるんだ。」

⭐️この本読んでると病気関係の英語も覚えられる。

jaundice

(10) この動物の名前がpushmi-pullyu
⭐️調べると日本語訳が2つあるみたい
「オシツオサレツ」「ボクコチキミアチ」
日本語訳深いなぁ…

pushni-pullyu

(11) fidgety 「そわそわした、落ち着きのない」
Sh!  Make that fidgety pig keep still.
「しーっ!あの落ち着きのないブタを静かにさせてくれ」

⭐️今度、noisyを使わないでfidgetyを使ってみよ。

fidgety

(12) pewter「しろめ」※ 昔からヨーロッパで利用されてきた金属の名称。錫(スズ)を主成分としてアンチモン、銅などを加えた合金。

Pewter jugs of all sizes hung from wooden pegs.
「あらゆる大きさのしろめ製のジャグが木製のフックに掛けてあった。」

pewter jug


(13) giddy「めまいがする、目の回るような」
The smell makes me giddy.
「このにおい…めまいがする。」

★場面 ブタのガブガブが海賊船の中でラム酒のにおいを嗅いだ。 

giddy

(14) at someone’s heels「〜のすぐあとについて」
The Doctor ran behind the dog, close at his heels -till he was terribly out of breath.
「ドリトル先生はイヌのすぐ後ろをついて走り、ひどく息を切らした。」

★heelがかかとだから覚えやすい

at someon’s heels

(15) bureau drawer「引き出し、寝室用たんす」
(16) drafty「すきま風の多い」
The mice said the bureau drawer was drafty.
「ネズミたちは、引き出しはすきま風が多いと言ってた。」

bureau drawer


おわりに

 船でアフリカまで波乱万丈な旅をするドリトル先生と動物たち。読んでいると、自分まで旅をしている気分になりました。動物に優しいドリトル先生を好きになりました。周りの人間には理解してもらえずに途中で何度も貧乏になり、お金の問題にぶつかりますが、決してドリトル先生はお金儲けをするために働いているわけではありませんでした。動物たちのことを考えて、一生懸命病気や怪我を治そうとしていました。そのうちに動物たちの間で良い噂が噂を産んで世界中に良い評判が知れ渡りました。結果的に、富と名声を得る姿に学ぶことが多かったです。

個人的に心に刺さったドリトル先生の名言

'Money,' he said, 'is a terrible nuisance.  But it's nice not to have to worry.'


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