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「英語学習のやる気スイッチ」について私なりに考えてみた

こんにちは、ミントです!

私はこのごろ、英語に興味がないわけではないけど自分から積極的に学ぶほどではないという感じの「小学生女子」に、英語の授業をしています。

小学校の授業って1コマ45分くらいだったように記憶していますが、私が担当するのは1回あたり90分。

大人の私でも「ちょっと長いな」と感じるのに、子供の集中力を保つのは本当に難しいです…

最初の頃はこれまで使っていたというテキストをベースに、アルファベットの文字を書く練習をしていたのですが、明らかに気が乗らない様子。

元々おしゃべりが大好きなので、1文字書き終わるとすぐに自分の興味があることを延々と話し続けるんですね。

こちらが止めない限り、本当にずっと(笑)

周りに他の生徒さんたちがいる手前、声のトーンや話題が気になりながらも私は彼女の「興味があることへの熱意」にいつも関心していました。

一方で興味が持てないことに取り組むのはかなり苦手で、

・すぐ自分の話を始める
・ねぇ休憩ないの?あと何分?と時計を見てため息をつく
・ウロウロと歩き回る
・英語やめたいと言う

といつもこんな調子です。

私には幼稚園に通う息子がいますが、好きなことは進んでやるけど、気が乗らないことをさせるのは至難の業だという点では全く同じ。

やっぱりそうなるよな〜と納得しました。

小学校に上がれば苦手な科目があっても避けて通ることはできませんが、「やりたくないけど、やらなきゃダメだよね」と理性で自分をコントロールできるようになるにはまだ時間がかかるお年頃です。

でも私としてはここで英語嫌いになってほしくないのです!

英語ってもっと楽しいものなのに、アルファベットを書くとか退屈な作業から入って「つまらない科目」だと認定されたくない。

そんなわけで、この生徒さんのやる気を引き出すためには彼女の興味関心をうまく使わない手はないと考えました。

レッスン中の雑談で、普段どんなことをして遊んでいるのか?何してる時が楽しいのか?をまずはリサーチ。

(といっても、向こうから教えてくれるので私は聞き役に徹底すれば良いのですが…)

楽しくゲームをしていただけなのに気がついたらアルファベット(AtoZ)が読み書きできて、わかる単語が増えている、という状態を目指そうと思いました。

そこで私が考えたのは、

・英単語カード(one~tenまでを並べるゲーム)
・アルファベットビンゴ
・アルファベット順に線を結ぶと絵が完成
・英会話作文カード

何に興味を持つか分からなかったので、色々仕込みを行いました。

そしてついに先日、90分という授業中に一度も席を立たず、私が用意したゲームにすごい前のめりに参加してくれて「これ楽しい、またやりたい」とのお言葉をいただいたのです!!

彼女曰く「これまでの先生の授業では、あれやってこれやってと一方的に言われるのが嫌だと思っていた」とのこと。

私はそれを聴き、自分の息子に対する接し方を思い返して耳が痛かったのですが、指示とか命令(あと不安を掻き立てるような脅し)で勉強へのやる気を引き出すのは不可能なのだと改めて感じました。

私は、楽しいゲームだけで英語が習得できるとは微塵も思っていません。

単語を覚えるとか文法を学ぶといった、退屈で逃げたくなる「試練の時」は必ずやってきます。

でもその時に「英語の楽しさ」を知っていれば、英語そのものに嫌悪感を抱くことはないのでは?と思うんです。

彼女が中学生になって本格的に英語を授業として学び始める前に、英語の楽しい側面をたくさん知ってもらいたいというのが私の思いです。

これは子供だけでなく、大人の英語学習にも大いに言えることだと思っていて、長距離マラソンである「英語学習」をどうやって続けるかと言うと、試練と楽しさのバランスをうまく取ることだと思っています。

そして今回、好きなことを英語に結びつけることの効果を実感できたので、今後もあの手この手で英語を好きになってもらえるように頑張りたいと思います!





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