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第27回 一般動詞の現在形②
みなさん、こんにちは。
英文法学び直しCafeへようこそ。
The early bird catches the worm.
早起きは三文の得。
(直訳:早く起きる鳥は虫を捕まえる)
前回は一般動詞の意味と、
現在形の意味について
学びましたね。
今回は、
一般動詞の現在形の
かたちを学んでいきましょう。
☆これまでの復習☆
一般動詞とは、ふつうの動詞のことです。
go(行く)、see(見る、会う)、
eat(食べる)、make(作る)など、
ほぼ全ての動詞が一般動詞です。
be 動詞以外の動詞はすべて、
一般動詞です。
一般動詞と be 動詞では、
疑問文や否定文の作り方も
全くちがいます。
動詞に「 s 」を付けるとき
一般動詞の現在形は、
基本的には原形と同じです。
動詞の形が変わることを、
動詞の「活用 (かつよう) 」といいます。
活用する前の、もとの形のことを、
「原形 (げんけい) 」といいます。
go(行く)、see(見る、会う)、
eat(食べる)、make(作る)など、
基本的には、そのままの形で
現在形として使えます。
ただし!
主語によっては
動詞の語尾に「 s 」などが
付きます。
これを、
「三単現(さんたんげん)の s 」
といいます。
「三単現 」とは、
「三人称単数現在」のことです。
まるで呪文のような
文法用語が登場しましたね。
三人称単数についての
くわしい解説は
次回にするとして……。
とりあえず今回は、
主語が he / she / it のときは、
動詞に 「 s 」が付く!
ことだけ覚えれば
OKです!
「 s 」の付け方は?
さて、
一般動詞の現在形に
「 s 」を付けるときには、
付け方にいくつかのパターンが
あります。
① ふつうに「 s 」を付ける動詞
② 「 es 」を付ける動詞
③ 「 y 」を「 i 」に変えて
「 es 」を付ける動詞
④ 特殊な変化をする動詞
1つずつ、見ていきましょう。
① ふつうに「 s 」を付ける動詞
多くの動詞は、
語尾に「 s 」を付けるだけで
良いです。
(例) see(見る) → sees
eat(食べる) → eats
make(作る) → makes
live(住む) → lives
簡単ですね。
ちなみに発音は、
sees(スィーズ)、eats(イーツ)、
makes(メイクス)、lives(リヴズ)
となります。
語尾の発音が
「ス」、「ズ」、「ツ」と
さまざまですが、
これについては
また今度、解説しますね。
② 「 es 」を付ける動詞
動詞の中には、
「 s 」ではなく「 es 」を
付けるものもあります。
「o」、「s」、「ch」、「sh」、「x」
で終わる動詞には、「 es 」を付けます。
(例) go(行く) → goes
cross(交差する) → crosses
catch(捕まえる) → catches
wash(洗う) → washes
mix(混ぜる) → mixes
なぜ、これらの動詞には
「 s 」ではなく「 es 」を
付けるのでしょうか?
それは、
発音しやすいからです。
第9回でも解説しましたが、
「o」、「s」、「ch」、「sh」、「x」の
うしろに「 s 」が付くと、
×gos(ゴス! ← お相撲さん?)
×crosss(クロススス ← s 多過ぎ)
×catchs(キャッチュス ← 舌かみそう)
×washs(ワッシュス ← つば飛びそう)
×mixs(ミックスス ← 前歯で息が詰まる)
子音字(しいんじ)が連続し過ぎて
とーっても発音しづらい!
「子音字」とは、
「a / i / u / e / o (あ/い/う/え/お)」以外の
文字すべてのことです。
英語のアルファベットは26文字ありますから、
「a / i / u / e / o」を除いた21文字が、子音字です。
なので、
「 e 」という
母音字(ぼいんじ)を足して
「 es(イーズ)」という
発音にすることで、
言いやすくしているんですね。
※「 o 」で終わる動詞の場合は、
発音が独特です。
goes(ゴウズ)、does(ダズ)など。
みなさん、ちょっと口に出して
言ってみましょう。
↓
goes(ゴウズ)
crosses(クロスィーズ)
catches(キャッチーズ)
washes(ワッシーズ)
mixes(ミクスィーズ)
どうですか?
言いやすいですよね?
「 s 」か「 es 」かで迷ったら、
まず口に出してみて、
発音しやすい方を選ぶと
良いですよ。
③ 「 y 」を「 i 」に変えて「 es 」を付ける動詞
「子音字(しいんじ)+y」で終わる動詞は、
「 y 」を「 i 」に変えて、「 es 」を付けます。
これも第9回で解説しましたね。
動詞の場合も、同じです。
(例) study(勉強する) → studies
fly(飛ぶ) → flies
cry(泣く) → cries
のように、
「 y 」を「 i 」に変えて「 es 」を付けます。
※発音メモ: studies(スタディーズ)
flies(フライズ)
cries(クライズ)
ここで、みなさんに
クイズです!
★Quiz(クイズ)★
play(遊ぶ)に「 s 」を付けるとき、
「 y 」はどうしますか?
「 i 」に変えて「 es 」を付けますか?
それとも……。
↓
正解は、
「 y はそのまま残して
s を付ける」
でしたー!
plays となるんですね。
なぜでしょう?
それは、
「 y 」 の前が母音字だから!
play の場合、
「 y 」 の前は「 a 」ですね。
「 a 」は母音字。
= 「 a 」は子音字ではない!
だから、
「 y はそのまま残して
s を付ける」んですね。
まとめると、こうなります。
語尾が y で終わる動詞に
「 s 」を付けるときは、
y の前が母音字なら
y はそのままで s を付ける。
y の前が子音字なら
y を i に変えて es を付ける。
④ 特殊な変化をする動詞
have(持っている)という動詞に
「 s 」を付けるときは、
「 has (ハズ)」 になります。
「× haves」ではないので、
注意しましょう。
ここまで、
一般動詞の現在形に
「 s 」を付ける方法を
学んできましたね。
(三単現の s )
せっかくですから、
みなさんも実際に
動詞に「 s 」を
付けてみましょう!
★練習問題★
次の一般動詞に「三単現の s 」を
付けてください。
(正解は、下にあります。)
1.read(読む) →
2.teach(教える) →
3.enjoy(楽しむ) →
4.help(助ける) →
5.try(試す) →
↓
↓
↓
正解は、1.reads 2.teaches 3.enjoys
4.helps 5.tries
でしたーーー!
全問正解の方は、
おめでとうございます!
間違えた方も、
お疲れ様でした!
人間は失敗から学ぶ生き物です。
語学は、たくさん失敗しながら
上達するものです。
まちがえたところを
しっかり復習することで、
まちがいがチャンスに変わります。
紙にペンで手書きすることで、
脳に記憶が残りやすくなりますよ。
どんどん書いて、
どんどん覚えましょう!
みなさん、今日もお疲れ様でした!
今回は、
「三単現の s 」の付け方について
学びましたね。
次回は、
「そもそも三単現って何?」
という話をします。
また読んでいただけたら嬉しいです。
みなさんのスキやフォローが
私の励みになっています。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
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