【連載】#7 会社を辞めて旅に出た話(バックパッカー)
パクセー(ラオス)
2015/10/28
パクセーはラオス南部タイ国境付近に位置するラオス第三の街だ。
バンコク北バスターミナルから夜行バスで13時間程、値段は900バーツ(3000円くらい)。
乗客はほとんどラオス人のようだ。
道は平らなので振動は少ない。
朝、9時頃パクセーに到着した。
バスを降りて市内中心へ向かうトゥクトゥクに乗る。
乗る前に値段を聞いて、ラオス人と同じだと言われたので乗るが、これが間違いだった。
中心部までは8キロだという。
つきそうになったので、値段を聞くと30万キープだという。
日本円で4500円くらい、そんなばかな。
8キロだといってもせいぜい高くても4、5万キープだろう。
安全に解決したいのでとりあえず、ゲストハウスまで連れて行ってもらう。
そして、宿の人に相場を確かめてから払いたい。
私「ホテルで確認してくるからちょっと待ってて」
運転手「これから空港にいくから待てない」
私「3分で終わるから」
運転手さらにごねる。
私「じゃあ払わない」
運転手「じゃあ10万でどう?」
私「なんでいきなりそんなに安くなるんだ!おかしいだろ、でもまだ高い。うそをつくんじゃない」
そして、5万にさがったのと、もう関わりたくなかったので、それを渡して去る。
後で分かったが、これでも2万ぼられている。
おそらく外国人への相場は3万だ。
またしても失敗した。
それにしても10倍もふっかけてくるなんて・・
パクセーは居心地の良い素敵な街だ。
市場も面白い。
近くにはメコン川が流れ、車も多すぎない。
日本の援助で作ったメコン川に掛かる橋はとても立派だ。
大きな市場は見ごたえあり、レストランもほどよくある。
隣の村のチャンパサックには世界遺産の遺跡、ワットポーがある。
二日目に宿であった日本人男性とともにバイクで遺跡の観光をした。
もうちょっとゆっくりしていてもよかったが、特にイベントもなさそうなので、翌日、東のアタプーという街に向かう。
そこで滞在した後、ベトナム国境を目指す。
アタプーへ行く
2015/10/28
パクセーから東へ距離で100キロほどの街アタプーへ向かう。
山を迂回していく道なので時間は5時間ほどかかる。
アタプーは小さいが周囲を囲むように流れる川が素敵な街だ。
かなり田舎なのでここまで来ると他の旅行者はいない。
この街からベトナム国境までは100キロ程なので、ベトナム語表記の看板も増え、ホテルやレストランもベトナム人が営業するところが多い。
田舎へ来るとトゥクトゥクやバイタクをあまり見かけないので移動は全て徒歩だ。
バイクで旅行していればもっと自由に動き回れるのだが、山道で故障したときのことを考えると少し怖い。
この街はホテルの従業員ですら英語が全く通じないので、少しだけ覚えたラオ語を試してみるのは面白い。
買い物の際には必ずラオ語での数字の発音を明確に教えてもらうことにしている。
これを繰り返していけば少しづつ覚えられる。
一万はシッパン、二万はサオパン、三万はサムシッパンという感じ。
簡単な挨拶も覚えてきたので、さらに疑問視を覚えれば簡単な会話ができそうだ。
もっとラオスにいたいところだが、次は国境を越えてベトナムのコンタムへ向かう。
ベトナムへ
2015/11/01
ラオスのアタプーからベトナムのコンタムまでは東へ200キロくらいだろうか。
バスは午前11時頃に出発し、2時間くらいで国境を越えて、ベトナムへ。
料金は500円ほど。
バスの乗客はほとんどベトナム人のようだ。
陸路国境越えの際は賄賂を求められることがあると聞いたことがあるが、今まで越えてきた国境で賄賂を求められたことはない。
今回も求められることなく入国出来た。
↓イミグレ
国境を越えてから3時間程でコントゥムという町へ着いた。
コントゥムは大きな町で車とバイクの交通量も多い。
ラオスの首都ビエンチャンと同じかそれ以上の交通量はありそうだ。
宿もたくさんあるので、見つけたところに宿泊し、明朝には東岸の街、ダナンへ向かう。
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