毎日読書メモ(254)樋口毅宏さん@ハイシスタ(Hi Sista)オンラインイベント
昨日(2022/2/20)、朝日新聞Hi Sistaのオンラインイベントで、樋口毅宏さんのトークライブを聴いた。
オンラインイベント「『普通』にさようなら ~パートナーシップとルッキズム~」第1回「今とこれからのパートナーシップ」
朝日新聞記者田中ゑれ奈さんが進行役。妻三輪記子さんとの出逢いから、結婚、出産、家庭内での役割分担等。内容的にはずっと、cakesの「Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜」を読んでいたので、そんなに新しい発見はなかったかな。しかし、ずっと、言葉が出てこなくて悩まれていた息子さん、表出性言語障害という診断名が付いたが、樋口さんのたゆみない努力で、少しずつ言葉が出てくるようになり、今年の春からは小学校の一般学級に入学を予定していると聞いて、明るい気持ちになった。
夫婦同姓問題への突っ込みへの返しがちょっと甘かったのが気になったが(自分的には入籍にはこだわらないが、記子さんの所属芸能事務所からの強い要請で入籍することとなり、その際には特に葛藤なく樋口姓を選んだ模様)、フラットな夫婦関係の在り方は、ずっと読んでいた育児日記そのままで、好感の持てるものだった。
妻と知り合ったきっかけが、樋口さんの『タモリ論』(新潮新書)を読んで、記子さんがTwitterの実名アカウントで絶賛しているのを発見し、樋口さんが三輪さんの所属弁護士事務所に著書を送ったことだとか。
で、わたしが樋口毅宏という小説家を知ったきっかけを、昔の読書メモを発掘して見つけ出す。なんとわたしもTwitterでした。
2012年2月に、樋口毅宏『さらば雑司ヶ谷』(新潮文庫)を読んだ時の読書メモ:新潮社ツイッターで取り上げられていたのをきっかけに読む。おお、なんとぶっ飛んだ、爽快かつ暗鬱な物語! こういう物語を思いつき、構築できるのは幸せだろうなー、と思う。文庫になったので買って読むことが出来たよ。
上記cakes連載は単行本化されていないが、その前に「週刊新潮」で連載していた部分は『おっぱいがほしい!: 男の子育て日記』(新潮社)として単行本化されている。
家庭内役割分担論とBLを掛け合わせた『東京パパ友ラブストーリー』(講談社)も、cakesで連載されていた時に読んだ。いろんな人生があることを容認できる社会になっていく願いがこもった一冊。
また樋口さんの子育て日記も読みたいな。
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