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リモートワークで支える「エネチェンジ」のサービス品質 データ管理者の責任感とキャリアアップ

電気やガスの見直しに役立つサービス「エネチェンジ」をご存知でしょうか?ユーザーが最適な電力会社とその料金プランを選べるように、エネチェンジ事業部では、数百もの電力・ガス会社の膨大なデータを正確に管理しています。データ管理を支え、サービスの根幹を担っているのが秋山さんです。彼に責任感とやりがい、またリモートワークでの働き方について話を聞きました。


サービスの根幹を支えるデータ管理


――秋山さんが行う「データ管理」の業務内容を教えてください。

秋山:電気とガスの比較サイト「エネチェンジ」では、膨大なプランの情報とユーザーの利用状況などをもとに、料金シミュレーションをしていて、未来の料金を予測することで、最適なプランを見つけることができるサービスになっています。僕はそのシミュレーションに必要な、プランや電力・ガス会社の情報を正しく管理と更新をして、ユーザーが安心できるサービスを作っています。

――電力料金プランのデータを「正しく管理」というのがポイントになりそうですね。

秋山:扱う情報の中には各社のプラン料金の単価も含まれているので、1円でも間違えると、シミュレーションに大きな影響を与えてしまいます。会社が出している重要事項説明書・約款と公式サイトの情報をもとに料金や契約条件を精査してから、正確な情報としてデータ表で整理・管理・更新をしています。

――数百の電力会社には、それぞれ複数の料金プランがあり、さらに契約アンペア数などでも異なる契約形態があります。数えきれないほどのデータ量になると思いますが、「エネチェンジ」ではどのようにして、それらの情報を収集し、掲載しているのでしょうか?

秋山:掲載には複数の入り口があって、取引のある電力会社の情報は、エネチェンジ事業部の担当営業から、掲載に必要な情報をもらって整理します。ほかにも、例えば、定期的にネームバリューや需要の高い電力会社の情報を確認していて「このプランは掲載した方がいいな」というのが出てきたら、必要な情報をインターネットから探し出して、掲載準備をします。


サービスの品質を守る最後の砦 最終的には目視で確認


――データ管理のディレクターである秋山さんが、表に入力されたデータや、エンジニアによるテスト結果に間違いがないか、確認しているんですよね?

秋山:そうですね、データ入力をする際に、例えば東北電力の料金プランを入力しているのに、うっかり北海道エリアの料金を入れてしまうこともあるんです。そういった小さなミスでも、間違った情報がそのまま反映されてしまうと大きな問題になるので、僕は最終的にすべてのデータを目視で確認して、ミスがないかをチェックする役割を担っています。

――ひとつひとつ目で見ているとは驚きです。ただ、数万行が複数列ある表の目視確認は、どこを見ているのかわからなくなりそう…

秋山:そうなんですよね。はじめは会社から借りていたモニター(27インチ)を使っていたんですけど、管理しているスプレッドシートのデータ量があまりに多くて一度に見られませんでした。そこで、モニター2台を使ってみたのですが、画面の切れ目で行がずれてしまいミスに繋がったので、これもダメだと。今は、ウルトラワイドモニターを使って対策しています。横にスクロールしなくてもシートの端まで見られるので、すごく良いんです!
(ENECHANGEではリモートワークの環境を最適に整えるため、ひと月5000円の在宅勤務手当が支給されています。)

秋山さんが使用している34インチのウルトラワイドモニター


緊張感を持ち続ける仕事のやりがいと責任感


――データ管理の中で、秋山さんがやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

秋山:新規掲載が、サイトに問題なく反映されていることを最終確認できたときですね。ほんの少しのミスも許されない厳しい状況で、いろんな情報をチェックして進めていくので、ほっとする気持ちと嬉しさがこみ上げてきます。

――緊張感があるからこそ、やりがいを感じる場面に繋がってくるのですね。

秋山:管理しているデータは、シミュレーションの根幹にかかわるので、常に神経を尖らせていないといけません。1つのミスがユーザーの試算に影響を与えて、実際の料金と乖離を生むと、結果的には数万円もシミュレーションが変わってしまい、サービスの品質にかかわります。データ管理の仕事は、そういう緊張感を常に持ち続けていなければいけないなと思っています。そしてこの緊張感は手放してはいけなくて、ある意味乗り越えてはいけない部分だと思っています。

――秋山さんの責任感の強さの理由が分かったように思います。


リモートワークの孤独を感じさせないチーム力


ここからは同じサービスチームで、入社直後から秋山さんをサポートしていたⅠさんもインタビューに加わります。
(本人の希望によりIさんの名前と顔は非公開としています。)

――苦労もありながら業務を推進し続けられる秘訣を教えてください。

秋山:ENECHANGE(エネチェンジ)の「良いところも悪いところもオープンに話しましょうね」という社風の影響が結構大きいです。僕はフルリモートなのでSlack(ビジネスコミュニケーション用のチャットツール)でのコミュニケーションが多く、困ったときや誰かに相談したいときは、チームメンバーや他のチームの人もいるようなオープンなチャネルで発言します。そうすると、いろんな人からアドバイスをもらったり、励ましのスタンプを押してもらったり。そのおかげで、フルリモートにありがちな孤独を感じずに「チームで働いているな」と実感がわきますし、モチベーションが保たれています。

――Ⅰさんから見て、秋山さんのコミュニケーションにはどんな特徴がありますか?

Ⅰ:Slack上だと、絵文字がついていなかったり文字だけだったりすると、少し冷たく感じてしまうことがあるかもしれませんが、秋山さんは全然そんなことがなくて、誰と接していても優しさが溢れるテキストを書いてくれます。文章も整理されていて、さらに「僕の認識が違っていたらすみません」のような気遣いの一言も入っていて、秋山さんと一緒に仕事をする人はみんな円滑にコミュニケーションがとれています。

――入社直後から現在も、秋山さんにとってⅠさんは先輩として、良き相談相手なんですよね。

秋山:最初のころは1on1を頻繁にしてくれましたし、エネルギー業界未経験者でもわかるような言葉に言い換えられたチェックシートを作ってくれました。毎日「Ⅰさんこれって何ですか?」って聞いても嫌な顔をしないし、些細なことでも「聞いても大丈夫なんだな」と思える環境づくりをしてくれたIさんの存在が大きいですね。一生感謝します。

フルリモートでも信頼関係を築いているIさんと秋山さん


未経験で飛び込んだデータ管理の業務 入社のきっかけ


――秋山さんのENECHANGE入社の経緯を教えてください。

秋山:以前は東京電力のカスタマーセンターの運営をしている会社で、業務改善や数値管理などを担当していました。エネルギー業界の経験も活かしつつ、内側のサービスづくりという新しい職種に挑戦したいと思い、地方に住んだままリモートワークができるENECHANGEに入社しました。

――前職でマネージャーを務めていたにも関わらず、ENECHANGEでは最初に契約社員(Aロール)を選んだのはなぜですか?

秋山:経験がないところでどれぐらいできるかもわからないので、僕自身、試してもらう期間があった方が良いなと思いました。

Ⅰ:秋山さんは自分の業務に責任感があって、細かい所まで、時間をかけて丁寧に見られるので、適性があってすごく向いていると思います。ちょうど入社される前に東京電力が値上げを発表して、新電力も値上げが続いていくようなころで、チームとしてとても大変なときだったんですけど、秋山さんが入って、すぐに適応してくれたおかげで乗り越えられました。


契約社員から正社員へ 入社7か月で迎えた変化


――入社から7か月で正社員(Gロール)にキャリアチェンジされたきっかけを教えてください。

秋山:入社から3か月ほど経ったとき、上長との1on1で「今後どんな役割を果たしていきたいか」を聞かれても、目の前のことに精一杯で、明確にキャリアについて考えられていませんでした。ただ、経験値が不足している自覚があったので「経験できることは少しでもして、できることを増やしたい」とお話ししました。そこで、ディレクターの役割に挑戦し、正社員としてコミットしようということになりました。

――ロール変更して正社員となり、どんな変化がありましたか?

秋山:期待される役割や業務への向き合い方の視点が変わったと思っています。契約社員(Aロール)のときは目の前の業務に集中して、Iさんに協力を仰ぎながら、何とか完遂する、というところまでが役割だったと思うんです。それが正社員(Gロール)になって、自分の業務がENECHANGEのMission「エネルギーの未来をつくる」にどう繋がるのかを逆算して、主体的に行動しなければいけない、と実感しました。

――今後のキャリアにおける目標を教えてください。

秋山:今でも明確に「こうなりたい」というよりも、今の役割をきちんと果たすところが目先の目標ですね。電力業界は変化が激しいので、新しい制度や政策にもいち早く対応して、最新の情報をわかりやすく反映したサービスづくりをしていきたいです。そのためのサービス改善や新しい機能の導入に取り組んでいくことでディレクターとしてスキルアップしたいです。

フルリモートでもキャリアアップが叶う


ENECHANGEでは恒久的にリモートワークを導入しており、フルリモートでもキャリアに影響はありません。多くの社員がリモート環境で成果を上げ、キャリアアップを実現しています。働く場所に縛られず、自己成長を追求できる環境が整っているため、高い意識で自己研鑽を続けたい方にとって最適な職場です。
ご興味がある方は、ぜひ採用情報をご覧ください。
https://herp.careers/v1/enechange


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