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部屋のなかの部屋(終)

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非常時、部屋のなかに閉じこもって、言葉が枯れていく部屋のなかで、詩や生活のことを考える。 コロナ禍で自宅待機中に書いた日記です。
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#詩

#49 河村隆一と推理小説

河村隆一を聴いている。 河村隆一をずっと聴いていたのは大学一年生のときだった。十何年もま…

#48 「第三十二回文学フリマ東京」 出店決定

本日、「第三十二回文学フリマ東京」への出店申込みを完了させた。 2020年の年末に出店するこ…

#47 Tokyo Walker2 さくらだもん。

一日中ZOOMの画面のなかにおさまり続ける姿勢で息を止めている。ZOOMをとじた瞬間に息を吐くと…

#46「季刊びーぐる」第50号 入選作「ただいま」

「季刊びーぐる」の第50号に「ただいま」という詩が入選した。 相性の問題なのかわからないが…

#44 はじめて、メダルをもらう。:「文芸思潮」現代詩賞

いつのまにやら2021年を迎え、早くも一月が終わろうとしている。 1月の緊急事態宣言後は再び…

#43 ひさしぶりにエヴァQを見た話

※本稿には「エヴァQ」のネタバレを含みます。 真夜中に「新劇場版ヱヴァンゲリオン:3.0」(…

#42 どうして、こんなところに。

ずいぶんと時間が経ってしまった。 毎日記事を更新していた時が懐かしい。自粛中のあのときにすでに想像はしていたことだ。あれは、いったいなんだったのか。あの時間は、いったいなんだったのか。人生のなかで、ふと訪れたオアシスのような時間だった。いまでも不思議なくらいにしっかりと生活していた。 それが。 再び、通常通りの仕事に戻って、日々を過ごしはじめたら、間違えて乗ってしまった特急電車のように全然駅に止まってくれない。気付いたら遠くまで、長い時間をかけて来てしまって、しかも満員

#41 いつまで異世界で転生してんの?

今日は異世界転生アニメの話。 シーズンごとにアニメはほとんど録画して、食事のときに一話ず…

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#40 詩「One Week」

今日は金曜日。 仕事を終えてから、何キロも歩いて美容室まで行った。ずっと切っていなかっ…

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#39 やる気を出す方法

やってのける力。 もともと自分で生活のリズムを決めて、その通りに動くというのは小さい頃か…

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#38 いま、取り組んでいること

「現代詩手帖」の6月号を読んだ。 今年の「現代詩手帖」の装幀はとてもかっこいい。全部買っ…

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#37 いつのまにかぼくたちはメディアの言葉で話すようになって、めまぐるしい日々を過…

一歩進んで二歩さがる。 刻一刻と、見える風景が変わる。緊急事態宣言が解除されるときの感情…

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#36 再び、詩的生活

何事もなかったようだ。 緊急事態宣言が解除されてから1週間ほどが経とうとしている。ぼくの…

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#35 反対の部屋

#反対します。 今日は仕事で大きな会議があった。事前に資料が送られてきて、読んでみると仰天するような内容が書かれていた。こういう時代なので、考えるのは大変だったろうという気持ちは当然あるが、これではいけないと思って、事前に意見書を提出した。 もともとぼくは、あまり全体の前で意見する方ではない。もちろん、いつも思うことがないではないし、意見したくてうずうずすることもある。しかし、今回ばかりは言わないとこのままだ、という危機感があった。 それはさながら、現政権が「検察庁法案