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部屋のなかの部屋(終)

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非常時、部屋のなかに閉じこもって、言葉が枯れていく部屋のなかで、詩や生活のことを考える。 コロナ禍で自宅待機中に書いた日記です。
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#文学

#41 いつまで異世界で転生してんの?

今日は異世界転生アニメの話。 シーズンごとにアニメはほとんど録画して、食事のときに一話ず…

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#40 詩「One Week」

今日は金曜日。 仕事を終えてから、何キロも歩いて美容室まで行った。ずっと切っていなかっ…

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#39 やる気を出す方法

やってのける力。 もともと自分で生活のリズムを決めて、その通りに動くというのは小さい頃か…

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#38 いま、取り組んでいること

「現代詩手帖」の6月号を読んだ。 今年の「現代詩手帖」の装幀はとてもかっこいい。全部買っ…

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#37 いつのまにかぼくたちはメディアの言葉で話すようになって、めまぐるしい日々を過…

一歩進んで二歩さがる。 刻一刻と、見える風景が変わる。緊急事態宣言が解除されるときの感情…

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#36 再び、詩的生活

何事もなかったようだ。 緊急事態宣言が解除されてから1週間ほどが経とうとしている。ぼくの…

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#35 反対の部屋

#反対します。 今日は仕事で大きな会議があった。事前に資料が送られてきて、読んでみると仰天するような内容が書かれていた。こういう時代なので、考えるのは大変だったろうという気持ちは当然あるが、これではいけないと思って、事前に意見書を提出した。 もともとぼくは、あまり全体の前で意見する方ではない。もちろん、いつも思うことがないではないし、意見したくてうずうずすることもある。しかし、今回ばかりは言わないとこのままだ、という危機感があった。 それはさながら、現政権が「検察庁法案

#34 人を苦しめようと思って、詩を書いている。 -野々原蝶子さんとの対話-

昨夜は詩人の野々原蝶子さんとお話をした。 野々原さんは昨年、詩集『永遠という名のくじら』…

#32 プチミニマルな部屋

しっかり休む日。 ようやく休みの日になった。変わらず朝8時のZOOM会議だけには参加して、あ…

#30 再び、疲れている部屋

疲れがたまっている。 この一か月ほどは、おそらくかつてないほどに充実し、健康に過ごしてい…

#29 私の頭の中まで入ってきた泥棒の部屋

韓国の詩を読む。 「愛の不時着」を見て以来、韓国愛が高まっている。いまは仕事が増えてきた…

#28 狂った水の部屋

浅蜊の砂抜きをする。 これは昨日の話だが、おそらく、自分で浅蜊の処理をするのははじめてだ…

#27 追い込み漁の部屋

資生堂の「花椿」に投稿した。 今日の午前9時までが締切だった。まえから投稿しようとは思っ…

#26 部屋のなかの部屋

今日も詩を書く。 日曜日だが、午前中から仕事をする。15時ごろに一段落して散歩に出かける。ついでに書き途中の詩も持っていく。最初は印刷した紙を折りたたんで持っていこうとしたが、この際だからとiPadを持っていく。 今日はあまりいい天気ではない。どんよりとした雲が空を覆っている。ムードを出すためにイヤホンをつけて、音楽を聴く。生活に音楽が必要なのは、ストレスと関係がある。 人はストレスがたまると貧乏ゆすりをしたり、指で机をポンポンしだしたり、ボールペンをカチカチさせたりし