私は大きいらしい。
お疲れ様です。
ゆうきです。
私はやり投げを高校から始め、大学の4年生までやっていたのですが、最後の全日本インカレにて、前十字靭帯断裂と半月板の損傷という大怪我をし、競技人生を終えました。
半月板の手術はすぐにしたのですが、前十字靭帯は生活に支障があれば再建するということで、大学院生の1年時の夏に手術を受けました。
前十字靭帯の再建手術は、半腱様筋という太もも裏の腱を摘出し、それを前十字靭帯として再建するというもので、今までの人生で1,2位を争う痛みでした。
ここから本題に入るのですが、入院中の生活というのはなかなか不便で、自分でトイレに行くことができず、尿瓶でトイレをしないといけませんでした。
ただ、尿瓶でトイレをしようにも、ベッドの上では体が拒否して、なかなか尿が出てきてくれません。
そこで私はひとついいことを思いつきました。それは、極限までトイレを我慢すれば勝手に漏らす要領で尿瓶でトイレができるのでないかということです。
今思えばとんでもないアホですよね。私はトイレをすることを諦め、とにかく我慢をしまくりました。
どれくらい我慢したのかははっきり覚えていませんが、もう我慢の限界になり、漏れそうになったので尿瓶を用意し、トイレをしようとしました。しかし、私の意思とは反して、尿は私から離れるのを嫌がります。
長い時間、共にしたことで私に愛着が沸いてしまったのでしょうか。
もう我慢もできないし、尿も出ない。これは自分ではどうにもできないということで、私はナースコールを押し、看護師さんに助けを求めることにしました。
看護師さんがすぐに部屋に来てくれ、事情を伝えると、ひとまずエコーで尿がどれだけ溜まっているのか、測るということになりました。
看護師さんが私の膀胱にエコーを当て、尿の量を計測していると、看護師さんが驚きの声を出すのです。
私は何がありましたか?と看護師さんに聞くと、「こんなに尿が溜まっている人を初めて見ました。普通の人の2倍尿が溜まっています。」と言われたのです。なんじゃそりゃ。
これは相当辛いでしょうということで、本来安静にしていないといけないので、ベットからは起きられないのですが、特別トイレに連れて行ってもらい、無事、尿とさよならをすることができました。
どうでもいいですが、私は膀胱が大きく、人の2倍尿をためられるそうです。その割には最近トイレが近いぞ。年には勝てないのか。もしかすると小さくなってしまったのかもしれません。