23年10月の短歌
ジャネーの法則によると、一年の体感時間は年とともに短くなり、人生の半分は19歳あたりにあるらしい。18歳まで住んだ団地の記憶の存在感が、やたらと大きいのはそのためだろうか。
新しい、初めての体験をすることで、今の体感時間を伸ばすようにジタバタしている今日この頃。
3日 人生の最終コーナー曲がったら散歩帰りの犬の踏ん張り
#ゴールに着きたくない
8日 この出会いこれが最初で最後だと言い訳をしてペルーの菓子買う
#ワールドフェア
8日 未来から戻って曲がり直しても次の角でもう間違えるかも
#過去を修正しても私は私
9日 短歌では誰とも競わず争わずただ癒される言葉集める
#承認欲求は限りがない
11日 物置に亡き父の置いたタワシあり四半世紀を朽ちることなく
#元気だった頃
15日 お試しで花となるまで世話できる保証はないけど蒔いてみる種
#自然は思い通りにならない
16日 スプラウト希望は暗所ということで君の適所を探してウロウロ
#自家製もやし
17日 ついさっき飲もうと思ったお薬は もうお腹かなまだ袋かな
#あやふやな記憶
19日 心配をかけられなくて家族には少し笑える悩みに替える
#言った方が楽だけど
20日 ピンクレディすみからすみまで覚えてる団地の茶の間の若いちちはは
#昔の実家に座っているよう
21日 土のためフンの栄養もらいたく小鳥のエサを庭に捧げる
#有機肥料 #バードウォッチング
23日 バブル期のリズムを脳に流し込み錯覚で覚醒アラ還の脳
#バブル期 #楽しかった
24日 味よりも映えより大事なことがある切り分けやすいケーキを探す
#クリスマスケーキ
29日 とっときの健康情報伝えてもそんなものという貴方は若い
#若い頃からの習慣が財産
29日 最近が10年になりおとといから5日経ってる今日この頃
#時間が飛んでいく
31日 脳内に飼い慣らせない虎がいるピンクのマスクで牙を隠して
#隠した攻撃性