「罪」と「罰」と「許し」
8月の「書く技術」および「読書感想文講座」は、
どちらも『蜘蛛の糸』をテキストとして扱います。
『蜘蛛の糸』を改めて読み直してみて、
そうかぁ。テーマ、「罪」と「罰」と「許し」かぁ。
などと思い
(別に、何をテーマとして読み取ってもいいと思うのですが、私はそう読みました)
それを軸に講座を作ろうと色々考えてみたところ。
…あれ?
私たちってなんとなく、
「罪」に相当する「罰」を受けたら「許される」ように思ってるけど、
『蜘蛛の糸』でカンダタが救いのきっかけを得たのって、過去の善行であって、
「罰を受けたから(地獄で長期間苦しんだから)」
じゃないよねぇ?
ん?
となると、「罰」ってそもそも何のためにあるの?
いや、ちょっと待って。
それを言うなら、そもそも「罪」って何?
「罪」と「悪」って、どう違う?
あれ?「許される」って、何がどうなる状態のこと?
と
ドツボにはまり
(いえ、ドツボにはまるのも楽しいんですが)
辞書引いたり
そちら(どちら?)系の力のあるお友達に
「ねぇねぇ、そっちの世界だと、そもそも罪って何?罰って何?許しって何?」
と聞きまくったり(その節はいきなりすみませんでした)
しておりました。
今月は、大人のブックレポートでも、お子さんの読書感想文講座でも、
同じように、
上記のテーマで対話しております。
お子さんたちはお子さんたちなりに、「罪とは何か」「罰とは」「許しとは」について考え、自分の意見をしっかり発表してくれています。尊い😊
(上記の問に「正解」はありません。ただ、上記の問に「自分なりの解」を持っておくことは大事なことだと思っています)
(「わるいことしちゃいけません」て言われるの、大人よりむしろ子どもの時だと思うので、お子さんたちのほうがいっぱい考えているテーマかも)
興味がある方は、こちらからどうぞー。
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