アンコンシャス・バイアスを考える
ご覧いただきありがとうございます。
平日のお休みに、朝からずーっと工事の騒音と戦ってます。
でも…いくらなんでも8:00くらいからガンガンやったり、ドリルのウィーンって音出すのは…早すぎませんかね?(-ω-;)
ビジネスマナー…というか、相手のことを思えば、
音の出る作業はもう少し後にして、少し時間が経ってから始める
っていうのは難しいものなんでしょうかね?
教職員時代は、緊急時以外は”10:00以降に電話する”を意識してたから、なおさら違和感を感じました。
でも、これも勝手な”思い込み”なのかもしれませんね。
ということで、本日のテーマは
”アンコンシャス・バイアス”です。
ついついやってしまう「無意識の思い込み」
このテーマを書くと決めたときに、この本をすぐに思い出しました。
まずはご紹介。
リーダーが身につけておきたい知識として、
「アンコンシャス・バイアス」を紹介している内容ですが、
知ることはもちろん、気づき、そして対処までを学べる内容です。
リーダーだけでなく、全員が身につけておいてよい知識・考えだと思い、
高校生の教育にもその内容を取り入れさせていただきました。
※ホームルーム活動の場面で、グループワーク形式で対話を重視した内容でかなり盛り上がりました。
では本の内容を参照しながら、考えていきましょう。
そもそも
”アンコンシャス・バイアス”の定義は
「unconscious(無意識)」と「bias(偏見)」
が合わさった言葉であり、
とされています。
以下の事例をご覧ください。
この中の一つは経験したことがあるのではないでしょうか?
無意識の思い込みや偏見は日常の中にたくさんあります。
ほとんどの人が、無意識の思い込みをしています。
これは昨日のテーマである”怒り”と似ていて、
誰もが持っていたり、経験していて
考え方や対処法を学ぶ機会が少ないもの
なのです。
まず、一歩目として、
誰にでも「アンコンシャス・バイアス」はある、
ということを知る。
ことから始めていきましょう。
自分自身の大切なものを守る
誰にでも「アンコンシャス・バイアス」はある
とされているのですが、それはなぜでしょう?
自分自身の身体や考え、信念や価値観などを守ろうとするときに
この無意識の偏見や思い込みが働くとされています。
実は、
「怒り」の感情も、もともとは「防衛感情」とされています。
何か大切なものを守ろうとしたときに「怒り」の感情を使って守る
ことをするわけです。
※FF反応(Fight or Flight Response)=闘争・逃走反応
という考え方も参考にしてみてください。
※”とうそう”で繋げているのが、洒落てますね。英語でも頭韻ですし。
自分自身を守ろうとするから、
怒るし、無意識に思い込みをする
そう考えると、
人間は、理性や知恵を持った動物ですが
本能の部分には抗えなかったり、気づけない
ということなのかもしれませんね。
メタ認知につながる、アンコンシャス・バイアスへの気づき
「アンコンシャス・バイアス」に気づくことは、
メタ認知=自己認知
の力を高めることに繋がります。
教育においては「メタ認知能力」の重要性は多くの場面で話題となっており、その取り組みも盛んになっています。
「アンコンシャス・バイアス」の学びは、教育の現場で必要になるでしょう
では「アンコンシャス・バイアス」への気づきは、
自己認知の力をどのように高めていくのでしょうか?
無意識の思い込みや偏見が、周囲にどのような影響を与えているかを
意識したり、自覚する
まさしく、自分自身の在り方を客観的に見る練習ですよね。
冒頭の
これは「10:00以降であれば、大丈夫だろう」という考えなのですが、
もしかしたら「思い込み」「偏見」かも?と考えてみたらどうでしょう?
……
なぜ10:00なんだ?誰が決めたんだ?その根拠は?感覚的なもの?
こうした思考を巡らせて、
自分がその考えや思いに至った理由を見つめなおしていくことは、
すでに「自己認知」の始まりなのです。
…こんな簡単な事例でもですよ?(笑)
アンコンシャス・バイアスへの気づきを増やしていくこと
→ 自己認知・メタ認知の機会を増やすこと
になるわけです。
…これ、絶対に教育の場面でやらないわけにはいかないでしょう!
(バイアスは時として、強い原動力にもなります!(^^)!)
自己認知の手助けをしていく周りの必要性
「怒り」の感情理解も、「アンコンシャス・バイアス」理解も
自分一人でやれることが大事だが、
自分一人でやることがとても難しいもの
だと感じます。
高校生の子どもたちに体験してもらったときにも
感想として一番多いのは
「こうした時間を取る機会は、自分では作れない」
そして
「自分の考えだけでなく、人の意見も聞けて良かった」
なのです。
では大人の役割や、教育の役割は何なのか?
環境設定と支援・サポート
です。
こうしたテーマを考察して書くと、
最終的な結論が「自身のやりたいこと」になっていますね。
おかげさまで
私が貢献していきたいことの解像度が上がってきています。
次回も貢献していきたいことに
関連する内容・気づきを発信してさらに解像度をあげます。
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