【エッセイ】PS2を振り返る⑧かまいたちの夜2編
前回はこちら。2月に書いてから、もう4月になってしまいましたな・・・。遅筆です。
かまいたちの夜2
懸賞で当てました!!当時は色々と懸賞に応募しており、当選したゲームの1つです笑。
スーパーファミコンで話題になったホラー型サウンドノベル。その続編。監獄島という如何にも物騒な名前でバカンスを楽しむという。実に主人公たちはバカですw(三日月島という名前に騙されて来るわけです。監獄島が本来の名前。)
物語は前作「かまいたちの夜」がヒットした礼として作者である我孫子武丸の別荘に招待されるところから始まる。
舞台は監獄島という島。船でかなりの時間を移動してたどり着く島。主人公たち一行。登場人物はほぼ前作と同じ面々。同じ人たちを招待したという設定ですね。
この島には奇妙なわらべ歌が言い伝えられており、このわらべ歌になぞらえ、怪奇現象とも取れる殺人に襲われていきます。
多数のエンディング収録
序盤プレイ出来る「わらべ唄編」が殺人事件を主体とするストーリー。持ち前の推理力を発揮して、最後には犯人を言い当てるんですが、人物の名前を自分で入力するんです。登場人物の中から選ぶのではなく、50音表を出されて、自分で犯人だと思う人を挙げるのです。
「宇宙人」と入力することも可能で、宇宙人が現れたりもします。
興味本位で主人公の名前を入力したら、「自首」扱いにされて、みんなから祝福されながらなぜか警察が現れて逮捕されます。
とまぁ推理だけでもエンディングは多彩。行動する際の選択肢を間違えれば、犯人に自分が殺されるシーンだってあります。
行動には気を付けましょう。
ちなみに発売したのは2002年。携帯電話が出たばかりの頃、ゲームの登場人物も持っていません。あ、金持ちのおっさんは持っていました。当然、電話線も切られているので、海のど真ん中という密室が完成します。
携帯電話が無い時って推理物を作るのが捗るでしょうね。今はなんでもスマホで解決しちゃうから。(名探偵コナンだって、昔は探偵事務所の目の前の公衆電話から蘭姉ちゃんに電話してたんですよ。)
底蟲村編
怖すぎて衝撃だったシナリオ。
未だに覚えているミミミ。
トラウマ。
かまいたちの夜にはいくつかの分岐シナリオがあり、1回目のわらべ唄編が終わると、3つのシナリオが解禁されます。
群を抜いて気持ち悪く、怖いのが「底蟲村編」です。
不老不死伝説が残る三日月島もとい監獄島。
本編とは別のわらべ唄が残されています。
「食ろたら一生生き地獄」
「食ろたら生きるぞ万万年」
不気味だ・・・。
いまは廃村になってしまった「底蟲村」に不老不死の手がかりがあるかもしれないと、主人公一行は興味本位で村に足を踏み入れます。
そこには黄色いエフェクトで印象付ける木から生えた謎の実が存在しています。これを口にすると不老不死になります。
ゾンビ化と引き換えに・・・。
問題はもう一つあり、実を食べると欲しくて欲しくてたまらなくなります。ミミミ。
常に食べ続けないと食欲の衝動に駆られ、手当たり次第に何でも食べます。人でも。ミミミ。
もうみんなゾンビです。
ミミミ
ゾンビ以外にも住人が存在していて、大蜘蛛が存在。
主人公一行はゾンビと大蜘蛛の脅威にさらされる事態となります。
ゾンビのホラーさ、蜘蛛の気持ち悪さ、実の不気味さ。これらが組み合わさり、トラウマを植え付けられた人も多数いるのではないでしょうか。
私もその一人。
特にゾンビ化する実。どういった経緯かは忘れましたが、主人公たちが食べちゃうんですよ。黄色の不気味な実を。
実を食べたい欲求に駆られるんですが、語彙力を失うんです。
「実が欲しい。ミが欲しい。ミミ。ミミミミミ。ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ。」
全員がこの状態になり、バッドエンドです。蜘蛛にも追いかけられていたはず。
ぴょん
蜘蛛にも追いかけられていて、人を襲ってきます。
蜘蛛は剣を怖がるので、その剣を手に入れます。
なんと剣が手からすっぽ抜けて、天井へ・・・
と、取れない!!周りは蜘蛛に囲まれているっ・・・!
香山さん!早く!
ああもう全員で!
ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん
じわじわと追い詰められるジャパンホラーの要素もあり、蜘蛛とゾンビとミの脅威にさらされます。トラウマ量産器。
怖さ、グロさのせいで、賛否両論となっていますが、私は好きですよ。またやろうかと言われると辛い・・・w
ドンッ!
ゲームに思いを馳せると長くなる#147