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ニューヨークリープハイプ 興奮そのまま備忘録

3時間ほど前に、楽しみにしていたツーマンライブ「ニューヨークリープハイプ」が終わった。
これが私の2023年初ライブ参戦。そして今、興奮冷めやらぬ状態なので、帰宅しながらその思いをそのまま書いてみることにした✍️


このライブは名前の通り、ニューヨークとクリープハイプのユニットライブ。
お笑いオタクの私は当然、ニューヨークはライブで何度も見たことがあるし、思春期に邦ロックにどっぷり浸かっていた身にとって、クリープハイプはアルバム曲までそこそこ聴いている数少ないアーティストだった。

とは言っても私はアーティストのライブへ行った経験はほとんどなく、オールスタンディングライブはこれが初。初めての豊洲PITがこんな変わったライブで、一人参戦で、しかも仕事帰りで、色々不明点が多いけれど大丈夫か!?という不安も少しよぎったが、それよりも「こんな唯一無二のライブ、ぜひ生で見届けたい!」という好奇心が勝ち、ダメ元でチケット応募→晴れて当選し、今日を迎えた。


仕事帰りのライブ参戦チャレンジに付きまとう「時間に間に合うか問題」は、入社以来初めてフレックス制度を使って定時前に退勤→クリア。
迷った挙句コートまでロッカーに預け、携帯とイヤホンだけ持って入場待ちの列に並ぶ。
外で待つ時間が思っていたよりも長くて、本当に寒かった。あと、クリープハイプファンだと思われる人が想像以上に多く、よく慣れたお笑いライブの雰囲気との違いに一人ドキドキしていた。

余談だが、ロッカーで荷物の整理をしていたら、小銭の両替をお願いされたので快く応じたのだけれど、あの時のお姉さん、私が「コートも置いていきます!」って言ったせいで同じくロッカーに預けていたな、寒かっただろうな…風邪とか引いてないと良いな…

そしてようやく私の整理番号も呼ばれ、キョロキョロしながら入場口に向かう。「よく聞くワンドリンク制ってペットボトルなんだ!」と、また一つ知っていることが増えた。
私の整理番号は2000番台中盤と、とてつもなく後ろの方だったので見え方は諦めていたのだけれど、想定よりも遥かに前のブロックに行けてラッキー。


そうこうしているうちに始まったライブ。
構成は、ニューヨークのコント→クリープハイプの演奏(12曲)→ニューヨークの漫才・コント→ユニット企画と、長いようなあっという間のような、とにかく大充実の2時間だった。

個人的には、クリープハイプの1曲目『ナイトオンザプラネット』が始まった時、青い照明に照らされながら奏でられる音楽が本当に美しくて幻想的で、あの景色はしばらく忘れられないと思う。

あと、このライブは声出しが解禁されていたのだが、周囲の反応や尾崎さんのMCから察するに、音楽ライブ界隈も相当長いこと我慢をしてきたんだなと思った。
YouTubeで初めてライブ映像を見た時に衝撃を受けた『HE IS MINE』が生で聴けて、そして声で参加できて(ちょっと恥ずかしかったけれど)、すごくすごく嬉しかったな。


そしてニューヨーク。どのネタも言わずもがな面白かったけれど、まさかキングオブコント2020で披露されたネタ「結婚式の余興」が見られるとは思っていなくて、明転した瞬間大興奮だった。(多分歓声もちょっと漏れてた)


最後はもちろんユニット企画。
ニューヨークがM-1グランプリ2019で行った「ラブソング」の漫才を、クリープハイプ風にアレンジするという内容だったが、途中尾崎さんがネタの歌詞の「♪マジで切ない 恋の歌」という部分に触れ、「いかにこういう直接的な言葉を使わずに、切ない恋を表現できるかが大切なんだから!」という話をしていたのが印象的だった。
私は、クリープハイプの楽曲に散りばめられた、日常の中の愛おしさや慈しみが大好きだ。そして自分も、日々の中でそういう小さな幸せをきちんと噛み締められる人間になりたいなと改めて思った。
(ちなみに全アーティストの楽曲の中で、私の憧れる恋愛ソングNo.1は、クリープハイプの『一生のお願い』です)


芸人とアーティストのツーマンライブなんてなかなかないし、私も想像が付かなくて少し不安だったけれど、それは完全に杞憂だった。それぞれの魅力が存分に楽しめて、そしてコラボによるここでしか見られないレアな場面もたくさんあって、本当に大満足。

規制退場中、後ろの方が「アーティスト同士のツーマンライブだと、それぞれのファンが負けないようにしなきゃ!っていうライバル意識が生まれやすいけど、お笑いとアーティストっていう全然別のジャンルだと、そういうのがなくて気楽に楽しめるから良いね!」と話していて、何て素敵な感想なんだ…と密かに聞き耳を立てていた。
私はいわゆる対バンライブに行ったことがないので詳細は分からないが、確かに今回のライブは、例えばクリープハイプファンがニューヨークのネタの時に白けるとか付いていけないとか(その逆も然り)、そういう疎外感がほとんど感じられなくて、すごく幸せな空間だった


帰りの電車に揺られながら、そしてあまりの疲労で帰りに寄ったラーメン屋で豚骨ラーメンを啜りながら、勢いに任せて書いていたら、あっという間に2,000字を超えてしまった。(仕事の議事録もこれくらいサクサク書けたら良いのに…)


今日のライブの代償で、来週は残っている仕事がたくさんあって忙しそうだし、今信じられないくらい足腰が痛くもなってきたけど、もうライブが最高だったので、全部オッケーーです!!!!

2023年も、好きなことを大切にしながら生きていきたいな。前に進め!

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江元
頂いたサポートでお笑いライブのチケットを買い、その感想をまたnoteに書く、夢の永久機関を目指しています。

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