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自殺問題について考えよう。ねえ、どうしたら少しでも自殺を減らすことが出きるの?《楽しい人生を送るために社会問題を考える》

日本の社会問題としての自殺

私のnoteでは社会問題も取り上げていきます。今回は自殺についての問題。社会問題を知ること、問題を知ることで解決の糸口を探すこともできます。また問題を軽減させることもできると思います。

痛ましい問題ですが、毎年自殺で命を絶ってしまう方の数は2021年も10カ月で2万人を超え大きな社会問題となっています。

私のnoteは基本「人生を楽しく生きる」をテーマにしていますが、自殺して命を自ら経ってしまうことの背景には「人生を楽しむことができない」という共通の理由があるのではないかと分析しています。

人生を楽しんでほしいという願いを多くの皆さんにも共有していただき、人生を楽しめていない方々に「人生を楽しめる」ようになってほしいとの願いから今回はこのテーマを取り上げました。

現在の自殺に関する統計

2021年の自殺者数の都道府県別の統計

まずは令和三年の10月末までの自殺者の統計情報を見ていきましょう。
現時点で17541名(令和3年)の方が自殺により命を絶ってしまいました。
2020年の交通事故死者数は2839人なので実に自殺者の数が多いのかがよくわかります。

そして女性よりも男性の方が自殺者が多く、女性の約2倍ほどとなっていました。都道府県別で見るとダントツ東京都です。人口が多いというのが理由になると思います。

警視庁の統計情報

自殺の原因

それでは自殺の原因は何なのでしょうか。個人個人でさまざまな原因があると思います。ここは重要な項目なので掘り下げて見ていきましょう。

自殺の原因-警視庁の統計より

①男女問題

男女問題で死にたいとなってしまうことも多いようです。人として生きていると多くの方が恋愛経験があると思いますが、失恋してしまった、不倫が問題に発展したなど、いいことばかりではなく多くのトラブルや問題もつきものです。

②学校問題

学校問題は子供の問題ですが、子供同士のいじめや仲間はずれなど学校生活において子供たちが生きづらさを感じていることが大きな問題です。人が生きていく上でとても重要な集団生活ですが、子供の頃にこの集団生活にうまく馴染めない、いじめられるなど、人間関係が嫌になり自殺に繋がったりします。

③勤務問題

勤務問題は会社や仕事上でのトラブルや人間関係が起因しています。また日本人は真面目な性格であり、ストレスを抱え込むことによって、そこから鬱を発病したり、精神的な疾患を生むこともあります。最悪はやはり自殺です。仕事が起因となる自殺は日本社会と日本人の性格が生み出した物でしょう。

④家庭問題

上述した恋愛関係による自殺がありましたが、今度は恋愛が成就し、結婚に至った場合でも次の家庭問題が起こり得ます。夫婦間の不仲や、家族に将来が見えないなど家庭内でも多くのストレスが溜まっていきます。離婚という選択肢もありますが、経済的理由や将来不安で離婚に進むことができない人もいます。そこで自殺に至ってしまうというのが最悪な結末です。

⑤健康問題

健康問題に関する自殺は非常に多いと言います。自殺者の約半数がこの健康問題が原因で自殺に至っていると統計で出ています。健康というのは非常に重要で、一度健康を損ない不自由な体の状態になると、今後の人生に悲観し、生きていたくない、生きていても意味がないと人生を楽しむことを諦め自殺に至ってしまうことがあります。

⑥経済・生活問題

この経済的問題というのはお金に関する問題です。金銭的に苦しくなると生活に支障をきたします。また借金などが膨れ上がることにより、返済へのプレッシャーが高まり大きなストレスを抱えることになります。ギャンブルのせいで借金苦に陥ることもあれば、さまざまな事情で働くことが難しく、まともに給料が取れず、生活困窮に陥ることもあります。

自殺の原因・動機別の統計情報

警視庁の統計より

年代別の自殺者の統計

警視庁の統計より

40代以上が多く自殺で命を失っていますが、年齢別の人口構造に比例していると思われます。


自殺は身近に起こっている

自殺が起こる原因やどんな人たちが自殺に追い込まれてしまっているのかを統計で見ていきましたが、自殺は毎日身近におこっているのです。

しかし、孤独に亡くなるケースも多く、その死があまり知られないこともあります。身寄りがない人も多くいますし、現代の個の社会はその現状を表に出さないことも多いのです。

家族社会の時は自殺者は今よりも少なかったのですが、昔から自殺者は常に一定数いることも統計でわかります。自殺も一概に原因を絞ることはできず、様々な要因が複雑に絡み合っていることもあるのです。

自殺の社会的要因と個人的要因

具体的に集団社会の中で起こる自殺と個人的要因で起こる自殺と大きく二つに分けられそうです。

学校や会社などの対人関係が元に起こる自殺は社会的要因であり、組織のあり方が問われるでしょう。

また健康問題などの個人的な問題であっても、結局は社会的に受け入れてもらえない、社会の中で生きていけないなどの社会的要因につながる部分も多くあると思われます。

すべての自殺を無くすことは不可能であっても追い込まれる前に社会的に予備軍を守る、救済することはできるのではないかと考えます。そのためにも学校や会社などの組織が状況を把握すること。

そして、個人的に追い込まれている人に関しては自治体や政府が状況を把握することです。

私たちにできること

組織的に人々が守られていれば自殺者を減らすことはできるのではないかと考えますが、組織も個人の生活まで常に目配りすることは難しいことです。

そのためにNPOや専門のカウンセリングの方々も存在していますが、困っている人や周りの人からの連絡がなければケアをすることはできません。

死にたいと考える人は相談する人も周りになく、抱え込むことが多いので、結果誰にも打ち明けられずに命を絶つことになるのです。つまり、相談しやすい体制が社会的に求められているのです。

みなさんの周りにももし人生に苦しんでいる人がいたら、声をかけてあげること。孤独にさらさないことが私たちにできることなのではないかと思います。

最終的には本人がすべてを決断します。親友であっても家族であっても止めることができないかもしれませんが、少なくとも気づいてあげることで、何らかの結果が変わることもあると思います。

格差社会やネット社会は
新たな予備軍を生み出す

現在の日本は格差が広がってきていると言われています。さらにネット社会が当たり前で、コロナなどの影響で人と対面で接することが減ってきている人も多いでしょう。

ネット掲示板などで自殺予告があったり、働きたくても働けないなど、問題はなくなることはありません。

この社会状況の中、私たちは生きていかなければなりません。生きるからにはみんなに苦しみながらいきるよりも楽しい人生を送ってほしい。

困っていれば問題が大きくなる前にネットでもなんだもいいので吐き出してみてください。そして、周りの人はそれを見つけた場合、声がけしてみてください。

日本社会が生きづらければ、東南アジアに来てみるのもよいです。人生を変える方法は必ずあります。人生を変えるのは本人次第ですが、その助けをすること、助言することは周りの人でもできるのですから。

楽しい人生を過ごすために早い段階で人生を楽しむための知識を持つことは非常に大切なことであると、この記事を書きながら考えさせられました。

参考資料
なぜ自殺死亡率は変化したのか

今日も読んでいただきありがとうございました。
東南アジアより、えむさんでした。
また明日お会いしましょう: )

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えむさん🎈#海外移住-東南アジアに住む人 | 脳と思考・行動分析
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