マガジンのカバー画像

しあわせに生きて、しあわせに死ぬまで

このマガジンの更新は終了しました。
¥1,000 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

記事一覧

ほしい言葉をくれる人は、結局のところ愛するのが上手な人やねんな

ちょっと前、こんなことがあった。 身体の調子が悪くなると、「これはいつ治るんだろう?」って不安になる。一生このままだったらどうしよう、って怖くて、いろんなサイトを調べて、詳しそうなところに行くよね。 その時その人が、「あなたと同じような症状の人をたくさん診て来たからわかるけど、これは絶対に治るよ。だいじょうぶ」って言ってくれたら、ものすごくほっとするだろうなと思う。 言葉って、安心材料だ。 確かな結果を約束してくれるものでなくても(結果を求める場合もそりゃあるけど)、そ

執着を「愛」と呼ぶなら

むかしむかし。 彼氏とわたし、そして彼氏の女友達(わたしにとっては先輩)で鍋をしていた。 何かの話の流れで、彼氏の女友達が、 「(彼氏は)えみちゃんのものだもんねー」 と言った。 わたしは、 「〇〇(彼氏)は誰のものでもない、です」と答えた。 その夜、二人の時に、彼氏が 「俺って、えみのものじゃないん?」 と改めて聞いてきたので、 「え、わたしの……ではないよね。あなたはあなただよね」って冷静に返して、「そっか」ってなんだか残念そうにされたのを覚えてる。 だれかを所

笑える鍼灸院を目指しているわたしが「笑い」について考えてみた

3年ぶりぐらい?に、なんばグランド花月に行ってきた。 NGKに来る人たちの希望はたぶん「笑いたい」ってことなんやと思う。もちろんわたしも、「今日やすともおるやん!やったー!」というテンションで臨んだし、実際にやすともはおもしろかった。 だけど、漫才、そして新喜劇を見終わったあと、ちょっと心にモヤモヤが残ってしまって、うーんこれはnoteにしよっかな、と思ったのだった。 笑うことで悪者になりたくない心理芸人さんは、自分の見た目も武器にして、それを笑いにするところがある。

映画「ワンピース」を観て思った、最強マインドについて

わたしは最強ーー!!!! という力強いメッセージと、歌声。 最近毎日聴いている、Adoさん(ウタちゃん)の歌だ。 わたしはワンピースを読んだことがなくて、特に触れることなく人生を生きてきたんだけど、もうやっぱAdoさんはすごい。歌の力だけで、わたしをついに映画館に運んでしまったw この映画の話をすると、だいたいの人が「ワンピース、途中で読むのやめちゃったんだよね〜」と言う。なんせ長いんだよね、この漫画。みんな大抵、途中で一回脱落してるぽい。 みんなも途中で離脱してるな

「ニコニコして怒らない女」をずっとやってきたわたしの話

怒るのって、疲れる。 だからわたしはなるべく怒りたくない。たぶんみんなそうでしょ。 だって怒らなくても、人は話し合えばいいのだし、「怒る」以外の方法で物事が解決したり改善するなら、そっちのほうがいいに決まってる。わざわざ疲れることをやるこ必要はない。 そう、たとえば、めちゃくちゃ理不尽なことを言われたとしても。 内心では「は?」ってなってるし、 「ふざけんなよてめぇ」ってなってるし、 一瞬、表情が硬くなったりはするんだけど、 そのあと、高速でいろんなことを考える。

「助けて」が届かない世界で

少し前に読んだ本。 この本には2人のモデル患者さんが出てくる。わたしは特に1人目の男性のエピソードを、「うわー、あるわ。こういうの。めっちゃあるわ」と、しこたまうなずきながら読んでいた。 この男性は、ざっくり言うと、「なんで自分が心療内科になんか来なあかんねん」と思っている。さらに「カウンセリングなんか受けて意味あるんか。俺の悩みが解決すんのか。あーん?」ってなってる。 こういう人はめちゃ多いと思う。 わたしのまわりでも、「夫に心療内科に行ってほしいんですが、『俺はう

「お前がわるい」vs「自分はわるくない」

なにかを「やめる」のってむずかしい。 だって人は、基本的に、同じことを続けていくほうがらくな生き物だと思うから。 やめる、は「変化」だ。変化したあとに自分がどうなるかの確証もない中で、不安に思わない人はそうそういないんじゃないかな。 大きく何かを動かす時、ものすごくたくさんのパワーが必要になる。 それだけたくさんの力を持って向き合わないと「やめられない」ものがある。そういうことを、最近ひしひしと感じている。 コンサルタント、という職業?があるよね。 職業っていっていいの

ヤレる身体

先月、娘がコロナになった。 同居しているわたしは、「娘が発熱した」という知らせを聞いて、すぐさま、その後の鍼灸施術のご予約をキャンセルしていただいた。翌日、見事に陽性判定をもらってからは、自分も数日後に発症するかもしれない、という事態を想定して、少し長めにお休みをとった。なんと13日間。仕事というものを舐めてるんですか?て怒られてもいいやつw 最初こそ、娘の治療だ看護だとやっていたが、数日間で寛解したし、幸いなことに自分は発症しなかったので、残りの期間はものすごく遊んでい

鍼灸院に通うと、人生の味方が増えるなーって感じてる

きのう、すごく良い動画を観た。 これは鍼灸師の友人があげていたもので、18分あるからまぁまぁ長いんだけど、わたしはものすごくニコニコしちゃった。 動画の趣旨としては、コロナの後遺症を4000人以上診てきたお医者さんが「鍼灸すごいよねー」っていうやつ。で、その中で特にわたしが心にひびいたのが、「クリニックの問診は鍼灸師さんにやってもらってます」という言葉。 平畑先生がおっしゃるには、 ということらしく、これにはわたしもなるほどなー!ってなったのだった。 鍼灸師の問診は

いつも心に山口智子。

これ、至るところで言うてるんやけど、わたしこの数年で10キロ太りました。 もともと細い方でもないのに、あれよあれよという間にこの状況。 もう体重計に乗るたびに落ち込む。ていうか普通に鏡見ても落ち込む。 太った原因は簡単で、ここ2年ほど、食事に気を回す余裕がないからでした。 人ってたぶん、メンタルが落ちると、どうでもいいところからどんどん手を抜いていく。わたしにとってはそれが、食事でした。(どうでもよくないやん笑) 手を抜くといっても、食べないということではなく、自炊を

大好きな人とチキチキバンバン

ちょっと前の話だけど、Netflixで「パリピ孔明」というアニメを観てた。「なんやそれ」という方のためにあらすじ↓↓↓ これ読んでもやっぱり「なんやそれ」やけど、わたしにはあんまり馴染みのない渋谷を舞台にした、音楽×三国志みたいな漫画。ボーカルのえいこちゃん、すごく歌がうまくてかわいいの。 このアニメ、第一話を観てたときに、うちの娘たち(9歳と7歳)がまったく興味を示してなくて、「誰このヒゲのおじさん」ぐらいのかんじやったんやけど、わたしが何話か観てるうちに、自然と一緒に

だれかに笑ってもらうために、今日もわたしはお灸を据える。

突然だけど、わたしは岸田奈美さんの書く文章が好きだ。 特に、昨日の早朝に読んだ最新の記事は、普通に考えたらけっこう哀しくなってしまうかもしれない状況において、「笑えるうちはまだ大丈夫」という、なんとも奈美さんらしい想いが描かれていて、めちゃくちゃ共感する。 わたしは去年、「RISA鍼灸院」という自分ひとりの鍼灸院を開業した。 このRISAというのはスペイン語で、「笑う」という意味。しんどい時でも、つらい時でも、だれかが笑える場所にしたいなと思ったから、つけた。 実際、初