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Zoom@オンライン授業!②:高校数学の場合(授業案あり)


0.センド=ア=プロブレム✖️Zoom

みなさんこんにちは。MAAMです。

前回に引き続き、今回はZoomを活用した授業実践について、
みなさんとシェアしていきたいと思います。

具体的には、ブレイクアウトルームを用いた数学の授業案になります。

実際に、明日から活用できる授業案もありますので、
是非最後までご覧ください。

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1.センド=ア=プロブレムとは?

個々のグループ活動を通じて、「最良の解法」を見つけるための技法です。
数学だけでなく、ディスカッションなどにも応用できます。


このページでは、いわゆるAL型授業の技法のシェアも兼ねていますので、
オンラインでできる技法を紹介していきます。
ご存知の方は飛ばしてください。



センド=ア=プロブレムの基本的なやり方は、
①グループごとに一つの問題を与えて解かせる
②問題を次のグループに回し、他のグループの解答を見ずに取り組む(何回も)
③戻ってきた他のグループの解法から、最良のものを考え、全体にシェアする
というものです。

(『協同学習の技法』ナカニシヤ出版、2009年、145ページ)


ポイントは、
・問題について、グループで解き方を考える
・最も良い解法について、全体でシェアをし、理解を深める
ことです。

これをオンライン授業で行うには、

・チャットツール(文字を打ち込んで会話をする、ビデオなし)
・ミーティングツール(ビデオあり、ビデオ電話)

などが有効です。

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2.センド=ア=プロブレム✖️Zoomの授業案!


実際にどんな形で授業が進行できるか、
ここでは高校・数学科の例をもとに、その可能性について探っていきます。

ある日のある数学の先生の授業進行をまとめてみました。

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(いわゆる「指導案」ではなく、アバウトな進行表です。大まかに内容がわかる程度にしか書いていません。また、実際の授業とは一部異なる部分があります)

大まかな構成は、

・パワーポイントを用いた先生の講義
・問題演習
・解法についてグループで話し合い ←バズ・セッション
・わかったことをクラスでシェア
・振り返りをする

となっています。

実際にこの授業を参観させていただいたのですが、
対面型授業の再現度がかなり高いものとなっています。

問題演習の時間も、解いている姿が写っているので
先生としては無音でも生徒の様子が確認できてありがたいそうです。


こうしたブレイクアウトルームを使った授業は、

いろんな教科で実践可能だと思いますので、

ぜひトライしてみて、感想をお寄せください。


いかがでしたでしょうか。

次の記事でも、引き続き授業実践について、
みなさんとシェアしていきたいと思っています。

この投稿が少しでも参考になれば幸いです。


【お願い】
このnoteでは、なるべく教育学的な見地に立ち、
『協同学習の技法』や『知の技法』などを
適宜参照しながら、オンラインでの実践に変換していこうと思っています。
もっとこうしたらいいのに、等のご意見は歓迎です!
どうぞご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


全国の先生方、生徒のみなさんの明日が

もっと素敵なものになりますように。

#明日を変えていこう

それではまた次の記事で👋✨

2020.0425 編集 by MAAM

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