心を射止めたブライダルフェア-採用アトラクトに通じるグッときたこと3選-
えみまるです。消え入りそうな新婚感を、もっと利活用せねば勿体無い!と思い立ちました。
今回は、採用人事の私がブライダルフェアでグッときたポイント3つを紹介します。
ブライダルフェアは、式場選びに必要な定番ムーヴ。採用プロセスでいうカジュアル面談や会社案内…といったところでしょうか。
転職活動も式場選びも、個人の大切な意思決定を引き出す活動という共通点があり、企業側のアトラクト力が試されます。
それなりに大きめのトラブルに見舞われながらも意思決定に至った、その決め手を体験ログとしてまとめます。
契約後、会場が突然閉業。でも同じ会社で契約続行することに。
先にオチを伝えてしまうのですが、
実は私が選んだ会場……契約後、突然閉業したのです…そんなことってある…?
場の雰囲気が好きで選んだという背景もあったのですが、成す術はなく。
二つの選択肢から決断を迫られました。
契約を解除し、全く別の式場を探す
契約を続行し、開催会場を別の場に変更する
通知を受けた当初こそ戸惑いがありましたが、
私は後述の素晴らしい案内を体験しており、それはもうバチバチにアトラクトされていたので「このチームにならお任せできる!」と、2.契約続行し、開催会場を別の場に変更するを選べたのです。
グッときた!ブライダルフェアでのアトラクト3選
ブライダルフェアとは、各式場がカップル向けに開催している式場見学会です。会場見学やプランナーへの相談会を軸に、模擬挙式やドレス試着など、ニーズに合わせたコンテンツが組み込まれており、ラインナップは様々。
私はベーシックな3点セット 会場見学・コース試食・お見積り が含まれたフェア、5件ほどに参加しました。
ダントツの惹きつけを披露してくれた式場について、グッときたポイントをまとめます。
1.没入感のある疑似体験
ゲストの心情を疑似体験することを目的に、当日の流れに沿った会場見学と試食を体験しました。
実際に会場を歩き、座り、食事をすることで、1日の流れを忠実になぞる体験は、没入感がありイメージが沸きやすかったです。
また、他のカップルへの案内も含めてタイミングを調整しながら複数の現場を連携させていたことから、チームのオペレーション力・設計力を感じました。カスタムを施した式や披露宴の企画も、安心してお任せできると感じました。
2.説明役は現場のメンバー
基本はプランナーが各シーンを案内しますが、その都度、ソムリエ、案内スタッフ、シェフ、パティシエ…と、各現場の担当メンバーがバトンリレーのように現れ、自分の担当する持ち場の魅力を紹介してくれました。
例えば、パティシエから「好物はありますか?ご実家で採れたお野菜や果物をコースに取り入れることもできますよ!」と声をかけてもらえるなど、担当メンバーから直接提案を受けることができたことで、アイデアやイメージの幅が一層広がりました。
また、豊富な事例を把握されていたことはもちろん、各現場で裁量を持っているメンバーとの対話により、実現可能な範囲を明瞭化しやすかったです。
3.自然な対応と透明性
プランナーはもちろん、式に携わる各メンバーと直接コミュニケーションを取れる構成だったので、表情やお人柄、お話しの仕方、その方独特の雰囲気まで確認できました。
例えば、寡黙そうなシェフが「このレシピはね、僕が考えたんですよ!」と急に得意げに自慢をしてきたり、ドレスコーディネーターが「新郎さんは…きっと襟とか苦手なタイプですね?!」とハイテンションで好みを言い当てたりする場面があり。笑 説明時の言葉選びやコミュニケーションの自由度が印象的でした。フォーマルな説明に加え、その方らしい提案や小話が交えられており、自然な対応の中に、嘘くささのない透明性を感じました。
何より、各々が楽しそうに自分の言葉で魅力を伝える姿に、「このチームの一員としてパーティーを作りたいな…」という気持ちにさせられました。
決め手は、チームで連携したアトラクト
式場選びにおいて最も重視していたのは「会場の良さ」でしたが、チームによる連携した案内が、その優先事項を上回る惹きつけとなりました。
ちなみに…変更後の会場でも念のため見学会を開いていただいたのですが、場所や対応するメンバーが変わっても、同じアトラクトを体感できました…!再現性の高さも確認することができ、ハプニングを乗り越えての契約続行となりました。
条件不足でも前向きな意思決定は引き出せる
重大な意思決定を促すプレゼンテーションでは、内容は重要性は言うまでもありませんが、最終的にその内容を実現するのはメンバーです。そして、そのメンバーひとりひとりが、チームとしてどれだけ力を合わせられるかが、他者を惹きつけるブースターになるのではないか…と実感しました。
欠点をも凌駕する採用アトラクトを目指し、メンバーひとりひとりの魅力をどのように引き出すか…チーム全体で一体感のあるプロセスを考え続けたい…!と、採用人事としての思いを馳せる体験となりました。
意思決定のプロセスを体験することには、領域を超えた学びがあった
今回紹介したフェア以外にも、魅力的な取り組みがあり、それぞれの組織や会場が利点を生かした工夫が際立っていました。これがほぼ無償で参加できるなんて……美味しいお酒やお料理を試食できるなんて……本当にありがたい…。人事としても学びが多い貴重な体験でした。
弊社の採用プロセスでも、誰かの心を打ち抜くような候補者体験を演出できるよう、今回感じたポイントをふまえ磨きをかけたいです。
わたしと一緒に、結婚式ムーヴ(?)や採用人事について語り合いませんか?
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