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ロックダウン中の生活①
🇩🇪グーテンターク、こんにちは!
前回、ドイツでのロックダウン生活開始までがどんな感じだったかを振り返ってみましたので、今回はそれからの様子を思い出して書いてみます。
ロックダウン開始当初は先々の不安やウイルスに対する脅威など、もちろん恐怖という感情がありましたが、それと同時にロックダウン生活という「非日常」に、なんだか訳のわからないワクワク感のような、言語化するのは少し難しいような気持ちも少なからずあったと思います。
台風などで避難勧告が出され、学校の体育館で家族やご近所の方と配られたおにぎりを食べる時のような、ちょっとした「イベント感」とでも言いましょうか。
それまで私は、午前中〜夕方4時過ぎまで子ども達が幼稚園と小学校に行っている間の時間を、イラストやデザインの仕事や着物づくりなどの創作、Zumbaクラスの準備、メール返信やらの事務的作業、家事、好きな漫画やアニメを楽しんだり、たまに友達とランチがてら会うなどなど、自分の思うように過ごしていました。
私はダメ母なので、朝9時過ぎに起きたら夫も子ども達も既に出発していて、誰も家にいなかった、なんて事がザラにありました。ええ。
そしてやるべき仕事や家事はありましたが、好きな事をしたり、次はどんな事をしよう?と考えたり、自分と向き合ったりする自由時間が比較的持てており、この一人の自由時間が大好きでした。
しかし!ロックダウン生活はこの私の平和な自由時間の終了を意味するのでした。
まあ、子どもや夫が家にいても比較的好きな事をしていたとは思いますが、家族のための一日3度の炊事、「つまんない。どうしたらいい?」と言ってくる子どもの対応と、昼間から漫画やアニメを楽しんでダラダラするのを家族の前でやる事への変な罪悪感(笑)から、なかなかその瞬間瞬間での「やりたい事」を堂々とやる、という訳にはいきませんでした。
なんか知らないけど「有意義な事してます感」を醸し出していなくては、みたいなのがありましたね。何なんでしょうコレ😅?
前述の通り絵を描く作業は無理かなと思ったので、まずは帯づくりなど縫い物の続きをやってみました。
これはまあまあ捗りました。しかしアイロンをかけていたり待ち針を打っていたり、自分的にキリの良くないタイミングで子どもに「お腹すいた。お昼ご飯まだ?」とか話しかけられると、やはりイラつく時がありました。
「これが終わるまで、ちょっと待っててくれる?」が口癖に… うーむ。
子育ての最大のストレスは、やるべきまたはやりたいタスクが子どもによりことごとく予期しない形で中断され、自分が望むような「達成感」が得られない事だといいます。これめっちゃ納得。
普段なかなか子ども達とゆっくり過ごせる事がなかったので、できるだけ前向きに考えようと、子どもと一緒に工作や料理をしたり、家事の仕方を教えたりする事もやってみました。
気づいたことは、
うちの子ども達、あんまり集中力ないな😅。
です。すぐ飽きてしまうのです。まあ、学校の一教科あたりが1時間未満なように、子どもの集中力はそんなものかもしれませんが。
ちょっとやったら、もういいや、とさっさと何処かへ行ってしまう。うーむ。
一度樹脂粘土で帯留めを作った時、並行して子ども達にも思い想いのものを粘土で作らせてみました。
これも、
もう終わりかよ!
という感じにさっさと終わらせていました。
まあ、これは私が入り込みすぎて、いつまでもやり続けていたというのもあります。
自分の事をやってると、とにかく時間が過ぎるのが早い!あっという間に3〜4時間ふっとびます。
なので、私からするとさっきごはん食べさせたばかりだと思ったのに、また次のごはんやらおやつを催促されるというような感覚になり、2週間も経った頃には
「わたしゃー飯炊きババアじゃねーわ!」
と叫びたくなりましたwww。
子どもの頃、夏休み後半はいつも母の機嫌が悪かった事が思い出されます。
まじ、母には感謝しかないですね。これに気づけたのは良かったかな。
というのが最初の3週間くらい。まだ割と平和ですね😂(これでも)。
つづく
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