恵美子@ドイツ暮らし

美しいものが大好きなドイツ在住のイラストレーター、美術史講師、Zumbaインストラクター。 1999年に単身渡英、2002年にドイツに引っ越し。ドイツ人の夫と2人の子ども、猫と暮らす。 2019年後半以降、新たに着物デザイナーとして生きる野望を燃やす。

恵美子@ドイツ暮らし

美しいものが大好きなドイツ在住のイラストレーター、美術史講師、Zumbaインストラクター。 1999年に単身渡英、2002年にドイツに引っ越し。ドイツ人の夫と2人の子ども、猫と暮らす。 2019年後半以降、新たに着物デザイナーとして生きる野望を燃やす。

マガジン

  • 私が着物を作ろうと思うまで

    私(髙野恵美子)の半世紀です。

  • 好きなもの、美しいもの

    アート、美術、ファッション、文化、サブカルチャー、美味しいもの、動物、Zumbaなど、私の好きなもの、美しい、楽しいと思うものについての雑記。

  • 着物デザイナーになる!

    イラストレーターを本業としている私が、着物デザイナーになるべく奮闘する活動記。

最近の記事

私が着物を作ろうと思うまで 〜着道楽編②〜

グーテンターク、こんにちは。 さて、前回の続きで着道楽編②でお送りします。 急にファッションに目覚めたかのような私ですが、そう言えば小さな頃からきせかえ遊びが好きでした。 幼稚園時代はショウワノートやセイカノートのボール紙の着せ替えにハマり、自分で描いた服を着せたりもした。絵心を遺憾無く発揮。 こえだちゃん人形も大好きで、着せ替えできるタイプもあったが、こちらはそのクオリティがあまり気に召さず(何様)、人形のかわいさを楽しむに終了。 第二期小学生時代は意外な事にリカちゃ

    • 私が着物を作ろうと思うまで 〜着道楽編①〜

      グーテンターク、こんにちは。 前回に引き続き 「私が着物を作ろうと思うまで」 今回は着道楽編①です。 絵描き編先に終わらせんのかーい、というツッコミが聞こえそうですが、人生は複雑なのです。 さて、オタクまっしぐらだった私が割とあっさりとオタク界から抜け出す事になるのですが、そのきっかけとなったのは、V系音楽とロリータファッションとの出会いです。 姉の影響でLUNA-SEAにはじまり、XやThe Yellow MonkeyなんかのV系音楽にハマって、よく原宿に出かける

      • 私が着物を作ろうと思うまで 〜絵描き編①〜

        🇩🇪グーテンターク!こんにちは。 ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。 さて今日は 「私が着物を作ろうと思うまで」 というこのブログのメインとも言えるテーマで書きます。この歳になると歴史はなかなかに長く多面的なので(笑)、今回は絵描きとしての側面からの絵描き編①としました。 どんだけの長編を書こうとしてるんでしょうか。 前述の通り私は幼い頃から絵を描くのが大好きで、幼稚園に上がる頃には毎日のように絵を描いていて、園でも先生に「よく描けているね」と褒めてもらって

        • ロックダウン中の生活①

          🇩🇪グーテンターク、こんにちは! 前回、ドイツでのロックダウン生活開始までがどんな感じだったかを振り返ってみましたので、今回はそれからの様子を思い出して書いてみます。 ロックダウン開始当初は先々の不安やウイルスに対する脅威など、もちろん恐怖という感情がありましたが、それと同時にロックダウン生活という「非日常」に、なんだか訳のわからないワクワク感のような、言語化するのは少し難しいような気持ちも少なからずあったと思います。 台風などで避難勧告が出され、学校の体育館で家族やご近所

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        • 私が着物を作ろうと思うまで
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        記事

          ロックダウン生活開始を振り返る

          2020年3月中旬以降、ヨーロッパで猛威を振るいはじめたコロナウイルスの感染拡大により、各都市でロックダウンが遂行され、住民はステイホームを余儀なくされました。 私の街フランクフルトももちろん例外ではなく、ドイツは「家族との1日1時間以内の家の周りの散歩」は認められたものの、それ以外の不要不急の外出はなるべくしないように、との呼びかけがされました。 これは本当に「あれよあれよ」という間に決定され、私たちはものの40時間くらいの間に、それまでの日常とは全く違った日々を過ごすこ

          ロックダウン生活開始を振り返る

          愛しのヴィンセント・ファン・ゴッホ殿

          グーテンターク、こんにちは。 今日はちょっと毛色の違うお話です。 突然ですが、私は美術史講師という一面も持っています。 これについては話せば長いのですが、基本的にふと頭に降りてくる突拍子もない「面白そうだからこれやってみたい」をかなりの高確率で遂行する、という習性からそうなったものの一つです。 4年ほど前に、フランクフルト駐在員さんの奥様であるお友達に 「フランクフルトってけっこう良い企画展が来るんだけど、美術館に絵を見に行っても、いまいちどこをどう見たら良いのか解らな

          愛しのヴィンセント・ファン・ゴッホ殿

          布天国へのチケット入手!

          グーテンターク、こんにちは! 2019年秋、いきなり👘着物デザイナーを志す決心をした私。 寒いドイツの冬の日々を自宅に引きこもって過ごし、毎日ネットショップで布を物色しておりました。 前述の通り、ドイツは大型布地店というものがなかなか無いのです。 ネットで気に入ったものがあれば購入、オリジナルの帯を作っておりました。 しかしなかなか「これだ!」と思うものに出会う率は高くなく、あっても値段が高すぎたり(私が良いと思うものは、なぜかいつもアホのように高いものが多い)、ボリュー

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          初作品発表!着物デザイナーごっこ

          グーテンターク、こんにちは! 「着物デザイナーに、おれはなる!」2019年秋、モンキー・D・ルフィのごとく豪語したワタクシ。 年2回開催される大型布市と布地ネットショップで好みの布を買い漁り、とりあえず一番気軽に臨めそうな半幅帯作りから着手する事に。 2019年末から2020年春先まで、細々としたイラストの業務や美術史講座、日々の慌ただしさのスキマ時間を使って、半幅帯の試作品を2種類ほど制作しました。 トップ写真はフランクフルトのクリスマスマーケットの風景です。半幅帯

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          制作にあたり、転職の儀式!

          グーテンターク、こんにちは! さて、何やかんやとありながら買った布地を使って、いざ帯を作るぜ! と思ったら、重大な事に気がついた。それは 手持ちの裁ちバサミが超ヘボい…(・_・; 確かIK●Aの超安い裁縫セットについてたやつです。よく切れないし、持ちにくい。これはいかんという事で、急ぎハサミを新調。✂️ハサミは大事です! なぜなら、ドイツではハサミこそ「着るものを作る人(仕立て屋)」のシンボルだからです。 🇩🇪ドイツ語で、仕立て屋はSchneider(シュナイダー)

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          フランクフルトの布市へGO!!!

          🇩🇪グーテンターク、こんにちは! 2019年秋 「着物デザイナーに、おれはなる!」 とモンキー・D・ルフィのごとく豪語したワタクシ。 そんな私がまずやったのは、住んでいる街フランクフルトで年に2回開かれるという、大型布市に意気込んで出かける事。 布でオーダーメイドバッグを作っている友人のアドバイスをもとに、ヨーロッパが得意とする家具やカーテン向きの厚めの素材を中心に探す事に。 その厚みも活かし、まずは一番気軽にできそうな半幅帯から作ってみようと思ったわけです。 ド

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          新たな夢に向かって、歩き出す。

          こんにちは、グーテンターク。恵美子と申します。 私はドイツで、フリーランスの商業イラストレーターとして、絵を描いたりキャラクターデザインをしたりして、主に活動しています。 ドイツの美術大学卒業の経験を生かし、日本語での美術史の講座など開講したり、ドイツの子供達に絵(漫画キャラクター)の描き方を教えたりもしています。 しかし2019年の夏の終わり、なぜかまったく畑違い(でもないかな?)の新しい「やりたい事」がある事に気がつい(てしまっ)た。 それは、ずっと好きで興味があ

          新たな夢に向かって、歩き出す。