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#1 アルバイト、出来なくなりました。
まずは、ありきたりな表現になってしまい恐縮ですが、記事を開いていただき、ありがとうございます!
本記事は、マガジン「私の914.6」に属しています。
このマガジンの説明は、以下の記事でご覧ください。
はじめに、これから読んでいただく前に知っておいてもらいたいことを1つだけ。
この記事から、何かを学んで欲しいとは少しも思っていません。
また、この記事が役立つと、有益であると言うつもりもありません。
私の考えとして、「役立つ」や「有益」とは、後になって、結果的にそうなったならば嬉しいことなのですが、最初から発信者側がそう言うことに違和感があるんです。
ですので、記事の内容が、読み終えた後にあなたが新しい視点を得るきっかけとして、少しでも作用したならば、こんなに嬉しいことはありません。
* * *
「アルバイト」と聞いて、どんな仕事をイメージしますか?
カフェや居酒屋さんなど、飲食店でのお仕事。
コンビニやスーパーといった小売店で、レジのお仕事。
今では、企業のインターンシップでありながら、お給料をいただく形のものも。
挙げれば数え切れないほど、本当に様々なアルバイトがあると思います。
私のアルバイト先は、自分が子どもの頃から好きだった空間です。
仕事の内容も、自分の気質に合っていて、自然と得意なことを活かせる職場でした。
有り難いことに人間関係も恵まれ、心も穏やかに働くことが出来ていたなぁと振り返っています。
私のアルバイト先は○○○です!
ここまで引き伸ばしてきましたが、私のアルバイト先が分かった方はいらっしゃるでしょうか?
回答します。
私のアルバイト先は、図書館です!
(もしかすると、マガジンのタイトルから、気づいた方も…?)
このアルバイトを始めたのは昨年4月。
1年間働いた中で、新たに挑戦したいこと、やりたいことを考えていた矢先の、新型コロナウイルス感染拡大でした。
実を言うと、今年の4月から9月の期間もアルバイトが出来ていませんでした。
そして、10月からようやく働けると思っていたのに、感染拡大が収まらないため、今年度中の勤務は見合わせることとなりました。
先月から今月の中頃にかけての、約1か月半のみとなってしまい、悔しい気持ちでいっぱいです。
どんな仕事があるでしょう?
さて、「図書館」と聞いて、あなたはどんなことを考えますか?
図書館に行ったことがある方でしたら、少し想像してみてください。
パッと思い浮かぶこととしては、利用者の皆さんが本を借りるために立ち寄る貸出カウンターの業務でしょうか。
この仕事も、図書館の大切な業務の1つです。
しかし、図書館での仕事はまだまだあるんですよ。
私は、「配架(はいか)」や「書架整斉(しょかせいせい)」を中心に担当していました。
きっと、聞き馴染みのない言葉ばかりですよね。
「配架」は、利用者の方が借りて、返却された本を、本棚の正しい位置に戻す仕事です。
図書館では、本の正しい位置というのがとても大事なんです。
本の正しい位置は、主に数字を使って表されます。
このマガジンの名前「私の914.6」にも関わってくるのですが…。
本の背表紙の下部あたりに貼られたラベル、そこに書かれた数字に、それぞれ意味が割り振られているのです。
でも、ここで「図書館の本を正しい位置に戻すって、利用者の自分もやったことあるよ!」という方がいらっしゃるかと思います。
もちろん、館内で本を読んだ後は、「その本をそのまま借りる」か「本棚に戻す」の2つが想像できます。
私の勤めた図書館も、館内で本や資料を読む利用者が多くいました。
しかし、そうは言っても、本を借りて、帰ってから読む方がやはり大多数という印象です。
そうなると、本を元の位置に戻す作業は、正しい位置を理解している職員が担当することになります。
図書館の規模や職員の数によって、もしかしたら返却する本も利用者自身が棚へ戻す図書館があるかもしれませんが…。
逆に、本が正しい位置に戻されなかった場合、いくつもの本棚から、膨大な数の本や資料の中から、求める1冊を探すことはかなり難しいです。
ここから、少しマニアックな話になるかも。笑
そこで重要になる仕事が、「書架整斉」です!
この業務は、はっきり言って、シンプルで地味。
やっていても、心からそう思います。笑
でも、本当に大事なもの。
本棚に納められた本の、正しい位置を示した数字を確認し続ける、根気がいる作業です。
この仕事をやっていて思うのは、意外と正しい位置に戻されていない本が多いこと。
なぜこんなところに、こんな本が…?と思うことも多くあります。
正しい位置に戻されなかった本を探し、正しい位置に納める「書架整斉」は、私の持つHSP(Highly Sensitive Person)という気質がポジティブに活かせる仕事だなぁと感じています。
HSPには4つの特徴があり、そのうちの1つである「ささいなことを察知する※」が大いに発揮できます。
図書館の本の場合、それぞれに数字が割り当てられていますが…。
例えば「1、2、3、4、6、7……あっ!5が抜けている!」のようなことではありません。
貸出中の本もありますから、途中で数字が抜けていたり、なんてことは常です。
分かりやすく言うと、「1、2、3、4、6、5、7……あっ!6の位置が正しくない!」といった感じ。
これは簡単すぎましたが、本の背表紙に貼られたラベルの無機質な数字とにらめっこしながらの作業は、疲れます。笑
「ささいなことを察知する」という特徴をフル活用させると、調子が良いときの私は、書架やラベルの数字をザっと見ただけで、何か違和感を覚えます。
変だな~と感じたら、集中のギアを少し上げて、順番に、注意深く眺めます。
すると、大抵おかしな場所に本があるんです。
正しい位置に納められていなかった本を、正しい位置に戻す際は、なぜそこにあったのか、理由を考えながら戻しに行きます。
考えられるものとして、単純な数字の見間違い。
2と3、6と8なんかは、見間違われやすいですし、シリーズものの本や似たデザインの本なんかは、数字を無視されて、意図せず間違った場所にあることが多いのかなと推測しています。
以下、マガジンを購入された方のみ読むことが出来ます。
ここから、踏み込んだことも書いていますので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
また、私の活動の応援として、サポートもお待ちしております。
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