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【写真日記】関西へ夏の散歩旅⑦関ケ原を散策&大垣スイーツin岐阜
乗り鉄で関ケ原に到着した私は、駅から徒歩10分の所にある岐阜関ケ原古戦場記念館へ向かうことにしました。
《前回のお話》
関ケ原古戦場記念館でランチタイム
直射日光と照り返しで干物になりそうな暑さの中、テクテク歩いて、岐阜関ケ原古戦場記念館に辿り着きました。
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4月に来た時は、入館料を払ってシアターや展示物を鑑賞したんだけど、今回はフードコートのみの利用なので、そのまま別館に入りました。
ここのレストランは、器大きめでボリューミーなメニューが多いんですよね。
せっかくなのでガッツリ食べたかったけど、出発前に食べた松屋の朝定食がまだ胃に残っていたので、軽めのメニューにしました。
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「お腹いっぱいで食べれません~!」と言いつつ、もう少し冷房の効いた館内でまったり休憩したかったので、食後の別腹をちゃっかりゲット。
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これでエネルギーと栄養をしっかりチャージできました。
気合を入れて酷暑の関ケ原へといざ出陣!
細川忠興の陣跡へ
建物の外に出れば、ここは熱世界。暑い~~~
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誰も歩いていないぞ、関ケ原。
さっき、駅から記念館に向かう途中、(散策中の)歴史ヲタク系のおじさんや歴女風のおばさんとすれ違ったんだけど、みなさん何処に行っちゃったのかしら?
今私が歩いているコースには、観光客どころか、地元の人すら一人もいないですわ。暑くて滝汗が流れる…。
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ここで案内板を見つけました。指示通り、左折します。
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◇
住宅の中の道をまっすぐ進んでいくと、公園に辿り着きました。
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公園の入口に行って中を覗くと…。見つけましたよ!陣跡の石碑✨
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サンポー記事の散歩の時、スルーした陣跡①がここ。
細川忠興の正妻は、明智光秀の娘で後にキリシタンとなる玉子(洗礼名・ガラシャ)。関ケ原の合戦の2カ月ほど前、ガラシャは石田三成の人質になるのを拒否して屋敷内で壮絶な死を遂げたんだよね。
忠興は石田三成との対立を深め、いち早く徳川側につき、関ケ原での合戦では、黒田長政らと共に三成の本隊と激しい戦いを繰り広げたのでした。
そうか、忠興はここに陣を構えたのか。
…と、戦国時代に想いを馳せ、しんみりしている真横で、地元の小学生たちが楽しそうに遊んでいました。時々「すいぶんほきゅうーー!」と叫んで、遊びを中断して水筒の水を飲んで、また遊ぶ…という元気っぷり。
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オバサンはちょっと歩いただけで、もう暑さにやられてフラフラだけど、子どもたちは陽気で明るくていいよね。(…と思わず目を細める)
「お邪魔してごめんね…」と心の中で子どもたちにそっと謝り、公園を後にしました。
岡山烽火場/黒田長政・竹中重門陣跡へ
近いようで遠かった岡山の陣跡までの道のり
公園を出て、住宅街を抜けて、またさっきの歩道に戻りました。
そのまま歩道をまっすぐ進むと、大きな道路に出てきました。国道21号線のようです。
信号待ちをしている間、手前の山を見てみると…。
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ここからよく見える岡山烽火場は、黒田長政と竹中重門の陣跡でもあります。
それにしても、戦国の史跡とローソンの看板が並んで見えるというシュールな光景。これってまさに「戦国と現代の共存共栄の図」だなぁ。
…と、あれこれ思っているうちら信号が青に変わったので、慌てて道路を渡りました。
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道なりにどんどん登っていきます。
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更に登っていくと、見覚えのある場所に辿り着きました。
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ここで右折。真っすぐ進みます。
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やっとこさ森の入口まで来て、ホッとしたのも束の間…。
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昔、山菜取りの最中に、森の🐻さんに遭遇したことがあるので、全然洒落にならんのですよ。メッチャ怖っ!
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山際の道を進んで、次の看板を発見。あと110mか…。
ここから山に入ります。
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山頂までの110m、手をパンパン叩き、足元でわざと大きな音を立てて歩きました。ついでに歌まで歌っちゃっいましたよ。クマよけの鈴をつけてくればよかったと後悔(泣)。
…と必死に登っていくと、のぼり旗が見えてきました!
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岡山烽火場/黒田長政・竹中重門陣跡からの眺め
じゃーん!ここがサンポー記事の散歩のときスルーした陣跡その②です。
山頂は、ちょっとした公園になっていました。
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ブラタモリでも紹介されていましたが、ここからは徳川側も石田側も両方見渡せて、陣としては非常にいいポジションでした。
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目の前の雄大な風景を眺めながら、ふと思う…。
合戦の最中、黒田長政軍の鉄砲隊は、戦場の最前線で凄みのある戦いぶりを見せていた島左近を、至近距離から狙撃したんだよね。
ここから一気に合戦の流れが変わり、東軍勝利に至ったんだけど、私はずっと「ウン万と言われる軍勢がワーワーと戦っている中で、しかも、馬に乗って縦横無尽に戦っている島左近に対して、黒田の鉄砲隊はどうやって近づき狙撃したんだろう?そんなの無理じゃね?」と不思議だったのですよ。
だけど、ブラタモリで、断層でできた小高い山を隠れ蓑にして巧みに近づき狙い撃ちした…と知って「なるほど!」とガッテンしたのでした。
山というと、我々飛騨人は、ついつい険しくて高い山を思い浮かべるけど、関ケ原の山は低めでなだらかで「丘」みたいなんですもの。飛騨の「山」の観念でこの戦場をイメージしたら、全然違う話になってしまいます。関ケ原の山は低い。だからこそ、山頂に陣が敷けたのですよ。
実際にここに来てみて、平地からは森の中の様子は見えなくてわからないけど、森の中から平地を見ると、木と木の間が空いていて適度に平地が見える所があるし、意外と見晴らしが良い所もあります。これなら敵に気づかれることなく、移動や狙撃は可能ですわ。
やっぱり「百聞は一見にしかず」ですね。
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山道を抜けて、農道に出てきました。
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関ケ原を後にする
さて、目的の陣跡を2つ制覇したので、駅に戻ることにしました。
またあの道を歩くのか…と思うと、ちょっぴり心が折れそうになりましたが(滝汗)、とりあえずは岐阜関ケ原古戦場記念館に向かいました。
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関ケ原古戦場記念館のフードコートでまた一休みして、駅前の観光交流館のコインロッカーに預けていた荷物を回収し、関ケ原駅へと向かいました。
駅に行くと、ちょうど駅員さんがいたので、Suicaの未払い運賃を精算してもらいました。
そこうして私は関ケ原を後にし、大垣行きの普通列車に乗ったのでした。
大垣で寄り道・有名な「水まんじゅう」をいただく
この後、JR大垣駅で快速列車に乗り換えて、岐阜に向かうのですが、その前に、「せっかく大垣に来たんだから…」と、駅の近くにある金蝶園総本舗さんに寄ってみることにしました。
昔から大垣の「夏の水まんじゅう」は有名で、いつか食べてみたかったんですよね。
大垣駅の南口を出て、歩道を歩いて数分。金蝶園総本舗に着きました。
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私は店内に入り、中でいただくことにしました。
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あまりに美味しくて、ペロッと秒殺で食べてしまいました。
ちなみに金蝶園総本舗さんですが、実は今年の1月にも行ってるんですよね。
この時は、夫が大好きな金蝶園饅頭を買いにいきました。
今度は夏の銘菓をいただくことができて、嬉しかったです。
旅の締めくくりに、贅沢なひと時を過ごすことができました。
帰路は岐阜から高山へ高速バス
水まんじゅうを食べた後、またスーツケースをガラガラと引いて、JR大垣駅に戻りました。東海道本線の豊橋行の新快速に乗って岐阜駅に向かいます。
この快速電車、岐阜で降りずに、そのまま乗っていれば、名古屋に行きます。もしも東京・名古屋方面から電車で関ケ原に行きたい方は、JR名古屋駅で、米原行きの東海道本線に乗ればOKですよ。
JR岐阜駅から、近くにある名鉄岐阜バスターミナルへ徒歩で移動し、高山行きの高速バスに乗りました。
これで、いよいよ旅も終わりです。
いやはや、なかなか濃くてディープな3泊4日でしたわ~。
だけど、会いたい人に会い、行きたい所に行き、美味しいものを食べてお腹いっぱいになり、とても楽しく充実した四日間でした。
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さて、次はどこに行こうかな?笑
~おしまい~
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