【写真日記】ディープな岐阜旅③ここは昭和レトロ&織田信長公のまち
前回のお話はこちら
岐阜市に到着して以降、JR岐阜駅前の「問屋町」をブラブラ歩いて、「金神社」に立ち寄り、「柳ケ瀬商店街」を散策しましたが、これらは全て、岐阜駅から徒歩圏内のところにあります。
お散歩好きな人なら、このコースは結構楽しめますよ。
さて、私ですが、柳ヶ瀬商店街を出た後も、街をぶらぶらと散策しました。
この日は、カメラを首から下げて歩きましたが、思わず立ち止まって撮りたくなる風景があちこちにあり、とても楽しかったです。
ノスタルジックな岐阜の街
かつてバブル期には、日本のあちらこちらで土地の乱開発が進み、特に街の中心部では、古い家屋が次々と取り壊され、ビルに建て替えられていきました。
ところが、岐阜市の街中には、今も昭和の香りを残す家があちこちに残っていました。
多くの車が往来する大通りから少し中に入ると、こうした路地が、碁盤の目のように走っています。
岐阜ってなかなか面白いぞー。
織田信長のゆかりの寺
さて、もう夕方なので、ホテルに戻るとしましょう。
…と、途中で、気になるお寺を発見しました。
こちらは円徳寺というお寺。「織田信長公ゆかり」というキャッチフレーズにピピっときました。
「長良橋通り」という、岐阜のメインストリートに面して建っているお寺。調べてみたら、織田家とゆかりのある古刹ではありませんか。
ところが、街中のお寺だからかな?サッパリした雰囲気なんですよね。この感じ、名古屋の大須観音さんにちょっと似ているかも。
歩道沿いの門の横、柵の向こう側(境内)に、文化財の案内標示が立てられていました。目立たない場所に、柵に隠れるように設置されているけど、よく見たら、すごい内容…。
なんと!ここがあの有名な「楽市楽座」の制札が立てられた場所でした。
本堂前で手を合わせてお参りしました。
その後、ちょっと気になったので、本堂の横へ回ってみると、梵鐘のお堂がありました。
ここでも、何やら木製の案内板が掲げられているので「何だろう?」と近寄って見てみると…。なんと!ビックリ!
この梵鐘は、あの織田信長公が寄進したものだそうです。
偶然、気になったから見に行ってみた場所で、簡素な造りの鐘つき堂を見つけたものの「小さい鐘やなぁ」と思うだけで、そのままうっかり通り過ぎるところでした。いゃー、もう驚いたのなんのって…。
これが、キング・オブ・ジパングの織田信長公が寄進した梵鐘ですよ!岐阜市の重要文化財ですよ!もうビックリですよ、奥さん。
信長公のネームバリュー&歴史の重みに対して、もうちょっと何かできないだろうか?これはあまりに無防備で軽すぎないだろうか…。
いやはや、こんなところが岐阜の魅力なのかしら…と思ってしまいました。
市内には織田信長公がいっぱい
大河ドラマで「戦国時代もの」が放送される際に、必ず登場するのが「美濃国・岐阜」。この町は、かつては天下分け目のホットスポットだったんですよね。
そして現在。岐阜市は、織田信長公をモチーフに「街おこし」をしているようです。
信長バス&濃姫バス
今回、岐阜市内を散策していて目についたのが、信長公のイラストを描いたラッピングバスです。
この「信長バス」は岐阜バスさんが運行しています。
岐阜市内の主要地を巡回する市内ループ線で「信長バス」が走っているそうです。
この他にも、「濃姫バス」も見つけました。
市内中心部を走るループ線で、濃姫バスが運行しているそうですよ。
ラッピングバスに乗って、岐阜を観光して回るのも楽しそうです。
黄金の織田信長公像
更に、JR岐阜駅前の広場には、金色に輝く織田信長公がいらっしゃいました。
夜はこんな感じでライトアップされるのですよ。
信長さまは、昼夜を問わず、岐阜の民たちを見守り続けてくださっているのです。
信長公ゆかりのまち・岐阜市。
このディープさ、癖になりそう…。これは沼落ち確定かな・笑。
◇
さて、次の日。
私が泊まったホテルの窓からは、金華山がよく見えました。
④へつづく