苦手なことをスキに換える
実は正直なことを言うと、私は「アポ取り」が苦手だ。
初対面の相手に電話をしなければならない状況だと、ものすごく緊張する。今はメールやSNSのDMがあるからまだいいけど、そんなものは無かった昭和~平成初期時代、相手とコンタクトを取るための手段は「電話」オンリーだったから、そこはヤケッパチで開き直って、用事の度に電凸していた。精神的にいろいろ大変だった。
この気質は、令和の今も脈々と引き継がれていて、今に至る。
そんな私が「面白そう」という、本当に極々軽い気持ちで高山市民ライターに応募したところ、見事に採用。そして現在、毎回「取材の依頼のアポ取り」をしなくてはいけない立場になってしまった。(後で気づいて慌てても後の祭り…)
毎回ドキドキである。
相手のご都合のいい時間帯はいつだろうか…とか、お仕事の邪魔にならないタイミングは何時くらいだろうか…とか、午前中がいいか?午後か?いや夕方か?…云々、更には、どんな風にお話させていただくといいのだろうか…等々。こんなことで頭の中がいっぱいになり、ずっとグルグル考えている。相手にいい印象をもっていただけるようにと細かいところにまで気を配り、毎回ものすごく緊張してしまう。
いい歳をしたオバサンの私でも、こうなんだもの。普段から電話に慣れていない若い世代の子たちは、お仕事で電話となるとメチャメチャ緊張するだろうな…と、つい思っちゃう。
だけど、私がアポ取りさせていただくお相手は、私が今最も興味を持っている分野の方で、私が「是非お話を聞きたい!」と思っている方である。だから、無事にアポ取りができて、お会いできる日時が決まったら、あとはパーと緊張から解き放たれて「すごく楽しみーー!」という気持ちで胸がいっぱいになる。
実は先日も無事にアポ取りを一つ完了させたところだった。緊張してハラハラしながら電話をかけたけど、無事に話がついて電話を切った瞬間、肩の力がスーと抜けた。そして、ワクワク感が胸の奥からムクムクと沸き上がった。「あぁー電話して良かった~!」と心から思った。
苦手で怖いと感じていることでも、ちょっと頑張ってそれを乗り越えれば、その先に「好きなこと」が待っている。そう思うと、目の前の苦手ハードルを頑張って越えなくては…と気合が入る。
こうしてちょっと高めのハードルをせっせと乗り越え続けていくうちに、だんだん成功体験が積み重なり、自信もついて、怖さにも慣れていくんだろうな。つまり、これは訓練なのだ。怖気づかないための日々の訓練。
だから苦手なことであっても、ちゃんと手を付けて、コツコツチャレンジしていくことが大切なのだ。逃げたらもったいない。
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ちなみに、私が「市民ライター」として書かせていただいた記事はこちら👇簡単にご紹介します!(新しい順です)
①高山を歩いて観光するのに便利!「飛騨高山ぶらり散策マップ・デジタル版」使い方ガイド
今年2月から観光用に新しく導入されたデジタルマップの扱い方が、(実際に使ってみたところ…)イマイチよくわからなかったので、高山市役所・観光課に伺い、デジタルマップ担当者さんから使い方を直接教えてもらいました。その後、現場実習でマップを使って街を散策してみたところ、地元人の私もビックリのディープな路地を案内してくれて面白かったです。デジタルマップ、飛騨高山を訪れたら是非使ってみてください!
②路線バスで行く飛騨高山の桜めぐり・桜野公園と臥龍桜
郊外の桜の名所へは(公共交通機関を使って)どうやっていけばいいのか…を書いた記事。花見の思い出に立ち寄ってほしい所として、桜野公園内の焼肉屋さんと、大吟醸生酒「臥龍桜」を販売している酒屋さんの2店を取材させていただきました。記事内でご紹介したことを2店とも喜んでくださり、私も嬉しくて「書かせていただいてよかった!」と心の底から思いました。清酒「臥龍桜」お土産に超おススメです!
③【歩いて飛騨高山を満喫!】初めての高山散策・JR高山駅から高山陣屋⇒中橋⇒古い町並み⇒高山市図書館をご案内します
記念すべき私の市民ライター・デビュー作。人力車&図書館近くのカフェをプチ取材し、ご紹介させていただきました。私自身「駅から歩くと何分くらいかかるんだろう?」と前から疑問だったので、実際に歩いて確認することができてスッキリしました笑。このコースでの私のおススメのスポットは「猫石(根古石)」。実は以前から名前は知っていたけど、何処にあるのか知らなくて、今回の散策で発見!。意外と大きくてビックリでした。
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私の苦手ハードルを幾重も乗り越えながら、新しく生み出した記事の数々。取材させていただいた皆様、本当にありがとうございます!
これからも私のチャレンジ(アポ取り&取材)は延々と続く。
記事執筆を通して、私は自分の苦手と向き合い、苦手克服の機会をもらっているのかもしれない。そう思うと、ありがたいことだなぁ…としみじみ感じる。新しい出会いと人とのご縁を楽しみに、苦手だけど頑張っていこうと思うのだ。