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【写真日記】ディープな岐阜旅②金神社~柳ケ瀬商店街を歩く

前回のお話はこちら

昭和の名残を残す「繊維問屋街」を抜けたところで、道に迷ってしまった私。
でも、すぐにスマホでGoogleマップを開き、位置を確認しました。
文明の利器に助けられ、目的地までスマホにナビゲーションしてもらいながら、大通りの歩道を歩きます。

こうして横断歩道を渡って、更に進むと、前方に朱塗りの立派な塀が見えてきました。

金神社を参拝


ここが次の訪問地。こがね神社です。

金神社は古来より産業繁栄、財宝・金運招福、商売繁盛の御神徳あらたかな神として、篤い信仰を集めております。御鎮座の年代は遠く昔、成務天皇の御代(西暦135年)に物部臣賀夫城命が国府をこの地に定め篤く金大神を崇敬されたと伝えられています。
当神社の主祭神「渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)」は、景行天皇の第六皇女で伊奈波(いなば)神社の主祭神「五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)」の妃です。

金神社HPより

歴史を見ると、かなり古い神社なのですね。

さて、大通りから少し横に入ったところに、金神社の鳥居があります。
そうそう、これが見たかったのです。じゃーん!黄金の鳥居です。

金色に輝く鳥居。

噂には聞いていましたが、こうして実物を見ると圧倒されます。
なかなかスゴイですよ、これ。

鳥居の前で帽子を脱ぎ、一礼してから聖地へと足を踏み入れました。

手水舎。CORONAの影響かな?柄杓はありませんでした。
金神社の本殿。

大通りとビルの狭間に突然ポンと現れた、このオープンな空間。
とても清々しくて爽やか。良い気が流れていました。

この感じ、どこかに似ているなぁ…と思い、ちょっと記憶を辿ってみると…。あっ!思い出しました。そうそう、東京の神田明神ですよ。

CORONA前、私はよく東京に出かけていたのですが、一時期、御茶ノ水周辺がすごく気に入って、あの辺りに宿をとっていたんですよね。
それで、近くの神田明神にもよくお参りに行っていたのです。

金神社の前に立っていたら、神田明神のことが思い出されて、とても懐かしくなりました。

金神社では写真のお焚き上げをしてくださるのですね。
本殿の横にあった石。願い事を心の中に思い浮かべながら、この石を持ってみて、「重いか?軽いか?」どう感じるかで、思いが叶うかがわかるそうです。

本殿の横には、金祥稲荷神社の社があるのですが、その更に横へ行くと、細い参道があります。
その参道の先に、賀夫良城神社(小さな祠)がありました。

賀夫良城神社

「神社」と名付けられていますが、どうも古墳のようです。この辺りを治めていた物部賀夫良(臣賀夫良命)の墓と言い伝えられているそうです。
ちなみに、この賀夫良城について、「史跡」になっている割には、いろいろ調べても詳しい情報がほとんど出てこないんですよね。
物部氏と関係があるからかな?…物部氏が絡むと、とたんに謎めいてしまうという…。古代史の闇は深い…。

賀夫良城神社の横(金神社本殿の裏)には、他の神社や末社が祀られてありました。
本殿の裏。

この後、社務所でお守りを購入し、金神社を後にしました。

柳ケ瀬商店街を歩く

柳ケ瀬とは?

次に向かうのは、岐阜市の繁華街・柳ヶ瀬です。
柳ケ瀬といえば、やっぱり美川憲一さんの『柳瀬ブルース』ですよね。


(柳ケ瀬は)中部地方有数の繁華街とされる。(中略)
柳ケ瀬商店街のメインストリートには美川憲一の『柳ヶ瀬ブルース』の歌碑が設置されている。中部地方随一の規模を誇る全蓋式アーケード街を擁し、地方都市の歓楽街としては規模が大きな街である。かつては愛知県名古屋市から訪れる人も多かった。

Wikipedia「柳ケ瀬」より

柳ケ瀬の歴史は古く、明治時代に盛り場として始まり、その後、大正時代に商業地として発展します。
戦中、空襲で焼失したものの、戦後の復興によって新しく建て直され、現在の巨大アーケード街が誕生しました。昭和40~50年代に繁華街としてのピークを迎えたものの、その後は、時代の流れ&人の流れの変化と共に、少しずつ淋しくなってきました。

しかし今、柳ケ瀬商店街は、かつてのように街に活気を呼び起こそうと、新しい視点と発想から様々な試みがなされています。



そんな柳ケ瀬商店街。実はこちらも、私は(県民なのに)今まで訪れたことが全然無くて、今回が初潜入なんですよね!
とてもワクワクしてきました。

おっ、見えてきましたよ…。

あれが柳ケ瀬の入口。「劇場通り」と呼ばれる通りです。

早速入ってみましょう。

柳ケ瀬アーケード街を散策

アーケードの中へ入ってみます。

屋根がついているから、天候に関係なく歩けて、ありがたいです。
意外と賑やか。人がたくさん歩いています。
「ヅカ美容室」のためだけに造られた道。
掲示板には、学校紹介の写真が掲載。ローカル色が良い感じです。
カーテン屋さんだけど、カーテン以外の物もいっぱい並べられていました。

この柳ケ瀬商店街は、京都の新京極や名古屋の大須にどこか似ています。
だけど、他のアーケード街と圧倒的に違うところは、「規模が大きい」ところです。そう、かなり広いんですよね。
しかも、興味を惹かれるもの&面白そうなものが、あちこちにたくさんあります。
丁寧に回っていたら、半日以上…下手したら一日済んでしまいそうです。

この靴屋さん、陳列の仕方が圧巻でした。
ここなら「私のお気に入りの一足」が絶対に見つかりそうですわ。商品(靴)の量ががすごい!
靴屋の隣に、謎めいた路地。ここは本当に日本の柳ケ瀬?
不思議なスポット。ここも柳ケ瀬。
沿道に建てられたローマ遺跡のような柱。
シャッターが下りている店舗もあるけど、がんばっているお店も多し。
高島屋の横にあった女神像。
アーケード街の中に造られた緑のオアシス。
左は岐阜のおばちゃんが好きなデパート・高島屋。
生活雑貨のお店だけでなく、手土産を買うのによさそうな老舗もありました。
飲食店もありますよ。
天ぷら屋さんの前に張り出されていたもの。ちょっと意味がわからない。笑
これは柳ケ瀬のゆるきキャラ「やなな」かな?
天使が飛んでいます。
頭上を見上げると、ローマ風の立派な彫刻が鎮座。
遠くから見るとこんな感じ。古代ローマの柳ケ瀬神殿遺跡です…(うそ)。
柳ケ瀬の猫
下校中の高校生。自転車で颯爽と走り去っていきました。確かに雨に濡れないから、通学路としては便利だよね。
美味しそうなお店を発見。
ちょっと外れると、人気が無くなって少し寂しい。
ご当地アイドルかな?
アーケード街の入口は、ストリートの「顔」のよう。それぞれに個性豊かです。

アーケード街を出て、大通りに面したところも歩いてみました。

こちらも柳ケ瀬商店街

ここにも屋根(アーケード)がついていました。日差しが強い日の散策には、こうした屋根があると本当にありがたいです。

昭和の雰囲気が残るお店が並んでいました。
自転車屋さん。自転車は岐阜県の高校生の通学の足。
歩道が広いから、ゆったり歩けます。左の果物屋さんのフルーツサンド、美味しそうでした。


今日のお散歩はここまで。
次回は、柳ケ瀬のことをもっと下調べして、しっかり歩きたいなぁ…と思いました。
それにしても、この昭和感&カオス感は癖になりますね~。

③へ続く

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Emiko(シモハタエミコ)
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