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長女にできた新しい住人
思春期に片足を突っ込んでいる小5の長女。
成長ホルモン、女性ホルモンが活発になって
身体も心も大きく変化している。
私も中学生から悩み始めた住人が
長女のおでこにもたくさんできてきた。
思春期の肌悩み
私はオイリー肌で中学、高校生の頃は
おでこや頬、顎を中心にたくさんできていた。
同じように悩んだ方はいるだろうか?
ニキビである。
小学生の間は肌トラブルはなかった。
30年前になるので、今の小学生よりも全体的に美容への関心は低いし
SNSも普及していないから手軽に情報を知れる時代でもなかった。
中学生になり一気にぷつぷつと現れた。
ニキビが出てきたらオロナイン塗ったらいいよ
と親から言われて塗っても治らないし
ニキビで皮膚科に受診する選択肢も子どもにはないので
絶対やったらいけない、潰して膿を出すことも良いと思ってやっていた。
(無知は怖い)
なかなか治らないし、治っても痕が残ってクレーターみたいになるし
自分の顔が、肌が汚いことがコンプレックスだった。
偏見かもしれないが女子はカーストができやすい。
私は見た目がいけてないし
性格もマンガ好きのネガティヴさんだから
勉強だけは必死に頑張っていた。
成績が上位であれば親に小言を言われることも無いし
クラスでもそこまで浮くことはないだろうと思っていたのだ。
ある日ミニスカでルーズソックス(時代が分かる)
化粧もしっかりしていて彼氏もいるイケてる女子から訊かれた。
「なんでそんな肌ぶつぶつなん?」
子どもと言うには年齢を重ね過ぎている
中学生女子の言葉はナイフのように突き刺さる。
答えられず言い淀んでいる間に彼女はどこかへ行ってしまった。
何が言いたかったんだろう。
傷つけたいだけだったのか。
心配してくれたのか(その子の性格上無いな)
化粧品を勧めようとしていたのか。
ただマウントを取られたのか。
口の中に砂が入ったような、じゃりっとした感触が今も心に残っている。
プロアクティブやDHC、オールインゲルなど
ニキビに良さそうな化粧品は親に頼んで買ってもらい、試してみた。
ニキビがあるから自分の顔が好きになれない。
自己肯定感も下がる一方だ。
就職して自分で収入を得られるようになると
スキンケアや化粧品にお金をかけられるようになった。
マルチ商法に引っかかりもしたが
(購入した化粧品が使っても効果がなかった。高価な商品を買っても肌が変わった実感がない)
今は馴染みのエステで店頭購入するスキンケア商品で肌は落ち着いている。
おやつをたくさん食べた時、外食が続いた時
寝不足続きの翌朝は要注意だ。
必ずおでこに一つぽつっとできている。
肌ファスティングをするようになり、肌トラブルが起きてもすぐ回復するようになってきた。
40代でようやく自分の肌が好きになってきた。
長女への対応
同じ経験をした私は長女が聞いてくるまでそっと見守っている。
夫や実母(長女にとって祖母)は
「ニキビができてかわいそう」
「なんでそんな汚いぶつぶつできてるん?」
「おやつはやめた方がいいよ」
と好き勝手な意見を長女にかけている。
言葉では治らないし
かわいそうや汚いと言われて育つ子が
自分のことを好きになれるのかな。
食べ過ぎて晩ご飯が食べられないなら
おやつはやめるべきだろう。
だが長女はおやつを食べている時、ほんっっっとうに幸せそうだ。
毎日学校で頑張れているのは、おやつのパワーが大きく影響していると思う。
周りに何を言われてもぶれない自分は大切だが
ネガティヴな言葉ばかり浴びると心は萎れてしまう。
ニキビについても長女が一刻も早く治したい!と思うなら皮膚科に行く必要があるし
もうちょっと様子を見るなら
スキンケア商品をそろえて試してみるのもいい。
無理に追い出す『ニキビ潰し』だけは全力で止めなきゃな。