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NHKドラマShrink精神科医ヨワイ 第3話パーソナリティ症

気になっていたNHKドラマ、Shrink精神科医ヨワイ。


全3話で1話ごとに
パニック障害 
双極症
パーソナリティ症
をテーマとして中村倫也さん演じるヨワイ先生が
患者と向き合っていくという話。

私は興味があった3話のパーソナリティ症を視聴した。

パーソナリティ症とは
主に見捨てられ不安から感情のコントロールが難しく、
人間関係のトラブルをおこしてしまったり、
コミュニケーションがうまくできずに自暴自棄を起こして自傷行為に走ってしまうこともある病気だ。
ドラマでは親との関係を拗らせ続けきた女性がヨワイ先生に見守られながら
自立した大人として成長する姿が描かれていた。

かくいう私も20代の頃の恋愛でパーソナリティ症ぽい振る舞いをしていたことがあった。
自傷行為はしないものの、すぐに「別れる!」と心にもないことを言って相手が離れていかないことを試していた。

この病気は若い女性に発症が多いらしく、歳をとると徐々に治まっていくと聞いたことがある。
たしかに若い頃の強いエネルギーがあるからこそ、できるような行動もあり、
歳を重ねて落ち着くというのもなんかわかる気がする。

このドラマのレビューをみたら
意外にもこの病気のことを知らない人が多くて驚いた。
たしかにメディアで取り上げられることは少ないし、
こういう人が身近にいなければ、なかなか知ることはない病気かもしれない。
「かまってちゃん」や「こまったちゃん」として周囲が認識していても
それが病気だと知らないというケースの方が多いのだと思う。
また、一番苦しい本人に病識がなければ、助けを求めることもできないだろう。

このドラマでは友人がクリニックの受診を勧めてくれたことがきっかけで
治療の第一歩が踏み出せたが
私も10年くらい前、ある出来事でどうにもこうにもつらかった時にメンタルクリニックを受診してみた。
誰にも相談できず、逆に病院しか頼るところがなかったのである。
とくに病名はつかなかったが、心理士さんが20分ほど話を聞いてくれただけで心がスッと晴れたのを感じた。
行く前はすごく勇気がいったが、行ってよかったとほんとに思った。

ただ日本で精神科を受診するというのはまだまだハードルが高いと思う。
だからこのようなドラマを見て、
「もしかして私も・・・」
「もしかしてあの人・・・」
と知る機会が増えて、少しでも楽になれたら良いよね。

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