見出し画像

疲労とはなにか

コロナウイルスの蔓延によって疲労というものが世界共通の大問題となっている。副題にある「すべてはウイルスが知っていた」という部分が気になり、読んでみた。


日本という疲労研究の先進国

疲労についての研究が日本が一番進んでいるらしい。日本では過労死が社会問題化し、高い関心がある。

英語で疲労は「fatigue」だけ。欧米の研究者や区別しているようには見えないらしい。

海外に結構行ったことがあるが、海外は疲労に対して良い印象を抱いていないのは何となく分かる。皆エネルギッシュに働いており、疲労を出してはいけないとも言われた。

「疲労感」と「疲労」

普段、疲労としか使わないが、この2つに分かれる。

「疲労感」:疲れたという感覚。「休みたい」という気持ち。
「疲労」:体の障害や機能低下。疲労が疲労感をもたらす。

テレビで栄養ドリンクの宣伝を見ると、誠実な製薬会社のCMは疲労感を減少させると言っているらしい。気にしてなかった。

そして、疲労は2つに分かれる。

「生理的疲労」:仕事や運動で発生する、1日も休めば回復するような短期的疲労
「病的疲労」:何カ月も続き少し休んだ程度では回復しないもの

疲労とウイルスの関係

仕組みの部分は頭に入ってこなかったので、そのまま抜粋。

疲労について、以下のような姿が明らかになってきました。
①疲労感の原因は、脳が炎症性サイトカインにさらされることである(これは生理的疲労も病的疲労も同じ)
②脳が炎症性サイトカインにさらされる原因は、次のとおりである
 生理的疲労……末梢組織で産生される炎症性サイトカイン   
 病的疲労……脳内の炎症  
③新型コロナ後遺症の脳内炎症の原因は、脳のコリン作動性抗炎症経路の障害である

疲労→細胞への負荷→ISRが細胞の動きを止める→「炎症性サイトカイン」という物質が産出→脳に届く→疲労感の自覚 という流れ。

仕組みを知りたかったけど、細かい部分は全然頭に残らなかった。

うつ病でなぜ自殺するのか

なんで自殺する前に逃げなかったのか?と思ってしまうが、うつ病の発症前に脳内炎症が起き、正常な判断ができなくなっているためだと考えられる。

自分も仕事がうまくいかずに辛い時期は相当ネガティブな考えになってしまい、逃げられない、あー死んだら全部終わって楽になるかなという思考になったことはある。

菌についても知りたい

菌は健康や性格にも関係するらしい。今度そういう本も読んでみる。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集