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ビクターマークに、犬の可憐さを思う
我が家では、豆柴を飼っています。
最近、犬友からビクターマークの由来について話を聞きました。
犬が、亡き主人の声に聴き入る様子を絵にしたことが、マークのきっかけだと言うのです。海外にも、ハチ公みたいに亡き主人を偲ぶ犬がいると思うと、気になります。さっそく調べてみました
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ビクターマークの原画は、イギリス人の画家フランシス・バラウドが描いたものと言われています。
画家フランシスの兄は、かつて「ニッパー」と呼ぶ犬を飼っていました。しかし兄が世を去り、フランシスが「ニッパー」を引き取ります。
たまたま家にあった蓄音器で、かつて吹き込まれていた兄の声を聞かせたところ、ニッパーはラッパの前で、けげんそうに耳を傾けて、なつかしい主人の声に聞き入っているようでした。
そのニッパーの姿に心を打たれたフランシスは、早速筆をとって一枚の絵を描き上げました。
そして、絵に「His Master's Voice」とタイトルを付けたのだそうです。略して「HMV」。日本ビクター(現・JCVケンウッド)やHMVのトレードマークとしても知られています。
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蓄音機から流れる声に、耳を傾ける犬の姿が、なんとも可愛らしいのです。なぜか帰ってこない主人の声を耳にして、なんとも不思議に思ったでしょうに。
声だけでも主人と再会できて、きっと嬉しかったと思うのです。懐かしい日々をしっかり覚えていて、賢いねえ。
うちの豆柴も、よく首を傾げます。
「はい」のときも、「いいえ」のときも、遠目では全く同じ姿。それでも、本心はどっちなのか、飼い主はわかるのです。
うちの豆柴もかわいがらないと!わんこがいる生活っていいなあ。名前を呼ぶと、犬が首を傾げます。その姿を見るたびに、しみじみ思うのです。
※ タイトル画像は「t0m0y0」さんにお借りしました。ありがとうございます!