ギバー転換率って?コミュニティを盛り上げる「貢献アクション」
みなさん、こんにちは。イーライフのアドバイザー水野です。
先日、Webメディアの「日経クロストレンド」を読んでいた際、「ギバー転換率」なるキーワードを目にしました。
ん?「ギバー転換率」、なんじゃそりゃ🤔❓タレントの愛称か、新しい海賊団の名前かと思ってしまいました(笑)
調べてみると、どうやらアメリカの組織心理学を専門に研究するアダム・グラントン教授が提唱した「ギバー」「テイカー」「マッチャー」という、人間の思考と行動を分類した考え方からきているようです。
ギバー :惜しみなく与える人
テイカー :自分の利益を優先させる人
マッチャー :損得のバランスを考える人
それぞれを一言で説明すると、このようになります。(あ、なるほど💡 “ギブ&テイク”のギブとテイクってことですね)
そして、その「ギバー」をコミュニティの指標として用いたのが「ギバー転換率」です。
日経クロストレンド イノベーターズ・クロス 第21回『コミュニティ熱量を測る“ギバー転換率” 自己効力感が鍵』で、ウェブデザインを中心とした女性のためのキャリア形成スクールを展開するSHE株式会社の福田代表はこう語っています。
計測の具体例としては、同社のスクールを受講した会員が、のちにどのくらいスタッフとして名乗りを上げてくれたのかという数値を指標としているそうです。
確かに、コミュニティに参加する会員が、コミュニティに対して貢献するアクションを数値化して捉えることができれば、会員相互のつながりや信頼関係などを評価することができるかもしれません。
例えば、こんな指標が考えられますね。
商品レビューサイトでのレビュー投稿数
アンケートに対する回答
者数会員相互で助け合うQ&Aサイトでの、Q(質問)に対するA(回答)の数
会員同士の意見が活発なことで、コミュニティの目的を達成しているかどうかは、そのコミュニティの目指す方向次第にはなります。でも、参加する会員がそのコミュニティにおいて自発的に何らかのアクションをとるということは、そのコミュニティに対してロイヤリティが高いといえるのではないでしょうか?
コミュニティの状態を測るKPIの考え方のひとつとして、参考にしてみるのもいいかもしれませんね😄