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風に吹かれて

僕が大好きなボブ・ディランの代表曲。その思いを、当時の中学生にぶつけてみました。


How many roads must a man walk down before you call him a man?

ボブディラン「Blowin' in the wind」


この英文を、英語の問題を解くときのように、「いくつの道を人は~」なんて訳しちゃいけない。

これは、世界で最も愛されている歌の1つ、ボブ・ディラン「Blowin’ In The Wind」の歌詞である。

「一人前の男になるまでに、どれだけの道を通ればいいのだろう」

といった意味のようだ。

中学生の君たちには、この一文にはひどく共感できるのではないかと思う。

この「roads」はただでさえ長く、悩ましく、険しいものなのに、今の時代にはとんでもないオマケ(※執筆当時はコロナ禍でオンライン授業の時期でした)までついているのだから、転がる石のような気分だろう。

とはいえ、これは「道」である以上、必要なものなのだ。僕はかねがね、青春に必要なのは満腹感ではなく「飢餓感」であると考えている。

ハングリーでない青春など、どこに価値があるだろうか?

人は希望がないと生きられないが、適度に絶望しないと成長できない。

 ではどうすればいいかって?悪いがそれは分からない。ボブ・ディランが謳っている。

The answer is blowin’ in the wind

同上

――答えは風の中――

「青春」の対義語である「白秋」を生きるオジサンにも分かりません。それでも生きてるぜ。

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エレカツ@国語教師
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