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美容師が教えるヘアサロン攻略法
みなさんこんにちは!
「ヘアサロンはどうやって選んだら良いか分からない」「上手な美容師さんの見分け方」のような質問を頂く事があります。
確かに悩みますよね。しっくり来る理美容師に巡り会えたら最高ですしね!
ただこの悩みは一言じゃ説明しきれないというのが正直なところです。なぜかというと「人によって求めるものが違うから」ですね。
ヘアスタイルの仕上がりなのか?
接客・コミュニケーションなのか?
はたまたスピードなのか?
基本的には全部だと思いますが、その中でも重視するポイントはそれぞれありますよね。
そしてそれ以上に重要なのは「相性」ですね。これは言葉では表せない要素ですが、お気に入りの理美容師さんがいる方はなんとなく感じているのではないでしょうか?
「だったら無闇やたらに探すしかしないのか」といえばそんな事もなくて、自分のチカラで納得出来る髪型になる確率を高める事は出来ます!
ポイントは「ヘアスタイルは美容師1人で創るものではなくお客様と共に創るもの」だという事です。
自分で出来る最善を尽くし理美容師のチカラを最大限引き出していきましょう!
ちなみに理美容師側も「このお客様は相性良い!」と感じる事もありますよ!
●はじめに
本題の前に表記の説明です。
「ヘアサロン」は「美容室」「理容室」「カット専門店」をまとめたものとして私の記事では記載しようと思います。
「ヘアサロン=美容室」というイメージは一般的にありますが、理容室もヘアサロンに含まれるそうです。カット専門店という業態もあるのでその垣根は曖昧になりつつありますね。
なので3業態まとめる時は「ヘアサロン」、美容室だけなら「美容室」のように記載します。
より簡潔に伝わりやすい文章を目指していきますので読者の皆様よろしくお願いします!
●予約の取り方
予約の時点でもそのヘアサロンを判断する材料があります。
その際は消去法で判断します。
予約の時点で感動レベルは難しいので「悪くない」以上であれば足を運んでみるという判断になります。
予約の取り方は大きく分けて4つですね。
・電話予約
・ネット予約
・次回予約
・予約なし
「電話予約」
オススメは電話予約です。初めての店であればなおさらですね。
電話という顔が見えない状態でどういった対応をしてくれるのか。声のトーンや言葉遣いはその店の良し悪しの判断材料になります。
かしこまった方が良いとかフランクが良いとか人によって違いますので、電話で話してみて相性の良さを確認出来たらそこの店に行ってみると良いと思います。
何か違和感を感じたら無理に行く必要はありません!他の店を当たってみましょう。
ちなみに電話で髪型の相談はアリですが、他のお客様を待たせて電話に出ている場合があります。その為対応が焦ってしまう事もあります。
ある程度の規模の美容室だとレセプション(受付)の方がいる場合もありますね。
「ネット予約」
手軽さがメリットですね。
備考欄があればそこに理想の髪型や悩み、質問など書けるので便利です。電話だと先ほどの通りやり取りに焦ってしまう場合もありますが、メールなどであれば理美容師も落ち着いて返せます。
また口頭だと伝えきれない事も文章であれば伝えやすいですね。思ってても言いづらい事ってありますからね。
こちらも返信内容次第ではキャンセルしても良いかもしれません。
「次回予約」
これは来店した日の帰りに次の予約を入れるパターンですね。なので2回目以降の来店をどうするかって事ですね。
一度施術してある程度把握出来ている状態ですので良ければ予約して帰るし、良くなければ予約しなくても良いでしょう。
次回予約しないと気まずい時は、とりあえず予約いれてあとでキャンセルしましょう。1ヶ月後2ヶ月後の予定が変わる事なんてありますから問題ないです。
「予約なし」
カット専門店は基本的には予約なしですね。
理美容室だと予約なしだと断られる場合もあります。
予約なしで行ってみてどんな対応をするのかで判断しても良いと思います。忙しいのに親身に対応してくれたら好感度アップしちゃいますね!
●予約時の確認事項
要望がある時は出来るだけ予約をする時に伝えておきましょう。
「担当者の指名」
名指しの指名
男性or女性の希望
ボブが得意な人、メンズが得意な人など
ちょっとでも希望があれば言っておいて良いでしょう。指名出来ないヘアサロンであれば毎回仕上がりが変わる可能性があります。
ずっと担当してもらえる方を探すのであれば、「指名可能」は必須ですね!
「ヘアスタイルの希望」
特にスタイルチェンジする時は伝えておくと良いですね。
「今は腰くらいある髪をショートボブにしたい」「髪の色をピンクベージュにしたい」など。
それだけでも得意な担当者を店側で選出しておいてくれたり、髪型のイメージを沸かしておけるのでカウンセリングがスムーズになります。
混んでいる日であればなおさらですね。来店して0から聴くのは時間がないと焦ります。漠然とでも事前に要望を教えてもらえるのは美容師としては助かりますね!
●髪や服装
来店時の髪の状態や服装も大事です!
「髪の状態」
これは2パターンあります。
①素の髪
生え癖やボリューム感など分かりやすいです。
シャンプーは当日じゃなくても大丈夫ですが、寝癖があるならシャワーしてきてからの方が良いですね。
「どうせ後でシャンプーするし」という気持ちも分かりますが、「寝癖を気にしない人」という髪型にこだわらないイメージを持たれますし、生え癖なのか寝癖なのか分からなくて困る事もあります。
寝癖は直しましょう!
②軽くセット
本人のやりたいイメージとスタイリング力が分かりやすいです。
念入りにセットしてくる必要はありません。普段通りか良いです。
ガッチガチには固めて来ないようにお願いします。
カット専門店であれば髪にワックスなど何もつけていない素の状態での来店がベストです!シャンプー出来ませんからね。
理美容室だとその理美容師によって好みがありますが①の素の髪で行く方がベターですね!その上で「普段はこんなスタイリングしている」と口頭で伝えるとなお良いですね!
「服装」
服装を見てその人の印象は変わりますよね。当然理美容師も服装を見てその人に似合う髪型のイメージをします。
「フェミニンな洋服ならふんわりエアリーかな?」
「スーツを着ているなら清潔感重視かな?」
みたいな感じです。
ですから普段よく着ている服を着て行った方が良いですね!「髪切ったら服となんだか合わない」という事がないように。
「注意点」
ただ1番のお気に入りではない方が良いと思います。カットだけならまだしもカラーやパーマをする場合、汚れたり変色してしまう可能性は0ではありません。
私もお客様の洋服を汚してしまった経験があります。今でも忘れられません。
「NG」
パーカーや襟の高い服は絶対に着ないで下さい!
施術の邪魔になり、正確なカットが出来ません。シャンプーもやりづらいです。
お互いの為に覚えてもらえると助かります。
施術のしやすさだけでいえばTシャツが1番なんですけどねw
●髪型の画像を持参する
「百聞は一見にしかず」
画像は分かりやすくていいですね!
「こういう髪型にお願いしよう!」と思っていても、いざ面と向かうと言いづらいものですよね。なので画像を持参する事で伝えやすくなります。
ネット予約で画像が添付出来るならぜひ添付して下さい!
「画像の基準」
画像は「前・横・後ろ」の3パターンあるのが理想です。
ネットの画像でも正面しかないものもあります。
自撮りの場合はその3つを撮っておくとより伝わります。ピンボケや遠すぎ近すぎにも気をつけて下さいね。
またなぜその画像を選んだのかも教えてもらえると助かります。「長さ」なのか「雰囲気」なのか。それが分かるだけでも似合わせがしやすくなりますね!
「イマイチな例」
画像を持参するけど分かりづらい時もあります。
「この写真の髪型なんですけど、前髪は長めで、サイドは短めで、襟足は刈り上げて、もう少し軽めがいいです」
と言われる事がありますが、それはもう全然違う髪型です。極力近い画像を探してもらえると助かりますね。
●カット中の姿勢
「背もたれに寄りかかって真っ直ぐ正面を向く」
背もたれに寄りかかった方が安定します。鏡を見るように真っ直ぐがベストです!
「良かれと思って頭を動かさない」
襟足を切る時など下を向いてくれる方がいますが言われない限りは、頭を動かさない方が良いですね。
私もカットしてもらう時はついつい下向いてしまうので気持ちは分かります。
※余談ですが、カット中ってどこを見ていいか困る時ありますよね。
切っているところを見られていると私は結構緊張してしまいますwどういう風に切ってるのか見るのって面白いんですけどね!
●まとめ
「予約」で自分に合いそうなヘアサロンか判断し、「髪の状態」や「服装」、持参する「画像」で担当者とイメージの共有をはかり、「姿勢」に気をつける事で施術しやすい状態をつくる。
コミュニケーションや接客の「相性」が良いかは実際に相対してみないと分からないですね。「予約」で多少分かるくらいです。
なのでまずはこの5点を実践してみて理想の髪型に近づけてもらいましょう!
ここまでやって納得出来ればもう一度行ってみて下さい。2回、3回と同じ人が担当する事で髪質や好みを理解出来ますので、さらに良い仕上がりに期待出来ますね!
そうして自分のことを分かってくれる理美容師さんとの関係性を築く事が、最大の「ヘアサロン攻略法」だと思います!
参考になれば幸いです!
ご覧頂きありがとうございます!
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