見出し画像

これを食べないと夏が来ない!〜2022年夏〜

こんにちは。ひらみです。毎日、30度を超える日々が続いていますね。
夏が好きな人、嫌な人、いろんな人がいると思いますが、
長くて暑い夏を乗り切るために食べる物、
これを食べないと夏が来ない!みたいなものについてエラマライターズのみなさんに聞いてみました。

ひらみの推しは透明感があって涼しげな夏季限定のお餅!

言い出しっぺのひらみの、夏がやってきた!ヤァヤァヤァ!な食べ物は、たねやの蓮子餅(はすこもち)です。

たねやは、和菓子店の老舗で2022年の今年は創業150周年の記念イヤーです。洋菓子部門はクラブハリエという名前で展開されていて、言わずと知れたバウムクーヘンでご存じの方も多いと思います。滋賀県にあるフラッグシップ店「ラ コリーナ近江八幡」は、和菓子も洋菓子もどちらも楽しめて、真ん中に田んぼがあって、自然も一緒に感じられる素敵な場所です。

私が初めてたねやと出会ったのは、最中でした。商品名は「ふくみ天平(てんびん)」です。
子供の時から、外側の最中の皮がしっとりしているのがなんとなく嫌だったんですけど、最中の皮と中の餡を別々に梱包してセット販売して、食べる直前に重ねたら、皮がパリパリです。
初めて頂いたとき、「これは最中の大革命!!!!」と感動して、もうそれ以来、私はたねやとともに生きていくことを誓いました。
・・・おっと、たねやへの愛があふれすぎました。回し者ではありませんが、回し者と思われてもいいです!でも、お金はもらっていません!
前置きが長くなってしまいましたが、そんなたねや大好きっ子な私に欠かせない夏の和菓子が蓮子餅です。

蓮子餅は夏の期間限定商品なんですが、私はいつも6月ぐらいに「今年の蓮子餅の販売はいつぐらいからですか」とお店の人に、百貨店のはしっこで蓮子餅への愛を叫んで、販売を楽しみに待っています。
最近、販売期間が短くなっている気がするんですが、2022年は7月8日から販売されています。
ちなみに、今年からパッケージがリニューアルされたようです。これまでのパッケージは、だんご6兄弟みたいで、前の方がかわいかったんですが、今年から箱に綺麗に並んでいます。

さて、蓮子餅の魅力をお伝えしましょう。まず、見た目がいいです。
見てください、このつやつや感!なんて涼しげなんでしょう!私が撮影した写真では半分も伝わりませんが、夏の暑さを忘れられます。
そして、小ぶりなサイズがなんともかわいらしいです。

そして、食べる前にも楽しみがあります。
乾燥対策だと思いますが、蓮子餅は、ひとつひとつゴムで包まれています。それを付属のピンで突き刺すと、ぽよんと出てきます。
これまた楽しいんです。食べること自体がエンターテイメントだな、と勝手に良い方に解釈しています。

最後に、味です。
一緒に入っているきなこを上からかけていただくのですが、お餅はなめらかで、つるんとした食感です。きなこのほんのりとした甘さが重なって、最高のおいしさです。
食べる前に冷やすのがおすすめです。

残念ながら、オンラインでの販売がありません。でも、この「お店に行かないと買えない」という障害を乗り越えて、蓮子餅と夏に再会するという、購入までの「わざわざ感」もわりと気に入っています。
ぜひ、お店でお買い求めください!関西の百貨店にはだいたいお店があります!8月下旬までですよ!

pieni(ピエニ)の推しは甘酸っぱい夏の恵み・ブルーベリー

こんにちは、フィンランドが大好きなpieni(ピエニ)です。
夏生まれの私。夏至のころからテンションがぐーんと上がる!1年を通して最も好きな季節は夏!!

そんな夏好きにとって「これを食べないと夏が来ない!」というお題に答えないわけにはいかない。

私の推しは少し前までは「スイカ」でした。子どものころは祖父がスイカを畑で作っていて、夏が来れば無限にスイカを食べることができ、弟なんて哺乳瓶にスイカをしぼったジュースをいれてもらいチューチュー飲んでいた記憶があります。なんて贅沢なんだ。

なので夏といえばスイカだったのですが、フィンランドへ行った夏にブルーベリー狩りを体験してからというもの、すっかり夏といえばブルーベリー推しに変化しました。
しーんとした森の中でひたすら集中してブルーベリーを摘んで、ふと顔を上げるとそこには白樺の森と湖の景色が広がっている。
「ブルーベリー=フィンランドで過ごした自然の恵みと癒したっぷりの夏」というイメージが、私の心に焼き付いてしまったんです。
スイカちゃんごめんね、推しチェンジ。でもスイカももちろん好きだよ。

家の庭では8鉢のブルーベリーを育てています。
昨年から育てているので、背丈はまだ低いのですが今年は結構たくさんの実を付けています。

住んでいる地域的にもブルーベリーの栽培が盛んなのでお安く手に入るのも嬉しい。
自家製ブルーベリーソースを作ってかき氷にかけて食べると最高!
夏の味=甘酸っぱいブルーベリーになりました。

今年は、家で収穫したブルーベリーでブルーベリーパイを作るという目標があります。
いつか庭を小さなブルーベリー園にして、ご近所さんとブルーベリー収穫祭りを試みたい!と毎年夏になると妄想が膨らむピエニなのでした。

みなさんはブルーベリーお好きですか??

石原侑美の推しは、東南アジア香るグリーンカレー!

暑い夏こそ、辛い食べ物で汗をかいてさっぱり!
グリーンカレーは、東南アジアの台所(勝手に命名 笑)のタイ王国で生まれた世界のベストヒット料理。日本でも定番になりましたが、その中にはたくさんのスパイスや薬草が入っていて、野菜も取れて栄養満点。さらにご飯、生野菜やフルーツと、ヤムウンセン(タイ風春雨サラダ)が添えてあると、もはやそこはタイの食堂です。

熱くて辛いグリーンカレーを食べていると、唐辛子の発汗作用が体を覆って、汗が身体中から滴り落ちてくる。汗をタオルで拭いながら、それでもグリーンカレーが美味しくて、スプーンが止まらないあの感覚。辛いものが好きな方ならお分かりになるでしょう。

それが野外だったらどうでしょう?東南アジアのあっさり味のビールを飲みながら、外で食べているとなんと気持ちのいいこと!

タイの田舎を想像するこの写真ですが、実はこれは私の家から1時間ほどの岐阜県郡上市にある、「阿弥陀の滝」のすぐそばにある野外のタイ料理屋「Tharat (タラート)」さんです。夏限定の営業で、意外な場所にあるタイ料理屋さんですが、暑い夏に阿弥陀の滝の飛沫音が気持ち良いこの場所で、辛いタイ料理を食べるのがたまらなく心地よい場所なんです。

体を冷やしたり涼むだけが夏の過ごし方じゃない、体を熱くさせて自然に身を任せられる野外タイ料理は、非現実な空間と味で気分転換に最高です!

いけかよの推しはベランダ夕涼みビール!

食べ物、食べ物……と思っていたのですが、飲んだくれのいけかよはやっぱり、どうしても、お酒になっちゃいました……(てへ

いけかよは夏が大好きで、猛暑カモン!!!と思っているくらい暑いのが嬉しいタイプです。過去2年間で、大好きだったビアガーデンも夏フェスもお預けをくらっているので、今年の夏は本気出します(何の?)。

とはいえ、ビアガーデンやフェスなどの「非日常」ではなく、最近しみじみ思うのは「夏の夕暮れってええなあ」ということ。昼間のちょっと尋常じゃない暑さが少し和らぎ、日が沈んで空が薄水色と紅梅色のグラデーションになり、ちょっと風が出てきたりなんかして、でもまだまだ日は長くて、19時くらいから待ち合わせて飲みに行くときもまだ明るくって、なんなんでしょうあの背徳感と開放感。

そんな感覚を、自宅のベランダでビールを飲みながら感じるのがそこはかとなく幸せです。
夏のビールはビアガーデンで盛大に「カンパーーイ!!」も最高だけど、自宅仕事おわりにふっと自分を緩めるために自宅のベランダで、まるでコーヒーのようにしみじみ飲むビールも最高にジワります。

今回、この記事を書くに当たり、この「ベランダ夕涼みビール」の喜びを2020年と2021年は忘れていたことに気づきました。コロナだろうがなんだろうが、ベランダも夕暮れもビールも当たり前にあったはずなのに、その幸福感を感じる自分の感性が死んでいたんですね。

マンション2階のベランダだから景色なんて別に良くないし、ビールもスーパーで買ってきた缶ビールです。でも、空のグラデーションの美しさと、ぬるい風と、飛び交うコウモリと、ぼーっとしているうちにちょっとずつ色味を変える空、そこをときどき飛ぶ近くの空港からの飛行機。でもまだあたりは暗くならない。ビールを2缶飲み終えるくらいまでは、夏の空は暮れるのを待ってくれるのです。なんか幸せじゃないですか?

そして「今日もがんばったな〜」と思う自分へのいたわりと。
夏の夕暮れは、こんなふうになんだかちょっと特別に、季節がもたらす幸せをじんわり感じられる仕掛けがあるような気がしてならないんです。

灼熱の夏を乗り切ろう!

あなたの気持ちが上がる、夏だからこそ食べたくなるものをぜひ探してみてくださいね。それがあれば、夏がやって来るのが楽しみになるかもしれません。
暑くてだるい時に、マイタイムを快適に過ごすためのヒントにしてもらえたら嬉しいです。

Text by ひらみなおこ(ふつうの会社員)


いいなと思ったら応援しよう!