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コレほんとに高尾山!?驚きの6号路

ずっと敬遠して来た「水のコース」6号路。

思ったより登山者も少なく、これなら自分のペースで登れそう・・・

ホッとしながら登って行くと、何やら賑やかな一団がいる。

???

小学生と先生らしき人の行列が出来ている。

あれは・・・

遠足か!!

そうか〜〜〜〜〜・・・

混雑を避けるため平日に来たけど、遠足があるのかぁあああ!

さすが高尾山。
平日だからと油断は出来ないってことかぁ〜〜〜〜〜

人が少ない平日と思ったのに・・・と、
かなり残念に思いつつ、
まるで私、引率の先生?と、ちょっとワクワクしつつ小学生の一団に囲まれ山道を進んだ。

ゴツゴツの岩道。
そして地面に転がった大きな木。

すごいなぁ〜〜〜
ザ・山道って感じ。

いつも登っている4号路や、病院コースとは表情が全く違う!

ここ、ほんと高尾山?
驚きの光景である。

いつもと違う山の表情にドギマギしつつ登って行くと

滑落注意の看板がッ!!

ですよね〜〜〜〜〜〜〜!!

道も狭いし、足場は悪いし、所々土がぬかるんでいるし。

結構注意しないとマズイコースだな・・・
少し立ち止まり気を引き締める。

一歩一歩、気をつけながら進んでいると、反対側の道でワーワー騒いでいる声が聞こえた。

なんだ?
と、川を挟んで道向こうを見ると、小学生が水筒を山道から2メートルほど下の
川側に落としてしまったらしい。

あらら〜💦

引率の先生が生徒に自分の荷物を預けて、ゆっくり斜面を降りて行く。

だ・・・大丈夫?

ドキドキ・・・

生徒 「先生、すみません!」
先生 「大丈夫だよ!」

生徒に気を使わせまいと、明るい口調で答える先生。
優しい〜

無事、落ちた水筒をつかみ斜面を慎重に登り始めた。
なんとか山道に戻れそう・・・

心配そうに見ていた周りの登山者もホッとした顔をした、まさにその時、

もう少しで登り切る先生に、タカタカタカ〜!と駆け寄る生徒がいた。

ああ、先生の荷物を預かっている生徒だ!
大事そうに先生の荷物を抱えている。

コン!
    
え?

コロコロコロコロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ええッ?

生徒 「すみません!水筒落としました!!」

先生 「え!?誰の?」

生徒 「先生のです!!」

まさかの先生の水筒。

こんなコントのような事が起こるものなのか?とビックリ!

いや、驚愕したのは私より、その先生である。

やっと登り切れた斜面を、また戻らなければならないのだ。

先生 「他の先生、近くにいない!?」

ヘルプ要請発動である。

助けを求めつつも、

先生「あ、あっちから登れそう!」

と、緩やかな傾斜を見つけ自力で登り切っていた。

先生スゴイ・・・

本当にお疲れ様でした・・・

いや〜〜〜〜〜・・・
引率の先生は大変だなぁ〜〜〜〜・・・と、
しみじみ思ったのであった。

以前、テレビの高尾山特集でスマホを落とした人の事をやっていた。
高尾警察署山岳救助隊が崖下に落としたスマホをロープを使って取りに行っていた。

救助隊の人が山で落とし物をしたら危険なので無理に取りに
行かない様にと言っていた。

今回、山での落とし物を目の当たりにした。

今回は自力で取りに行ける感じだったが、山の落とし物は注意しなきゃ
と改めて気を引き締めた。

少し湿った道を進んで行くと、先の方で小学生のキャーキャー盛り上がる声が聞こえて来た。

これは多分、例のアレだ。

水が流れている。

いよいよ6号路名物、沢の中を登る場所に到達だ。

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