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■ 其の293 ■ セレンディピティな話

セレンディピティとは・・・素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

🔴さて、2011年11月17日の読売新聞にこんな記事がありました。

部活リケジョ、「化学」大発見、米誌に掲載へ

 茨城県の女子高生らが新たな化学現象を発見し、権威ある米専門誌に論文が掲載されることが決まった。
 専門家は「高校生の論文掲載は世界的な快挙。今後は彼女らの実験結果を、プロの化学者が後追い研究することになるだろう」とたたえている。
 
 茨城県立水戸第二高校の数理科学同好会に所属し、今春までに卒業した小沼瞳さん(19)ら5人で、2008年2月の金曜日、「BZ反応」という実験を行った。酸化と還元の反応を繰り返すことにより、水溶液の色が赤と青に交互に変わる。

 その日、水溶液の色は想定通り赤で動かなくなった。メンバーは器具を片付けないままカラオケへ。ところが月曜日に実験室に戻ると、液は黄色くなっていた。
 予想外のことで、観察を繰り返した結果、赤青の変化が一度止まった後、突然始まった。全く知られていない現象だったが、試薬の条件が整えば、5~20時間後に変化が再開することを突き止めた。

 女子校生達は、「片付け めんどくさいし、もうイイじゃん。カラオケ行こ
   う!」とでも言ったのでしょうか。
 まさに、偶然から生まれた予想外の幸運な発見です。
 ちなみに、これ⇩ が「BZ反応」だそうです。


🔴ところで、わたしは昨日、no+e上で、セレンディピティ風の経験をしました。
 Kimono clubさんが出していた数字クイズでの話です。

 クイズは、🔲に入る数字は何? というものです。
  1 8 15 24 35 48 🔲 80

 規則性を見つけられずに悩んだ結果、
 数列としてはイマイチだけれど、
  1 8 15 24 35 48 61 80 としました。

 理由は、

  奇数番目(1、3、5、7番目‥)の増え方を、
   +14 +20 +26 ‥‥ とします。 
  増え方が、8+6n になっている。

  偶数番目(2、4、6、8番目‥)の増え方を、
   +16 +24 +32 ‥‥ とします。 
  増え方が、8+8n になっている。         

自己流の理屈

  こういう考え方で、
  数列とは言えないけど、一応理屈は通っています。
  なんとか答えを発見(?)できた喜びがありました。

 🔴それをKimono clubさんのコメント欄に返したところ、
  30分後に、
  「問題を間違えていた。初めの数字は1ではなく、だった」という
  内容の返信がありました。
  「えっ、マジ!?」と思いました。

 本当は、
  8 15 24 35 48 🔲 80  ということです。
 ならば、増え方が、5→7→9→11→13→15となり、
 答えは63

  
  🔴さて、この一連の流れを考えると、
   Kimono clubさんが間違えてくれたおかげで、
   わたしは偶然できた問題を解くことが出来ました。
   不思議で一期一会な体験をさせてもらいました🎵

       


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