審美系スポーツ食の考え方
フィギュアスケートや新体操、審美系のスポーツは、パワー、スピード、持久力、柔軟性および技術的なスキルと芸術性を必要とするスポーツです
体型が細くて体重が軽い傾向があり、いつのまにかそれが、怪我をしにくい、軽やかな演技をしやすい身体だと思われがちです
芸術性を必要とするので、手足が長いなど身体的に有利ではあることも事実
かといって、細ければよい演技ができるわけではありません
しなやかで美しく軽やかに体を動かすためには
筋肉とスタミナ、持久力を備えるため、運動量にに見合うエネルギーや栄養が必要です
ひと昔前は食べる量が少なくても、動ける省エネな身体がよい⁈なんて間違えた考え方があったようですが、現在ではそんな指導者はいないはずです
審美系競技であってもしっかり食べて結果を出せる身体づくりはできると断言したい
女子選手は成長につれ体格が変わる頃、大きな岐路にぶつかります
本来ならば、女性らしいしなやかで美しい演技をとりいれる審美系スポーツには喜ばしいチャンスのはず
ただ、それまでにあまり食事に関心がなくても良い演技ができていたり
常に食事は量を少なめに心がけていたり
しっかり食べる身体づくりの習慣がない選手は
身体の変化が演技の邪魔になってくる、、
練習量に見合う食事が摂れていないと
バテやすい
高いジャンプが飛べない
キレのある動きができない
集中力維持が難しい
頑張っているのにうまくいかない
といった指摘が増えて来ます
全てが体重が原因だという錯覚が起こりやすいのです
錯覚の中で、食事量が不足したまま競技を続けているとやがて、疲労骨折、腰椎狭窄などのケガが起こる、、
選手たちの悲しい現状をたくさん見てきました
現在、審美系スポーツの身体づくりは、必要な食事をしっかり行うことで実現できる考えの元、実践している選手は増えています
審美系スポーツ以外の競技にもいえるのですが、長く競技生活をしている選手ほど、途中から身体づくりについて今までとは違う考えに移行するのは、相当の勇気が必要です
食事についての正しい情報は競技レベルになる前から必要で
選手クラスになる前のスポーツを楽しんでいる段階から、実施する必要があるのです
具体的にどのような点に気をつけて食べたら
良いのでしょうか
①必要量の具体的イメージを持つ
②食べかたを見なおす
③栄養スケジュールを立てる
忙しいレッスンスケジュールの中で、いかに必要量を食べられるように献立や食事のタイミングを見なおす必要もあります
ご家庭の食事を一度見なおしてみてくださいね
みなさんの健やかな成長と競技力向上を応援しています
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