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最後まで食べることに託した希望 〜家族のために健康を守る大切さ〜

こんにちは!
misakoです。

30代のある女性患者さんとの出会いは、今でも私の胸に深く刻まれています。彼女は末期の大腸がんと闘い、幾度となく入退院を繰り返していました。ある日、彼女は私にこう打ち明けてくれました。

「家に帰るたびに台所の配置が変わっているんです。義母がやってくれているので仕方ないけど…子どものお弁当箱が見当たらなくて探し回りました。」少し寂しそうな表情を浮かべていた彼女の姿が、今でも目に焼き付いています。

彼女は最後まで、生きる希望を捨てませんでした。それは、愛する子どもたちのために「食べること」への強い意志をもって。食べることに生きる力を託し、未来への想いを込め続けたのです。

患者さんとのこのエピソードを通して、改めて感じるのは、親が元気でいることが、どれほど子どもにとって安心につながるかということ。

だからこそ、愛する家族のためにも、まずは自分自身の健康を大切にしてほしいと強く願います。


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