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最近手にして、気にいった本

毎日が暑い。
言う必要が無いくらいに暑い。

こんなに暑い日に、クーラーの効いた部屋でアイスと読書。
なによりも贅沢な時間だったりして。

最近読んだりした中から、気に入った本を書きとめておく。


さみしい夜にはペンを持て

偶然Amazonの商品ページに行きついた。本文にも便箋くらいのささやかさで絵が入ってる。絵がきれいだなって思ったところで、Audibleが無料だと気づいた。こんなに本を開いたときの体験に気を配ってそうな本なのに、音声の方に誘導するの? って不思議に思って聞いてみた。

やさしい声で、そっと背中を押してくれるようなやさしい内容。自分の中のもやもやを持て余して失敗したり、孤独にむしばまれてる人に向けてるみたい。

聞いてみて、Audibleから入ってよかったなと思った。本が好きで普段から読んでる人よりも、むしろ、本も、自分と向き合う時間も苦手な人に向けた内容だったから。


神経美学

脳科学者の中野信子さんと著者が対談する動画を見かけて、楽しそうにお話をする2人に、なんだかいいなぁと思って買ってみた。

興味がある分野だったのか、事前にお話しているところを見たからなのか、理由はよく分からないけど、読みやすい。適当なページからパラパラ見ても楽しめる。

「うちの子どもでも描けそうだ」というような絵って本当にそうかな? って、実際に4歳の子どもが描いた絵と比べて見てもらう実験のあたりが特に好きだった。専門的な勉強をしていない人でも、抽象絵画を見て意識的に気づく以上のものを「みる」ことが出来ているもよう。


橋本式国語勉強法

どこかの学校の現代文で1つの話を3年かけて学ぶらしいということだけ聞いたことがあった。それがこの橋本武先生の授業ということを知って、読んでみた。

学ぶって結局は泥臭く地道にやっていくしかないよっていう感じだったので好感度が高い。要約のしかたを具体的に書いてくれてて助かる。

でも、「本はとにかく偉い」と感じてしまうような人、劣等感がある人が読むとしょんぼりしちゃうかもしれない空気が出てる気もする。用法用量は守りたい本かもしれない。

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