ココノミさんのこと
それは600件を超えたと思います。
在来種の日本茶職人川上さんのお茶を持続可能なかたちで次世代へ繋ぎたい。まずは日本の方々に知ってほしい、味わってほしい。
そんな思いで、この方なら価値をご理解いただけるのではないかと
期待できそうな様々な方に日々コンタクトを取り続けておりました。
ですが、簡単ではありませんでした。
日本を称賛するような言葉が溢れる昨今ですが
実際は大変に難しいことでした。
たかがお茶
されどお茶
代々守りつづけてこられた茶樹
ある日、ココノミさんとお電話が繋がりました。
多くを語らずとも(結局のところ夢中でお話してしまうのですけれど…)
このお茶の価値の本質をスッとご理解くださいました。
そして、とても喜んでくださいました。
政所茶の希少性は勿論、背景や文化など総合的な価値を受け留め、
皆さまにお届けすべく御尽力いただきました。
本当に嬉しく思いました。
ココノミさんの小さな生産者を懸命に応援されるお姿には非常に共感を覚えました。
日本の日常生活に、本質的な豊かさ・繋がりを届けたいという想いが表現されているように感じておりました。
このたび、その事業を閉じられるとのご連絡をいただき
理想(想い)とビジネスの現実がみられ
非常に残念で、そして複雑な気持ちでおります。
少なくとも、
国内の各ご家庭に安心と幸せをお届けされたこと、
地道に頑張る小さな生産者さんたちを励ましてこられたこと、
その事実はあり、ココノミさんの事業価値は大きかったと思います。
本当に良いものを求めておられるバイヤーの方も素晴らしいと
感じておりました。
ココノミさんの事業に関わられたおひとりおひとりにとって
その時間は更なる未来の道筋になることと存じます。
次の展開を楽しみにしております。
心より感謝申し上げます。
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相棒スバルサンバーと共に職人さんを訪ねて旅をしています。
お力添えいただけますと幸いです。