EIJUSOグループが注力している1on1についてご紹介します
こんにちは、EIJUSOグループ代表の永嶋です。
EIJUSOグループでは、1on1ミーティングを積極的に行っています。以前、導入するきっかけとなった職員、池澤さんへのインタビューも社内報noteで行っていますので、こちらもぜひご覧ください。
今回は、そんなEIJUSOグループの1on1ミーティングについて、あらためてご紹介いたします。
トップダウンではなく、ボトムアップで浸透していったのがEIJUSOの1on1です
池澤さんがインタビューでお話してくれたように、EIJUSOグループで1on1をやり始めたのは、彼がご福あげおで職員と一対一で話す時間を設け始めたのがきっかけです。当時の彼は1on1を知っていたわけではなく、結果的にその手法が1on1に近いということで、試行錯誤を経て辿り着いたというのが経緯でした。
その後、彼の経験から他の事業所にも広まっていきます。トップが「1on1をやりましょう」と言うのではなく、ボトムアップでグループ内に広まっていったのが、いかにもEIJUSOグループらしいところだなと思っています。
今年から、経営計画書に1on1の流れを記しました
明確に「こういうものです」と型やルールを作らず、各事業所にやり方を任せてきたため、なかには1on1のやり方を誤ってしまっている主任・リーダーもいました。面談そのものをやったことがない人には、どうすればいいのかわからず、やりづらさを感じていた人もいたことでしょう。
そこで、今年からは経営計画書のコミュニケーションの方針に、面談、1on1の具体的な進め方の例を記載しました。
特に面談する上司側に理解しておいて欲しいのは、1on1は上司が話す場、フィードバックをする場ではないということです。1on1は、あくまでも職員一人ひとりの話を聞く場であり、自発的、自律的な成長を促す場であるということを、目的として記しました。主役は先生や職員たちであり、彼らが話すなかで自分で答えを見つけ出せる時間になっています。
また、時間も明記しました。EIJUSOグループの1on1は15分。最初の10分は一方的に話しを聞き、最後の5分でフィードバックをしましょうという型を作りました。例えば、タイマーで10分を計りながら話をし続けるのは、人によっては難しいと思います。口数が少ない職員だと、時間が余ってしまうということもあるでしょう。それでも「何かありますか?」と聞き続ける姿勢、聞き役に徹して引き出す力が上司に求められるものだと思っています。
面談側が話すのが苦手な場合、何を聞いたらいいのかわからないといったこともあるでしょう。そこで、仕事・会社・自分など、いろいろな話題について10個ずつテーマも用意しました。こちらは皆さんの手帳の中に記載がありますので、参考にしてください。
1on1がなければ、上司と話す時間が1日に10秒しかない人もいるでしょう。そうした人も、月に1度はしっかりと話せることで、組織としてもいい方向につなげられるのではないでしょうか。また、話す場があることで、自らを振り返る機会を作れるのも利点です。どうしても目の前の仕事ばかりに意識が向いてしまい、自分のことを考えるのは、習慣にしていないと難しいものです。1on1が、EIJUSOグループの一員として、また個としてどうなりたいのか、自己実現に寄与できる時間になれば良いなと思っています。
全体研修で1on1のやり方をシェアしたいですね
職員の1on1を行う上司たちも、幹部層と1on1を行っています。「どうしても、つい指導の場になってしまう」「聞き役に徹するのが難しい」といった話も耳にしています。
「なぜ10分間聞いて、フィードバックが5分なのか」「1on1をする上司側がしておくべき心構えは」といった話は、定期的に繰り返すほうがいいでしょう。いつかは全体研修ができたらと思っています。他の方の1on1を聞くことで、「あれ、私のやり方って全然違ってた」という気付きにつながる方もいるかもしれません。
また、話す職員の心理的安全性を高めることが第一ではありますが、仕組み化して1on1での声をシェアし、チーム内でのフォローにつなげられるようになれば、より良いチームを作れるのではないかとも思っています。「こうしたらいいのでは」というアイディアがある方は、ぜひお聞かせください。