ヌーベルバーグ、映画
割引あり
Nouvelle Vague 、
仏語で「新しい波」。
1950年代に始まったフランスの映画運動。
広義と狭義の定義があるそうだ。
何が新しかったかといえば。
『広義においては、 撮影所(映画製作会社)における助監督などの経験なしにデビューした若い監督達による、ロケ撮影中心、同時録音、即興演出、等の(特にフランスでの)作法的な共通性のある、一連の作品、作家をさす』
今でこそ全然めずらしくもなくなったけど、こういう映画の作り方はけっこう衝撃的だったのだ、と思う。
『狭義には、
映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」の主宰者であったアンドレ・バザンの薫陶をうけ、同誌で映画批評家として活躍していた若い作家達――カイエ派、もしくは右岸派――、及びその作品をさす。
ゴダール、トリュフォー、クロード・シャブロル、エリック・ロメール、ジャック・リベット、アレクサンドル・アストリュック、ジャン・ドゥシェ、、ピエール・カスト。
また、モンパルナス界隈で集まっていた、 アラン・レネ、ジャック・ドゥミ、アニエス・ウ゛ァルダ、クリス・マルケル、ジャン・ルーシュ等の、主にドキュメンタリーを出自とする面々のことを、左岸派と呼び、』
一般的にはこの両派を合わせて総称することが多い。
が、実際には、バザンの薫陶はいささか怪しい。。?
右岸派の映画作家たちが、みんなアンドレバザンの薫陶をうけたかどうか?
ここから先は
927字
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?