中小企業診断士実務補習 2~3日目インターバル③ 声を大にして。
【現状分析】
「うちの会社はマンモスだな~。いやアンモナイトか?いずれにせよ、よくこんなんでトップシェアとれてるな?業界がアナログだからかな?」
入社10数年来の疑問は尽きません。いまだ解決していません。当社の強み?ブランド力? 業界全体がレベルが低いから、相対的に上なのかな?
うちの会社にはまだまだ体力がある。ステークホルダーの言うなりになれるだけの体力が。
外部コンサルも雇っている。大手コンサル、月1,2時間2名の面談で10万円。MBA資格ホルダー。不動産系難関資格ホルダー。
私は頭でっかちだけど、彼らはもっと頭でっかちで、保守的。「忌憚のない意見を求める」のに、当たり障りのない意見を言う。物足りない。
当時の「超売れっ子」だった私には、時間が勿体ない。1秒も無駄にはできない。無駄話に付き合ってる暇はなかった。
どの企業にも当てはまる意見ばかり。「何年うちのコンサルしてるの?私が知ってるだけで4年は担当してるよね。まだそんな質問するの?提案はないの?成長しないなあ。毎回、レベルゼロからのスタート。」
月々、私のイライラ度は募るばかり。
新任部長(執行役員)に「私、取締役会の準備があるので欠席しますね。」上司にぶん投げ。
「お前、最近、サボりすぎじゃねえか?」
「もう彼らから学ぶ事は、ほぼありませんので。それより取締役会の資料が間に合わなかったら、誰が責任とるんですか?」
「・・・わかった。俺はこの部署では後輩だから、お前の意見を尊重するよ。でもな、俺だって興味ないし、出たくないんだ。感謝しろよ。」
「だったら、契約解除の稟議書を提出したらいいのでは?」
「大人の事情があるだろ。」
「私は、そんな大人になるつもりはありません。」
トムとジェリーの喧嘩が始まる。
でも、この時間は無駄ではない。コミュニケーション促進、コンセンサス形成、意思疎通を図る重要なプロセスだから。
【中小企業診断士を目指したきっかけ】
会社の実情を知っている私の方が、切れ味抜群。
「あんなぬるいコンサルに10万払うくらいなら、私の給料上げてくれませんか。結果出しますよ。」。毎年、契約更新時期に元上司(スーパー取締役)に噛みついていた。
そうはいっても、大手コンサル、MBA取得者様に対する(外部から来た)経営層の信頼は絶大。(自己否定につながるから?)。
「だったら、うちら中小企業に特化している中小企業診断士の資格をとって見返してやる。」と、数年間チャンスを伺ってました。
そして、今年、コロナ禍で時間的余裕ができたため受験を決意し、無事ストレート合格。これが偽りなきストーリーです。
【実務補習診断書の方向性】
今回、実務補習でコンサルを行います。
我々チーム5人(試験合格者)の意見は、「時代錯誤も甚だしい。まだつぶれてないのが奇跡。後2,3年もつかな?」
補習ポイントのために「自分が腹を立てていた無難なコンサルで済ませる」のか、それとも「クライアント社長の耳に痛い助言を行い、最悪クレームになりかねないコンサルを行い」ポイントを失うのか。
2者択一。でも、やるしかないでしょ。
声を大にして問いたい。「御社は本気で改革をお望みでしょうか?もしそうならば、こちらも本気でサポートしますよ。」