![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45637281/rectangle_large_type_2_364bc620a80d74239898bd9156c17f70.jpeg?width=1200)
中小企業診断士実務補習 4.7日目
最終日5日目を終え、余裕ができたので、振り返ります。
実務補習4日目も9時~20時まで議論。前日23時から5時くらいの間に各自がまとめた資料をもとに議論。深夜に作成したとは思えない資料。次元が違う。
皆さんの資料はコンサルタントが作った分析資料(完成形)。私の資料は「ネット広告業への参入」というテーマもあってか輝かしい未来への手紙(素人。発展途上国)
2日目の議論で「勝ち目がない」と悟った私は、正攻法ではなく、得意分野(信念、直感)で攻めることにした。
1日目のクライアント社長インタビューでの「新規事業を開始・育てたい」という発言に対して、秀才たちの1、2日目の論調は「平均年齢50代の会社が、ネット広告業界に進出なんてありえない。そんな勝算のない提案なんてできない。別の事業を提案しよう」だった。
でも私は違う。「クライアント社長がやりたいっていうんだから、やらせてあげたい。できる方法があるはずだ。(信念)」「ネット広告に転換なんてできないという意見を覆さなければ、報告書はまとまらないと確信した。(直感)」
閑話休題
2日目終了後のインターバル期間中は、「チームス」というズームに掲示板がついているようなツールで連絡を取りあう段取りになった。
続々と情報がリアルタイムでアップされる。内容が高度すぎて理解できない。私は議論に参加できない。意見などいえるはずがない。恐ろしくて。
かといって、その間、私は指をくわえて泣いていたわけではない。私にもズタズタにされたとはいえプライドの欠片が残っていた。
インターバル期間中毎日、会社帰りに本屋に通いつめ徹底的に「ネット広告業界」を調べ上げた。秀才達がネット広告業界には?マークの様子をみて、「この分野なら優位に立てる。一点突破で勝ってやる」との思いから。
「できない理由を探すんじゃなくて、できる方法を探すのがマネージャーの仕事だろうが」(私に言われても、マネージャーに言ってよ)尊敬する元上司の言葉を信じて。
本棚一個分くらいを斜め読みし、これだという本に出会った。「素人でもネット広告業界に参入できるよ」的な内容の本に。2,3日かかった。
インターバル期間終了後、実務補習3日目、「この会社がネット広告業界に進出なんてありえない」という秀才たちの論調に、真っ向から反論した。
「クライアントがやりたいんだっていうんだから、やはりやらせるべきだ。こんな本を見つけました。内容は・・・。」
「・・・それならできそうだ。何とかなりそうな気になった。」秀才たちが気色ばんだ。
「いいね~。君には新規事業(ネット広告代理店業)の担当をお願いするよ」(そんな試験科目はなかったが、私にとっては渡りに船)
秀才達には王道の分野「経営戦略」「組織・人事」「財務会計」などが割り当てられた。私は3日目の23:30~5時に本の内容をコンサル的視点から編集し直して4日目に挑んだ。
そこから4日目の9時~20時議論大会。帰宅後、何とかストーリーを再構成し23時に力尽きた。
最終日5日目に続く。