スイカのプール
こんにちは!8月も下旬に入りましたが、まだまだ暑いですね。今回は夏に涼しくなる絵本を選びました。
概要
スイカのプール
アンニョン・タル 作
斎藤 真理子 訳
この絵本は、巨大なスイカの中をプールとして楽しむ人々の様子を描いた作品です。
人々はスイカのプールで泳いだり、スイカの果肉の上を歩いたりして楽しんでいます。
スイカのプールは、毎年恒例のイベントとして村人に親しまれています。
絵本の中では、スイカを食べるシーンは描かれていませんが、スイカの感触や、プールで遊ぶ楽しさを表現することで、読後にスイカを味わったような気分になれる構成になっています。
また、以下のような特徴的な描写が楽しいです。
スイカの果肉をプールに見立てた斬新な発想
スイカの感触(「しゃく、しゃく」と歩く感じ、「ズブッズブッ」と足が埋まる感覚など)をリアルに表現している点
スイカの種をよけたり、スイカの皮で滑り台を作ったりなど、スイカの特性を生かした描写が見られる点
子どもから大人まで、老若男女がスイカのプールを楽しんでいる様子が描かれている点
おすすめ絵本のおすすめレビュー3選
この絵本の、思わず読みたくなってしまうレビューを3つご紹介します。
1. 「真っ二つに割れた巨大なスイカが登場! 赤い果肉の中に浸ったり、ピチャピチャ歩いたり、固めて何かを作ってみたりと、体全体でスイカを味わいつくせる作品です。確かに巨大なスイカがあったらこのような楽しみ方もできるでしょうね。」(mintjamさん)→ スイカのプールで楽しむ様子を生き生きと描写しており、読者の想像力を刺激する表現です。
2. 「すいかの上なんて歩いたことがないけれども、こんな風に、例えてみれば水をたっぷり含んだみぞれ雪の上を歩く感じで、足を上に載せれば個体から液体になる!この感覚、毎年毎年、私たちは舌で経験しているんですよね。」(汐見台3丁目さん)→ スイカの上を歩く感覚を、誰もが経験したことのある感覚にたとえることで、未体験の世界を鮮やかに想像させてくれます。
3. 「スイカの美味しさとプールの楽しさが入っていて、羨ましそうでした。」 (Amazon カスタマーさん) → スイカのプールという魅力的なテーマを的確に表現しており、読者の心を掴みます。
おすすめポイントと気になるポイント
「スイカのプール」読んでみたいけど、実際どうなの?と気になっている方のために、レビューを元に魅力と気になる点をまとめました。
🍉 おすすめポイント
想像力を刺激するユニークな設定!: なんといっても最大の魅力は、巨大なスイカの中をプールにするという斬新な発想!「スイカ共和国、万歳~!!って感じの本」 というレビューが示すように、ページを開けばたちまちスイカのプールという夢の世界が広がります。
リアルな描写でスイカのプールを疑似体験!: 「真っ二つに割れた巨大なスイカが登場!」、「赤い果肉の中に浸ったり、ピチャピチャ歩いたり」といった表現や、「水をたっぷり含んだみぞれ雪の上を歩く感じ」という表現からは、実際にスイカのプールを体験しているかのような臨場感が伝わってきます。
大人も童心に帰れるノスタルジックな世界観: 「田園風景や老若男女が集う夏に、何だか懐かしさを憶える絵本」 というレビューがあるように、スイカのプールという非日常的な空間でありながら、どこか懐かしさを感じさせるのも魅力の一つです。
🤔 気になる点
韓国の絵本のため、登場人物の名前や文化に違和感を感じるかも?: のレビューでは、登場人物の名前が韓国名そのままカタカナ表記になっている点が指摘されています。
食べ物を題材にしている点が気になる人もいるかも?:のレビューのように、食べ物を粗末にしているように感じてしまう可能性もあります。
ストーリー展開よりもスイカの描写を楽しむ絵本: 文章は少なく、スイカの描写が中心となるため、ストーリー性を求める人には物足りなく感じるかもしれません。
✨ まとめ
「スイカのプール」は、想像力を刺激するストーリーと、まるで本物のスイカに飛び込んだような感覚を味わえる絵本です。夏の暑さを忘れさせてくれる爽快感と、どこか懐かしさを感じさせるノスタルジックな世界観を楽しみたい方におすすめです。