教えるときに必要なもの。
人に何か教えているとき、斜めの方向から回答をもらうときがあります。
自分が予期していなかった回答や質問。
そういうものがやってきたとき、アリだと思ったら、「それもアリだね」と素直に言うようにしています。
ぼく自身、人から何かを習っているとき、斜めの方向にある回答や質問をしてしまうことがあります。
これは「習う現場」であれば、当たり前に起きることなのですが、このときにすぐに拒絶や否定をする人もいます。
これは教え方の違いでもあるので、この人には自分のやり方があるのです。
ぼくも教える立場でなく、しかも時間がないときなどは、すぐに否定するときもあります。
ただ、人が教えている現場で、こういう現場を何度か目撃して、自分の教え方との違いに気がついたのです。
それで「この違いはどこからくるのだろう」と考えてみました。
ぼくが教えているのは、表面的に見れば「デザイン」「写真」「ビジネス」「交渉術」「コミュニケーション術」などです。
しかし、内奥まで考えてみると「応用力」を教えているのです。
高いスキルを習ったとしても、応用力がなければ、他の仕事に活かすことはできないです。
もっと言えば、教えた内容が仕事に活きることも大切ですが、日常の時間の方が、包括的な人間生活として多くなります。
だから、デザインを教えていても、仕事で活きて、最終的には自分の人生を拓いていくために活かされる内容を教えています。
そうすると、時間はかかっても、どこに行っても通用する人材が育つのです。
ここには教える側の根気と、相手を受け入れる器が必要になります。
人を育てる経験をすればするほど、ぼくはこの重要性を学んでいきました。
活かす応用力は、雑談の中に隠れているものです。
仕事雑談、これを教えるときに盛り込みます。
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