「罪の炎」(『ノートルダムの鐘』)ラテン語和訳&品詞分解
Confiteor Deo Omnipotenti
Beatae Mariae semper Virgini
Beato Michaeli archangelo
Sanctis apostolis omnibus sanctis
全能なる神に告白します
幸いなる終生処女マリアに
幸いなる大天使ミカエルに
聖使徒 諸聖人に
confiteor [動] 告白する confiteor の直説法能相現在一人称単数
Deo [名] 神 Deus の単数与格
omnipotenti [形] 全能なる omnipotens の男性単数与格
beatae [形] 幸いなる beatus の女性単数与格
Mariae [名] マリア Maria の単数与格
semper [副] 常に
virgini [名] 処女 virgo の単数与格
beato [形] 幸いなる beatus の男性単数与格
Michaeli [名] ミカエル Michael の単数与格
archangelo [名] 大天使 archangelus の単数与格
sanctis [形] 聖なる sanctus の複数男性与格
apostolis [名] 使徒 apostolus の複数与格
omnibus [形] 全ての omnis の複数男性与格
sanctis [名] 聖人 sanctus の複数男性与格
ああ マリア様
貴方の清らかな
お導きのもとで
Et tibi Pater
神父よ および貴方に
et [接] および
tibi [代] 汝 tu の単数与格
Pater [名] 神父 Pater の単数呼格
今日まで私は
正しく美しく
ああ それなのに何故心が
Quia peccavi nimis
(私が告白しますのは)大いに罪を犯したからです
quia [接] 何故なら
peccavi [動] 罪を犯す pecco の直説法能相完了第一人称単数
nimis [副] 大いに
ああ マリア様
乱れるのでしょう
彼女を見ただけで
Cogitatione
思いと
cogitatione [名] 思い cogitatio の単数奪格
彼女を求め
この身は燃え上がる
気も狂わんばかりに
Verbo et opere
言葉と行いによって(罪を犯したからです)
verbo [名] 言葉 verbum の単数奪格
opere [名] 行い opus の単数奪格
地獄の炎がこの身を焼く
罪の炎がこの身を焦がす
悪いのは
* Mea culpa
我が罪
mea [所] 我が meus の女性単数主格
culpa [名] 罪 culpa の単数主格
私なのか
*
いや ジプシーは私を虜に
** Mea maxima culpa
我が最大の罪
maxima [形] 大きい magnus の最上級女性単数主格
悪いのは
*
私ではない
*
あの悪魔は私より強いのだ
**
ああ マリア様
お守り下さい
もしそれができないのならば
あのエスメラルダを私に与えて
私一人のものに
地獄の炎がお前を焼くぞ
もしも私を求めぬならば
*** Κύριε ἐλέησον (Kyrie eleison)
主よ 憐れみたまえ
κύριε [名] 主 κύριος の単数呼格
ἐλέησον [動] 憐れむ ἐλεέω の命令法法能相アオリスト二人称単数
神よ 許したまえ
***
彼女は私のもの
***
それが嫌ならば
炎の中に