【休職日記】レゴランド 2025/1/14

お祝いに閑散とした遊園地
「シールお渡しして良いですか?」

 レゴランドに行ってきた。
 開園当時、散々高い高いと叩かれてきたところ。すかすかだとバカにされていたところ。大誤算と言われていたところ。

 結論、思っていたより良かった。「思っていたより」ってなんだよ。でもそうなのだ。開園当初のディズニー並みの価格なら、「がっかり」だった。今日がオフピーク価格の4,800円で、かつ園内すかすかでほとんど待ち時間なしだったから良かったと言える。これで20分待ち以上がほとんどだったら不満が募っていた可能性も高い。

 ここ、アトラクションがとにかくしょぼい。規模感が小さくて、真新しさを感じない。一昔前のデパートの屋上のよう。あるいは移動式遊園地とか。世代的にどっちもほとんど知らないけど。
 ともかくディズニーやユニバのような、圧倒的なテーマパーク感、というのは薄い。レゴという統一性はあるんだけど、レゴを使わないといけないのが足を引っ張っているような感じすらある。
 特に感じたのは『ミニランド』。何ヶ所かにスイッチが設置されていて、それを押すと展示の中で反応がある。あるのだけど、その反応がしょぼい。レゴで作ってある造形物の中にモーターなどなどを仕込んで動かしているようだ。それ自体はおもしろいのに、見た目がすごく地味。「ぎー」とモーター音を鳴らして、「きゅるきゅるきゅる」とレゴ同士を擦り合わせながら動く。
 要はジオラマをレゴで作ったということで、それ以上にはならない。


 ただ、あそこはあれで良いんだとは思う。
だってレゴって知育玩具なんだもん。子どもを夢に誘うディズニー、大人も想像の世界に巻き込むユニバ。それに対して知育玩具が基にあるレゴランド。そりゃあやるべきことが違う。
 とにかく没入させて激しく動かして感情を揺さぶることじゃない。子どもに小さな発見をもたらすこと。なにか考えさせることが役割だ。たぶん。
 そこまで理解して、人力要素の多いアトラクションに行けば楽しめる。あと人。あそこの従業員(レゴランドの場合なんと呼んでいるのか知らない)は、かなり声をかけてくれる。同行者が誕生日で、「バースデー・パッケージ」を購入していたからかもしれないけど。すごい話しかけてくれるし、がんがんシールをくれる。

 「レゴとして頑張ってるけど、大人が楽しむのに必要な適性や努力はディズニーより多い」というのが、私の感想。超目玉コンテンツ、と言われると荷が重い。でも知育玩具のテーマパークとして行けば相応に楽しい。レゴ本体とレゴアニメが大好きな人、盛大に誕生日を祝われたい人にはとってもおすすめ。
 テーマパークはアトラクションで受動的に楽しむだけじゃないんだよ、というのは声を大にして言いたい。

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