マガジンのカバー画像

37.4°-世界は物語で出来ている【since2024】

28
プロアマライターたちの記事まとめ【Amazonベストセラー1位獲得作家監修】
運営しているクリエイター

記事一覧

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』感想 ちゃんとガッカリする映画

 期待していた映画ではなかった。前作『ジョーカー』はある意味痛快だった。社会の底辺で踏み…

9.11『虫の知らせ』ー残された大きな丸い穴と金属臭

 今から23年前の9月11日朝、アメリカで4機の旅客機がハイジャックされ、日本人24人を含む2,97…

石馬 とーこ
2か月前
6

初音ミクに会ってきた-仮想現実がもたらす夢の出会い

「握手いいですか」そう言って両手を差し出すと、初音ミクは笑顔を向けて手を握ってくれた。仮…

ぶいあるお
3か月前
23

映画『首』を観て。

 北野武監督(以下監督)は自身でも言うように、芸人としては「裸の王様に裸と言い続けて」き…

KK
3か月前
8

映画『首』感想 明智光秀はなぜ織田信長に従っているのか

 冒頭、清流が流れる小川に、首なし死体が横たわっている。鮮やかな赤色に染まった首の切り口…

仮想現実の写真家-現実と仮想現実をつなげる写真展

2016年はVR元年と言われ、以降、多くの人がVRゴーグルを使って仮想現実に足を踏み入れた。あれ…

ぶいあるお
4か月前
17

映画『あんのこと』感想 この映画は彼女の墓標だ

 この映画で一番印象に残っているのは、多々羅と桐野と杏の3人がラーメン屋で食事をするシーンだ。3人の雰囲気が本当に良い具合に楽しそうなのだ。いやいや、本当に微笑ましいのだ。特に、河合優実が演じる杏の自然な、平熱の笑顔が説得力を与えてくれる。そして、「笑顔で食卓を囲む」ことがかけがえのないものだと、今は思える。  本作品は実際の出来事を元に映画化。監督・脚本は『SR サイタマノラッパー』の入江悠。主人公の香川杏を河合優実、刑事の多々羅を佐藤二朗、記者の桐野を稲垣吾郎が演じる。

「進路は自分で選ぶ!」            ーベトナム語という選択から

 進路はどの様に選ぶべきか。誰でも悩む問いである。皆さんが今後、学校や仕事を選ぶのであれ…

KK
5か月前
14

映画『関心領域』感想 ~ラストのジャンプと嗚咽の意味

 「私たちは今、あまりに多くの罪なき人を巻き込む紛争に至った占領によって、ユダヤ人として…

36

過去2回の薬物逮捕、度重なる解雇。それでも僕は諦めない【後半】

※この記事は薬物乱用の危険性を理解・周知していただくために書いたものです。違法薬物の所持…

石馬 とーこ
6か月前
12

中田たかしの非連続な成長曲線 ーベンチャー企業編ー

従業員100人のベンチャー企業へ HPを退職すると決めた中田さんは就職活動を始める。 候補とし…

林深雪
6か月前
6

赤道直下の太陽をいつか見てみたい理由。

 思い出を振り返って、月日が経っても色褪せないのは結局「人の優しさ」なんだとしみじみ思う…

ニッタノリコ
7か月前
14

映画『終わらない週末』感想 ~世界は「喋ってみたら意外といい奴だった」で出来てい…

Netflixオリジナルの「終末」サスペンス  Netflixオリジナル映画の本作は、全米でベストセラ…

現実を超えたサンリオピューロランド、SANRIO Virtual Festival

目の前でサンリオのキャラクターが空を飛び、巨大化し、ビームを放つ。 そんな超常のエンターテイメントを体験できるイベントがある。サンリオが主催するSANRIO Virtual Festivalだ。VRChatという仮想現実のなかに作られた、もう1つのサンリオピューロランドで開催される。2021年から始まったイベントは、今年で3回目を迎え、2月19日から1ヶ月にわたって行われた。 SANRIO Virtual Festivalには、VRゴーグルを使って仮想現実のサンリオピュー