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僕のQ活記録            ~2本のシネレンズが加わる 前編~

この春から僕の手元にきてくれたPENTAX Q10。とにかくQで撮ることが楽しくて、週末に散歩で外に出るときは必ず持ち出している。そのあたりのことは以前ご紹介させていただいた。

その中で「このあと、実はQ10用にオールドレンズも買ってしまった!」
と言っていたものが、これからご紹介するCine Yashinon 13mm F1.4Cine Zuiko 6.5mm F1.8 の2本。どちらも8mmフィルムカメラなどに使用されていたDマウントのシネレンズだ。

このレンズ、コンパクトなBodyなので小さなQにはとっても似合う。それにこの組み合わせで撮った写真は、シネレンズの個性も出てステキなんだな。お陰様でQを連れてのご近所散歩での写真撮影も充実している(自己満足ですが(-_-;))。

そこで、今回まずCine Yashinon 13mm F1.4で撮った写真をご紹介したい。

Cine Yashinon 13mm F1.4というレンズ

手にすると思ったよりずっしりとくる重い。
そして金属ならではのエイジングが見られる鏡筒のカッコよさ、見て触って楽しめるレンズ。

株式会社ヤシカにより昭和30年代に生産されたレンズ。だから生誕60年くらいになる。それは自分と同い年くらいでもあり、これだけでも愛着が湧くんだな笑

左からQ標準ズームの02 STANDARD ZOOM、Cine Zuiko 6.5mm F1.8、Cine Yashinon 13mm F1.4

焦点距離13mm、35ミリフィルムカメラ換算で約60mm(Q10装着だと約65mm)。Dマウントでは標準レンズとなりF値1.4と明るい。このレンズ、強烈なクセの持ち主と評されている。

開放付近で強烈な個性発揮

開放での見事な背景グルグルボケ!

強烈なクセ、それはピントがあった部分を中心に背景がとにかくクルクルよく回ること笑

このクセはどうもDマウント共通のものらしいが、中でもこのCine Yashinonのクセは強烈だとされているようだ。

でも、僕はあまり気になってはいない。だって、そのクセは開放付近でよく見られるだけで、絞っていくことで目立たなくなる。だからこれもこのレンズの個性として受け入れ楽しんでいる。

f2.0でもクルクルが来るくる笑。
でもこの程度だから、このレンズだからこそ味わえる効果の一つとして楽しんでいる。
十分な光を得ることでとても鮮やかに写し撮ってくれる。
絞っていくとクルクルは感じなくなり、綺麗なボケに。

カスタムイメージとの相性もよろし

カスタムイメージ「リバーサルフィルム」で撮影。
日陰ではほんのり渋みを効かせたような落ち着いた発色となる。
この実の色合いと背景部分の滲み具合がとても気にいっている。
カスタムイメージ「Auto110」で撮影。
ハイキーな色合いがシネレンズの味と相まってどこか懐かしい雰囲気を強めている。
僕の路地歩きでは欠かせない組み合わせ。
「ほのか」をベースに少しローキーに調整。
この調整効果とシネレンズでの撮影も欠かせないものになった。
今年はシネレンズを使ってたくさん紫陽花を撮った。このローキーな色味、ステキ。
梅雨空の日の夕方、あたりはだいぶ暗くなってきたけれど明るいレンズだからしっかり写ってくれる。少し渋めの濃い色、何だかフィルムのコダクローム64(KR)で撮影したよう。
これも夕方、お気に入りのカスタムイメージ「銀残し」で撮影。
絞り2.8のボケ効果とシネレンズの味が相まった空気感がいい。

後編ではCine Zuiko 6.5mm F1.8で撮った写真を紹介させていただく。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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